乳がんによる乳房再建手術に臨んだ19名の女性を、荒木経惟が撮影した『いのちの乳房』。
小社にこの本を直接ご注文された看護師の方から、以下のような言葉をいただきました。
悩む患者さんと接する医療の現場で、この本を生かしていただくことができればとても有り難いことです。
(引用をお許しいただき、ありがとうございました)
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4月1日に商品を受け取りました。
乳がん患者さんと関わることの多い医療者(看護師)として、この本を注文させていただきました。
手術前はがんになったことからの衝撃で、治すことだけにしか関心が向かない患者さんが多く、
乳房を失って、再びショックを受けられます。
この本の中の患者さんたちの笑顔に涙が出ました。
どれだけの時間苦しんできて、この笑顔に至ったか・・・
私の患者さんの中にも乳房を失ったことで、自分の価値を見失った方がいましたが、
再建をすることで、本当の笑顔を取り戻し、生き生きとよみがえった方がいます。
患者さんが自分らしく生きるということは、ただ単にがんが治ればいい・・・ということではないことを
患者さんたちは教えてくれました。
私たち医療者は患者さんの未来を想像し、
告知の段階から、もっと冷静に(難しいことですが・・・)なれるように援助していくことが大切だと痛感します。
この本を、患者さんの一道しるべとして、活用させていただきたいといます。