アサヒカメラ11月号に澁谷征司の「DANCE」が掲載されました。
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澁谷征司 DANCE
輪郭の定まらないゾウ、不思議なうねりを見せる草原。記憶の断片が何層にも積み重なるようなこのシリーズは、澁谷さんが写真家として出発してから現在まで、15年の間に撮った写真から構成したものだ。本人すら忘れていたような写真を新たに引っ張りだし、ごく最近撮ったものとぶつけあうことで、時間も場所も超えた新しい像が立ち上がった。
「撮影のとき、大事にしているのは被写体の正面を探すこと」
澁谷さんがいう「正面」とは、物事の本質が姿を現して、パッと華やぐ瞬間のこと。そこでは、形や色が溶け出し、世界の混沌が克明に写しだされる。そこに、「写真で世界を見る」という希望とユーモアを感じているという。
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写真集「DANCE」11月末発売予定
澁谷征司写真展「DANCE」
11月19日〜12月20日 AKAAKA Gallery