弊社からは『SMOKE LINE』、『Storm Last Night』、『近づく』をお出ししている津田直さんが個展を開催します。
関東、関西の二会場になりますが、お近くへお越しの際にはぜひお立ち寄りください。
『REBORN "Tulkus' Mountain (Scene 1)"』
ファインダーを通して古代より綿々とつづく人と自然との関わりを翻訳しつづけている写真家・津田直。
2008年資生堂ギャラリーにて開催された個展 『SMOKE LINE』 では芸術選奨文部科学大臣新人賞(美術部門)を受賞した。
世界を旅し、風景や場所、人と出会い、それらを被写体とするが、
それは「写真という装置」を駆使し、「時空を超えたイメージ」、あるいは「イメージの起源」を獲得する作業と言える。
その津田が近年フィールドワークを繰り返しているのは仏教圏である。
今回の個展では二度に渡り訪れているヒマラヤの王国・ブータンにて
撮影された、下垂するサルオガセや仏塔、濃霧に佇む立ち木、深奥に暮らす僧侶のポートレイト作品などを展示。
作家曰く、新作の完成までには数年を要するとしており、今秋は第一章「トゥルクの山」としての発表となる。
(トゥルクとは、輪廻転生を信じるチベット仏教圏において、化身を意味することば。つまり転生僧をさす。)
時代が益々近代社会の波に呑み込まれつつある今日、あえて旅に
カメラとフイルムという至って簡素な装備とアナログな手法を軸として、フィールドへ挑む津田。
その先に浮かび上がる風景は我々にいかなる視線を投げかけているのでしょうか。
会場へ足を運んで頂き、ご高覧頂けますと幸いです。
津田直 『REBORN "Tulkus' Mountain (Scene 1)"』
Reception for the Artist: 10月29日(土) 18:00~20:00
住所:東京都江東区清澄1-3-2-6F
Tel: 03-5620-0555
URL: http://www.hiromiyoshii.com
--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
『漕 -そでの中の話-』
本展は、写真家・津田直が奥琵琶湖を舞台に制作した作品シリーズ「漕(Kogi)」の集大成とも言える個展となります。
「漕」は2005年晩夏、大阪の堺にある日本家屋(主水書房)にて個展として発表されて以来、
多くの観客を魅了し、その後各地にて声援を受け、
これまでにニューヨーク、パリ、東京、マイアミ、秋田、フランクフルトなど各都市にて展覧会を重ね、
作品の主題でもある一艘の舟の漕ぎだしのように時を歩んできました。
そして2011年、秋季の訪れと共に作家によって漕ぎだされた舟は再び近江の地へと帰ってきます。
過去の記憶や名を持たない確かな存在を現在に呼び戻し、我々に風景たちのまだ見ぬ先へと誘う津田の表現、
その「生」を込める行為が空間に時間の層となって立ち現れることでしょう。
会場には写真作品をはじめ、写真を和紙に印刷し制作された掛軸、
写真を近江雁皮紙で包み発表された作品などが展示され、作家の風景論を展開いたします。
ぜひ、足をお運びいただき、佇む「移ろいの在処(ありか)」を探っていただければ幸いです。
また、会期中には津田と親交の篤い華道家・片桐功敦(主水書房主宰)
を迎えて室礼(しつらい)、対談なども開催いたします。作品と共に片桐
の生花が湖面に新たな揺らぎを映しだすことでしょう。
尚、本展を機に写真家・津田直と近江学研究所は互いに協力し合い、
近江の地域文化における更なるフィールドワークを将来へ向けて展開
することを宣言します。それは新たな「旅」の始まりを意味しています。
どうぞご期待下さい。
ギャラリーアートサイト/招聘作家の展覧会
津田直『漕 -そでの中の話-』
時間:12:00~18:00 ※19日のみ19:00まで
滋賀県大津市仰木の里東4-3-1
Tel:077-574-2111
URL:http://www.seian.ac.jp/gallery
========
関連企画
《 室礼「美夜姿(みよし)」津田直、片桐功敦 》
11月18日(金)~11月20日(日)
《 対談「やがて、図は景となる」津田直×片桐功敦 》
11月19日(土)16:00~18:00
会場=本学内 聚英ホール 定員=150名(事前申込要、先着順)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
申し込み先=e-mail/renkei@seian.ac.jp Fax/077-574-3595
[津田直対談参加]と表記の上、氏名・住所・電話番号をお送り下さい。
*申し込みは対談のみ必要となります。
対談終了後、作家とともに展示会場に移動し、一夜限りの灯りで作品を鑑賞します。
(19日のみ19:00まで開館時間を延長。対談に参加できなかった方も自由に
ご鑑賞いただけます)鑑賞終了後、19:00よりカフェテリア「結」にて、
懇親会を予定しております。参加自由。
片桐功敦(かたぎりあつのぶ)
1973年大阪生まれ。華道家、主水書房主宰。
1998年大阪府堺市のいけばな流派、花道みささぎ流家元を襲名し現在に至る。
片桐のいけばなのスタイルは伝統から現代美術的なアプローチまで幅広く、
異分野の作家とのコラボラーションも多数。
http://www.atsunobukatagiri.com
--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
津田直(つだなお)
1976年神戸生まれ。ファインダーを通して古代より綿々とつづく人と自然との
関わりを翻訳しつづけている写真家。2001年より国内外で多数の展覧会を中心に活動。
2010年、芸術選奨文部科学大臣新人賞(美術部門)受賞。
作品集に『漕』(主水書房)、『SMOKE LINE』(赤々舎)、『近づく』(AKAAKA+hiromiyoshii)、
『Storm Last Night』(赤々舎)等。
http://www.tsudanao.com
関東、関西の二会場になりますが、お近くへお越しの際にはぜひお立ち寄りください。
『REBORN "Tulkus' Mountain (Scene 1)"』
ファインダーを通して古代より綿々とつづく人と自然との関わりを翻訳しつづけている写真家・津田直。
2008年資生堂ギャラリーにて開催された個展 『SMOKE LINE』 では芸術選奨文部科学大臣新人賞(美術部門)を受賞した。
世界を旅し、風景や場所、人と出会い、それらを被写体とするが、
それは「写真という装置」を駆使し、「時空を超えたイメージ」、あるいは「イメージの起源」を獲得する作業と言える。
その津田が近年フィールドワークを繰り返しているのは仏教圏である。
今回の個展では二度に渡り訪れているヒマラヤの王国・ブータンにて
撮影された、下垂するサルオガセや仏塔、濃霧に佇む立ち木、深奥に暮らす僧侶のポートレイト作品などを展示。
作家曰く、新作の完成までには数年を要するとしており、今秋は第一章「トゥルクの山」としての発表となる。
(トゥルクとは、輪廻転生を信じるチベット仏教圏において、化身を意味することば。つまり転生僧をさす。)
時代が益々近代社会の波に呑み込まれつつある今日、あえて旅に
カメラとフイルムという至って簡素な装備とアナログな手法を軸として、フィールドへ挑む津田。
その先に浮かび上がる風景は我々にいかなる視線を投げかけているのでしょうか。
会場へ足を運んで頂き、ご高覧頂けますと幸いです。
津田直 『REBORN "Tulkus' Mountain (Scene 1)"』
日時
2011年10月29日(土) - 11月26日(土) 12:00~19:00 日月祝休廊Reception for the Artist: 10月29日(土) 18:00~20:00
会場
hiromiyoshii住所:東京都江東区清澄1-3-2-6F
Tel: 03-5620-0555
URL: http://www.hiromiyoshii.com
--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
『漕 -そでの中の話-』
本展は、写真家・津田直が奥琵琶湖を舞台に制作した作品シリーズ「漕(Kogi)」の集大成とも言える個展となります。
「漕」は2005年晩夏、大阪の堺にある日本家屋(主水書房)にて個展として発表されて以来、
多くの観客を魅了し、その後各地にて声援を受け、
これまでにニューヨーク、パリ、東京、マイアミ、秋田、フランクフルトなど各都市にて展覧会を重ね、
作品の主題でもある一艘の舟の漕ぎだしのように時を歩んできました。
そして2011年、秋季の訪れと共に作家によって漕ぎだされた舟は再び近江の地へと帰ってきます。
過去の記憶や名を持たない確かな存在を現在に呼び戻し、我々に風景たちのまだ見ぬ先へと誘う津田の表現、
その「生」を込める行為が空間に時間の層となって立ち現れることでしょう。
会場には写真作品をはじめ、写真を和紙に印刷し制作された掛軸、
写真を近江雁皮紙で包み発表された作品などが展示され、作家の風景論を展開いたします。
ぜひ、足をお運びいただき、佇む「移ろいの在処(ありか)」を探っていただければ幸いです。
また、会期中には津田と親交の篤い華道家・片桐功敦(主水書房主宰)
を迎えて室礼(しつらい)、対談なども開催いたします。作品と共に片桐
の生花が湖面に新たな揺らぎを映しだすことでしょう。
尚、本展を機に写真家・津田直と近江学研究所は互いに協力し合い、
近江の地域文化における更なるフィールドワークを将来へ向けて展開
することを宣言します。それは新たな「旅」の始まりを意味しています。
どうぞご期待下さい。
ギャラリーアートサイト/招聘作家の展覧会
津田直『漕 -そでの中の話-』
日時
2011年11月11日(金)~11月27日(日) 11月15、16日休館時間:12:00~18:00 ※19日のみ19:00まで
会場
成安造形大学【キャンパスが美術館】内、ギャラリーアートサイト滋賀県大津市仰木の里東4-3-1
Tel:077-574-2111
URL:http://www.seian.ac.jp/gallery
========
関連企画
《 室礼「美夜姿(みよし)」津田直、片桐功敦 》
11月18日(金)~11月20日(日)
《 対談「やがて、図は景となる」津田直×片桐功敦 》
11月19日(土)16:00~18:00
会場=本学内 聚英ホール 定員=150名(事前申込要、先着順)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
申し込み先=e-mail/renkei@seian.ac.jp Fax/077-574-3595
[津田直対談参加]と表記の上、氏名・住所・電話番号をお送り下さい。
*申し込みは対談のみ必要となります。
対談終了後、作家とともに展示会場に移動し、一夜限りの灯りで作品を鑑賞します。
(19日のみ19:00まで開館時間を延長。対談に参加できなかった方も自由に
ご鑑賞いただけます)鑑賞終了後、19:00よりカフェテリア「結」にて、
懇親会を予定しております。参加自由。
片桐功敦(かたぎりあつのぶ)
1973年大阪生まれ。華道家、主水書房主宰。
1998年大阪府堺市のいけばな流派、花道みささぎ流家元を襲名し現在に至る。
片桐のいけばなのスタイルは伝統から現代美術的なアプローチまで幅広く、
異分野の作家とのコラボラーションも多数。
http://www.atsunobukatagiri.com
--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
津田直(つだなお)
1976年神戸生まれ。ファインダーを通して古代より綿々とつづく人と自然との
関わりを翻訳しつづけている写真家。2001年より国内外で多数の展覧会を中心に活動。
2010年、芸術選奨文部科学大臣新人賞(美術部門)受賞。
作品集に『漕』(主水書房)、『SMOKE LINE』(赤々舎)、『近づく』(AKAAKA+hiromiyoshii)、
『Storm Last Night』(赤々舎)等。
http://www.tsudanao.com