浅田政志、パリの個展始まる

浅田政志のパリでの個展が、18 日までマレ地区にある HOTEL DE SAUROY で開かれている(58 RUE CHARLOT 75003 pARIS)。

今回の展示はほんの偶然から始まった。昨年の春、ここAKAAKAのギャラリースペースの杮落としに浅田政志展を開いていたところ、たまたま通りかかったフランス人アーティスト、Sylvia Schildge(シルヴィア・シルジュ)が作品を大変気に入って、1点購入していただいた。パリに戻った彼女から手紙が来て、ぜひMasashiの展示をパリでやりたい、知人のスペースでどうかと話が進んだのだ。慣れない海外での展示のため、やりとりやら輸送やら手間取ってしまうことも多かったが、展示の反響は非常に大きく、オープニングもサイン会もにぎやかに盛り上がり、初めてヨーロッパの土を踏んだ浅田くんにもたらされたものも大きかったようだ。

 

こちらが展示風景。歴史ある建物の空間のなかに、浅田家が映えている。シンプルな展示のせいか、意外にもよく似合っていてあたたかい。家のような空間のなかで見る浅田家というのもやはりいい。

オープニングにはシルヴィアさんが50本のワインを用意してくださったようで、それがたちまち空いてしまったというのもパリらしく、送った本もすでにほぼ売れてしまった。浅田くんがいろんな美術館を

見てまわったというのもうれしいことだ。

 

さてここから。今回はある偶然がもたらした必然だったかもしれないが、つづけていくことが大切でもある。一足飛びにはいかないが、パリフォトなどを意識してみたい。

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