今日は写真の心得のある方々に協力してもらいたいことがあり、
姫野さんにお願いしてこの文章を掲載してもらいました。
ぼくは縁があってゴールデンウィークくらいから、宮城県の山元町というところで被災した写真の洗浄複写プロジェクトに関わっています。
津波から三ヶ月が経ち、海の水にずぶ濡れになった写真たちの表面にはバクテリアが繁殖し、ゼラチン層を食べちゃうためにその絵がどんどん消えていってしまっています。
その写真たちが消えてしまう前に、少しでも劣化の速度を落とすために活動している人たちがいます。
この地震と津波による被害はあまりにも酷すぎて、戻るものがほとんど無いんだそうです。
そんな中、写真の一枚でも戻ると嬉しいんだという話を聞きました。
ぼくが勉強してきた写真の技術が役に立つならと思い、それ以来一緒に活動させてもらっています。
津波にのまれ、その後町の中で集められた写真は少なく見積もって20万枚あります。
ぼくらが扱っている写真はみんな誰かの思い出で、そこに写る人は赤ん坊からじいさまばあさままでいろんな人たちがいます。その写真を洗浄しながら、この人はいまも生きているんだろうか、とか子供の入学式の写真を見て無事だといいなあ、とかいろんなことを思います。
持ち主のところに戻るといいなあと、心の底から思います。
洗浄した写真は複写して、データベース化し、持ち主を捜すために使われます。
そのための洗浄複写会が、7月中旬まで毎週末に開催されています。
その洗浄複写会に参加してもらえないでしょうか?
基本的に現地集合、現地解散で、地元の温泉宿に協力をしてもらって一泊二食と二日目のお弁当代込みで6500円で泊まれます。
詳しくはこちらを見てみてください。
http://jsis-bjk.cocolog-nifty.com/
写真の技術がなくても、洗浄作業は丁寧にやってもらえれば誰にでもできます。
ぜひともみなさんの力を貸して下さい!!!