【展示】キュレトリアル・スタディズ10 写真の〈原点〉再考―ヘンリー・F・トルボット『自然の鉛筆』から-2016年1月27日(水)〜3月21日(月・祝)-@京都国立近代美術館

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世界最初の写真集、トルボット『自然の鉛筆』待望の完全日本語版の刊行に際して、京都国立近代美術館にて 写真術の発明者のひとり、ウィリアム・ヘンリー・フォックス・トルボットが著した『自然の鉛筆』(1844~1846年)の展示を開催しております。会期中の3月5日(土)には、マイケル・グレイさん(元フォックス・トルボット・ミュージアム館長) 畠山直哉さん(写真家) 青山 勝さん(本展共同企画者、『自然の鉛筆』訳者)によるシンポジウムも開催。

ぜひ、足をお運び下さいませ。

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私たちの身の回りには写真イメージがあふれています。近年の光学技術の進化を経て、デジタルカメラやスマートフォン、さらにSNSといった撮影と画像共有が容易かつ瞬時にできるツールの急速な普及は、私たちの日々の経験と写真との関係をよりいっそう深く結びつけるようになっています。 19世紀にイギリスで発表された世界最初の写真集、ヘンリー・F・トルボット著『自然の鉛筆』(1844-46)は、当時まだ産声をあげたばかりの化学・光学技術としての写真術を世に紹介し、写真史の幕開けを告げる存在として知られています。その一方で、原点であるがゆえに、現在までの「歩んでこなかった」、また別の写真のさまざまな物語の可能性を内包しているとも言えるでしょう。 第10回となる今回のキュレトリアル・スタディズは、この本から導かれるキーワードにもとづき当館の所蔵作品から選んだ作品と、さらに「写真とは何か」という問題を根源的に問い続け創作活動を行う写真家・畠山直哉(1958-)の作品を対置させることで、近代以降の写真にまつわる問題を再検証する試みです。 
(京都国立近代美術館リリースより)
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キュレトリアル・スタディズ10 写真の〈原点〉再考―ヘンリー・F・トルボット『自然の鉛筆』から


概要

日程:2016年1月27日 (水)  〜 3月21日 (月・祝)   ※月曜休館。ただし、3月21日(月・祝)は開館
時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場:京都国立近代美術館 4Fコレクション・ギャラリー内
入場料:高校生、18歳未満、65歳以上は無料。
一般(個人)430円、(団体)220円。
大学生(個人)130円、(団体)70円 ※団体は20名以上


関連イベント


シンポジウム「写真の複数の〈原点〉―複写・複製・写し」

日時:2016年3月5日(土) 午後2時~4時 
会場:京都国立近代美術館講堂 
登壇:マイケル・グレイ(元フォックス・トルボット・ミュージアム館長) 、畠山直哉(写真家)、 青山 勝(本展共同企画者、『自然の鉛筆』訳者 
司会進行:佐藤守弘(京都精華大学教授) 
協力:科学研究費(基盤研究A)「現代美術の保存と修復」
定員:先着100席 
参加費:聴講無料。当日午後1時から1階インフォメーションにて整理券を配布します。
※逐次通訳付
※詳細は以下URLをご覧ください。