【展示】石川竜一、齋藤陽道参加グループ展「叢 Qusamura ×10」-2015年7月3日(金)〜7月19日(日)/NADiff A/P/A/R/T 3F-


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写真集『絶景のポリフォニー』『okinawan portraits 2010-2012』の石川竜一さん、写真集『感動』の齋藤陽道さんが、
2015年7月3日よりNADiff A/P/A/R/T 3Fにて開催されるグループ展「叢 Qusamura ×10」に参加いたします。

『いい顔してる』サボテンを扱う「叢」とコラボレーションする10 人の作家。
「叢」はそれぞれの作家にあわせたサボテンを、作家は「叢」を考えての1点、というセッションを行います。

皆さまお誘い合わせのうえ、ぜひ足をお運びくださいませ。

(今回の展示のマネジメントを行っている会社のサイト「island」へリンクします)


叢 Qusamura ×10

2015 TOKYO
本日は、巨大地震があるかもしれないと予知された日
神田ー秋葉原間の支柱が倒れ山手線が9時間止まった
日々の情報はめまぐるしく行き交い、何がほんとうなのか
これからどんな世界になっていくのか、未来は想像できるのか
そのような時代の中にある。
いまなぜ私は「叢×10」をやろうと思っているのか?
仙人掌は、厳しい環境に適応するために、多くの植物と異なる形態をもつ。
光合成の仕方、水を摂取する方法、光をさえぎるすべ。
温暖化、砂漠化の進む地球というすみかが、きびしくなってきたときに
進化をし生きるために形を変えて来た。
叢は、独自の視点で仙人掌をとらえている植物屋。
見た目は不細工かもしれない、しかし耐え忍ぶ姿を現しているような
闘っているような、そんな仙人掌を、「いい顔」をした仙人掌として
探し求め、扱い、提案している。
私は、現代日本を生きて、「island JAPAN」という名前を背負って
何を提案しているのか。それは、現代日本の中において、
その環境が厳しくなっている中、それに耐えなお闘う
そんな「いい顔」をした表現者を扱い、提案しているのではないか。
そのことに行き着いた。
2015 年東京からだからこそ、この叢×10 人のぶつかり合いにより
この現代において勇気を与える空間と時間ができるのではないか。
それこそが、表現の役割ではないか、と思っているのである。
ここでは、10 人の、10 仙人掌の、いい顔がせめぎあっていることだと思う。
ある意味で現代を象徴する10 人の共演として、楽しんで頂けたら幸いです。
2015 年4 月12 日 伊藤悠 
***
叢は、「いい顔してる植物」をコンセプトに、独自の美しさを提案する植物屋。
店主みずからが日本中を旅して集めた個性あふれる植物を、
その個体の特徴を引き出す器とあわせて提案する。
店名は、店主が植物を見つける場所を叢と呼んでいたことから。
普通の人にとってはただの草の群がりに見える場所に、
個性ある美しさが眠っていることがある。『Qusamura』の「Q」は、「Question」からとったもの。
個性的な叢の植物たちに出合ったとき「これ、なに?」と、はじめに不思議を感じ、
「?」から叢の世界観に入ってほしいという願いを込めている。
http://qusamura.com/

日時

2015年7月3日(金)~7月19日(日)
12:00~22:00 ※月火休

場所

NADiff A/P/A/R/T 3F
〒150-0013 東京都渋谷区 恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F