「ルワンダ ジェノサイドから生まれて」アーティスト・トーク終了

昨晩開かれた「ルワンダ ジェノサイドから生まれて」アーティスト・トーク。
作家、ジョナサン・トーゴヴニクさんの貴重なレクチャーに、たくさんの方々が集まってくださいました。

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時に耳を塞ぎたくなるような残酷な事実も、誠実に伝えようとするジョナサン。
会場全体が感化され、熱くなって行くのを感じました。
ジョナサンの言葉、ひとつひとつを零すことなく丁寧に訳す竹内さん。
お二人の、伝えたいという想いの深さを知ります。


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会場に入り切れず、外から耳を傾ける方も。

「ショックを与えたいのでは無い。知って欲しい。
そして性的暴行はルワンダだけの、アフリカだけの問題では無く
今も、東京でも起こっているということに目を向けて欲しい。」

わたしたちは、この世の中は平和であって当然だと思っている。
隣人が何をする人かすら知らない。小さな不満や不安に憤り、人を傷つける。

たった一枚の写真が、一冊の本が、そんな無知で弱い我々を突き動かした。
レクチャー終了後の白熱した質疑応答に、その力の流れを肌で感じ取り
きっとまたこの場にも、発信、してくれる人がいるに違いないと、希望を得ました。

ジョナサン・トーゴヴニクさん
竹内万里子さん
この本を、必要、だと感じてくださる全ての方々に感謝します。

(やまだ)


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来週は、「ルワンダ ジェノサイドから生まれて」の制作に深く関わる三名が語ります。
是非...!

 トーク「『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』をめぐって」

日 時

12月5日(日)15:00-17:00

出席者

町口景(グラフィック・デザイナー)、竹内万里子(批評家、京都造形芸術大学准教授)
姫野希美(赤々舎代表)

会 場

スペースAKAAKA(赤々舎)

入場無料、事前予約不要