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大橋仁さんより、新作『そこにすわろうとおもう』についてメッセージをいただきました。
楽しみにしていらっしゃる方も多くいるかと思います。
ぜひお目を通していただけたら幸いです。

また、ウェブページを近日中に公開します。もう少しだけお時間ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

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先日メッセージでお伝えしました、私の3冊目の写真集 『そこにすわろうとおもう』 (赤々舎刊) の刊行予定日につきまして、当初11月初旬には刊行できる予定で作業を進めて来ましたが、今回の写真集、印刷作業が非常に難しく、印刷の完成日程が遅れております。正直、最初の段階での印刷作業のスケジューリングの読みが甘かったです。まったくもって反省致しております。400ページをなめていたのかもしれません。12月第一週には、刊行できるよう現在、信州長野の印刷所で毎日作業を進めています。印刷立ち会いの場で、最後のクリエイティブをみんなでやっています。すでに印刷が始まって9日目、本当は明日10日目で印刷自体は、完成する予定でした。しかし、それは全然無理でした。自分もこんなに印刷の立ち会いをしたのは初めてです。印刷作業は暗室で印画紙にプリントするのとはまた違った発見や驚きに満ちています。非常に勉強になる事ばかりです。印刷機から印刷されて出て来た、写真達が、今だ、今捕まえろ!と語りかけて来るようです。そしてその写真を捕まえて、やった!と大声を出してしまう様な印刷が、仕上がって来ています。お待たせして、本当に申し訳ありません。もう少々、お待たせしてしまいます。(内容は保証できませんが)それこそが写真集です。全力で取り組んでおります。ご理解のほど、何卒、よろしくお願い申し上げます。
(大橋仁)

大橋バナー02.jpgのサムネール画像

雑誌「フィガロジャポン」のオフィシャルサイトmadame FIGARO.jpの「イイ本、アリマス」コーナーにて、
絵本『りすたちのはるなつあきふゆ』をご紹介いただきました。
著者藤岡ちさの個展「たのしいりすたち」の会場でインタビュー取材をしていただいたものです。

ライターの瀧晴巳さんはもともと西光亭のりすパッケージのファンだったそうで、
絵本のすみずみまで見て楽しんでくださったことが文章から伝わってきます。

記事の一部を抜粋してご紹介いたします。
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 もともとはクッキーのパッケージだから、絵本になっても「くるみのクッキー」「チーズクッキー」と絵の隅にしっかり描かれているのも、ご愛嬌。この作品の出自を物語っているというわけで、こういう背景で生まれて、こういう人が描いてきたから、このりすなんだと妙に納得してしまう。
 1冊にまとまったこの機会に、ぜひじっくりと見てほしい。
 大胆な構図の中にメインのりすの表情や仕草はもちろんのこと、その他大勢のりすたち、動物たちが個性たっぷりに細かいところまで描きこまれている。クッキーを買いにきたはずが、パッケージの愛らしさにどれにしようか毎度悩んでしまうのはきっとそのせいだ。
 遊び心たっぷりなだけじゃない。栗拾いをしてるりすたちが、いがで怪我をしないようにちゃんと手袋をしてたりとか、細かいところまで気持ちが行き届いているせいか、見ていて飽きない。背景も、実にたくさんの色が使われている。
 何より小賢しい理屈をひとまず横に置いて、ただ、ただ楽しいだけで眺めていられる本なんて、あるようでなかなかない気がするのだ。
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 長年のファンのひとりとして、なんでこの絵がこんなに好きなのか、あらためてちょっと考えてみた。年齢を重ねて、経験も技術も自分なりに身につけてきたからこそ、大人には小さくまとまりそうな自分を突破しなきゃいけない時がある。うまいことやろうとかみみっちい気持ちになりそうな時、この愛らしいりすたちに喝を入れてもらうことにしよう。一枚絵の物語に誘われて、童心に帰れるだけじゃない。「やっぱ、これでしょ、大事なのは」と見る人を自分の初心に帰してくれる、そんな絵本だと思う。
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(madame FIGARO.jp にて連載中の瀧晴巳さんのコラム「イイ本、アリマス。」より)

記事の中には著者藤岡ちさが西光亭とのご縁や絵の描き方について語った言葉もあり、
とても読み応えのある充実した内容となっています。

ぜひこちらから記事の全文をご一読ください。
9月20日に大阪にあるビジュアルアーツギャラリーにて開催された
AKAAKA写真集出版作家連続展トークショーの記録をAKAAKA イベント全記録にアップしました。

ビジュアルアーツ大阪校の百々俊二校長に司会進行役をしていただき、
百々新、ERIC、齋藤陽道、小野啓、姫野希美が出演しました。
この写真家4人が一堂に会してのトークは今回が初めてでしたが、
写真への向き合い方や写真集をつくる過程のことなど、それぞれの思いを語っています。

皆さまぜひご一読ください。

とてもボリュームのあるトークでしたので、前編と後編に分けてあります。

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新刊・大竹昭子写真エッセイ集『NY 1980』が書店に並び始めました。
また、10月27日まで、外苑前のギャラリー・ときの忘れものでは写真展も開催されています。

今回、「芸術新潮」11月号で「NY 1980」について4ページにわたってご紹介いただきました。
多数の図版とともに、インタビュー記事が掲載されています。
ぜひ書店で手に取ってご覧下さい。

「外の世界と自分の内側の世界を混ぜ合わせ、
現実と虚構の間を綱渡りのように歩いてゆく感覚が好き。
被写体との境界線をどこで引くかということで、自分がどういう人間かも見えてきた。
本人の意思とは無関係に、写真の方が現実をつくっていったんです。」

(記事より一部抜粋)

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新作写真集『Soul Blue 此岸の日々』を発表した野村恵子さんが
今月末に恵比寿にあるNADiff a/p/a/r/tでトークイベントを開催します。
対談相手は、写真評論家の飯沢耕太郎さんです。

日本の写真史を知り尽くした飯沢さんが
野村さんの写真を紐解く、とても興味深い場になるかと思います。

ぜひお誘い合わせの上、ご参加ください。

野村恵子写真集『Soul Blue 此岸の日々』 刊行記念トークイベント


日時

10月31日(水) 19:00 〜 20:30

会場

NADiff a/p/a/r/t
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1丁目18-4 1F
TEL. 03-3446-4977

入場無料(予約不要)
共催:silverbooks

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