今日はお昼を七福で食べて、満足した。
ここの白いのれんが、風の強い日にあおられてめくれてかかっているのに、つい目がとまる。ほんの5分も歩かない近さなのに、なかなか食べには出られない。
行けた日には、ちがうメニューにしようと思うのに、スペシャルかサービスにしてしまう。頼んだあとで、日替わりのポテトコロッケのほうががよかったななんて、今日も思った。
旺盛な食欲をぶつけられて、常に淡々としている店はいい。
いまニューヨークにいる写真家のひとと、ここにも一緒に行ってみたい。
男ばかりの店内で、ふたりで声高に話したりしたい。
年末にもらった、走り書きの手紙の一節を、私はよく読み返す。
「私も写真をやりながら それよりも もっともっと どうやって よく生きていこうと考えているのですが、、、」
春になったら、花春という酒を送ってみたい。