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1月30日(月)の朝日新聞夕刊に、現在開催中の展示「LOST&FOUND」を紹介していただきました。

展示の詳細はこちらになります。→「LOST&FOUND
LOST&FOUND PROJECT ホームページ → こちら

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宮城県山元町で津波のため持ち主不明となった写真を洗浄・データ化することで返却していく
ボランティア[思い出サルベージアルバムプロジェクト]を続けてきた 写真家 高橋宗正 が、

山元町で被災し、以降、地元で仮設住宅支援を続ける 星 和人さん と、
新聞記者として、継続的に様々な被災地を訪れ続けている 篠原知存さん をゲストに迎え、

[ 外部・地元・その間 ]この3つの視点から、
それぞれに被災地で体験したこと、感じたことを語り合います。

今、あらためて「被災するということ、被災した人に寄り添うということ」を
みんなで考えてみたい。という試みです。ぜひ、ご参加ください。

Dialogue「LOST & FOUND」 開催のことば


こんにちは、写真家の高橋宗正です。ぼくは写真洗浄のプロジェクトに関わる中で
星さんという人と友達になりました。ぼくらは会うときはいつもふざけてばかります。
そんな友達だからぼくは何の話でもできます。
「被災者って呼ばれる気分はどうなのよ?」とか。
このイベントでは、ぼくを通すことで聞いてみたいことは何でも聞けるはずです。
『被災者』としてではなく、ぼくの友達の一人として、
みなさんといろんな話ができればいいなと思っています。
           
LOST & FOUND PROJECT 実行委員長 高橋宗正


Dialogue 「LOST & FOUND」
2011.2.11 in Rainy Day Bookstore & Cafe



日時

2月11日(土)14:00 ~ (受付開場13:30 ~)終演予定 16:00
*終演後に会場を移動し、写真展「LOST & FOUND」をみんなで観に行く予定です。

会場

Rainy Day Bookstore & Cafe 
東京都港区西麻布2-21-28 スイッチ・パブリッシングB1F(表参道駅)
HP : http://www.switch-pub.co.jp/events/028120022.php

出演

高橋宗正(写真家) 
星 和人(宮城県山元町・NPO法人ゆにふりみやぎ)
篠原知存(記者)

参加について

参加費:¥1,000(自由席)+ 1ドリンクオーダーをお願いいいたします。

*皆様からの参加費は[ Lost & Found PROJECT 運営費用]として活用
 させていただくことでプロジェクトを通じての長期的な支援に役立てます。


【イベント参加方法】
参加予約はメールにてお願いいたします
メール:ticket@switch-pub.co.jp
*メールタイトル「2月11日 イベント参加希望」としていただき、
 メール文面に氏名、年齢、電話番号、参加人数(お連れ様の氏名)をお書き添えください。
 後日、こちらからメールにて予約承りの返信をいたします。


メールができる環境にない方は電話予約も可
 TEL:03-5485-2134
 Rainy Day Bookstore & Cafe/13:00〜21:00 土〜18:00 <日祝定休>

*座席数に限りがありますので、定員になり次第閉め切らせていただきます。
 また、ご予約後のキャンセルは基本的にお受け出来ません。予め、ご了承ください。
 万が一、キャンセルを希望される場合は、事前にご一報いただけますようお願いいたします。



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1月25日の東京新聞朝刊の一面記事で、現在開催中の展示「LOST&FOUND」を紹介していただきました。

展示の詳細はこちらになります。→「LOST&FOUND
LOST&FOUND PROJECT ホームページ → こちら

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写真集『浅田家』、『NEW LIFE』の浅田政志が2つのイベントに参加します。
せんだいメディアテーク内にオープンする、KANEIRI museum shop 6のオープニングイベントと
浅田も参加した「八戸レビュウ」で大変お世話になった、
八戸ポータルミュージアムはっちの開館一周年を記念したイベントです。

東北の皆さん、ぜひ足をお運びください。
詳細は下記になります。

KANEIRI museum shop 6 オープニング・トーク

日時

 2012年1月29日 13:30〜

会場

 せんだいメディアテーク1Fオープンスクエア

入場無料

今、東北が伝えられること
・「八戸レビュウ」のチカラ・


出演 : 梅佳代、浅田政志、津藤秀雄、内田真由美 
進行 : 吉川由美

八戸市民と3人の写真家、梅佳代、浅田政志、津藤秀雄によるコラボレーション・プロジェクト「八戸レビュウ」。
88人の八戸市民が文章で描いたエピソードをもとに、3人の写真家が八戸の人々の肖像写真を撮影。
2011年2月、青森県八戸市に誕生した"八戸ポータルミュージアムはっち"で展覧会「八戸レビュウ」が開催されました。
 
このトークでは3人の写真家の作品とともに撮影現場のエピソードなどについてお話頂きます。
また、アートコーディネーター内田真由美氏より参加写真家の方々の作品について、
八戸という地方都市の魅力やポテンシャルについてコメント頂きます。

出演者プロフィール
http://www.bijutsu.co.jp/bss/pr/hachinohe/

カネイリミュージアムショップ ホームページ
http://www.kaneiri.co.jp/shop/


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「八戸プレビュウ ~八戸レビュウ公開同窓会~」


日時

2月12日(日)14:00-16:00
 

会場

八戸ポータルミュージアムはっち シアター2
入場無料

出演 : 梅佳代、浅田政志

青森県八戸市にある"八戸ポータルミュージアムはっち"は、2012年2月11日に開館1周年を迎えます。
東日本大震災後、八戸、そして東北の復興を願って再開したあと、市民の皆様と、多様な発見の場、多彩な感動の場を
創り上げてきました開館1周年イベント「はっちの一周年 ~そして新しい1ページへ」では、
はっちの最初の1歩を振り返りながら、みんなで座を1つにして、真に豊かで幸福な八戸の未来を描きます。

このプログラムの一つである「八戸プレビュウ」では、写真家の梅佳代さんと浅田政志さんをゲストに招き、
「八戸レビュウ」取材・撮影後、どのような波紋が広がったのか、どのような発見があったのかを振り返り、
これからの八戸をプレビュウする楽しいトークセッションです。

八戸ポータルミュージアムはっち ホームページ
http://hacchi.jp/ha/index.html
1月18日の産經新聞朝刊の「After 3・11」のコーナーに写真集『浅田家』や『NEW LIFE』の浅田政志さんが写真と文章を寄稿しました。

このカメラたちの代わりに

宮城県気仙沼市の海岸線からほど近いところに、以前は体育館だった建物があって、震災後に地元の人の熱意によって立ち上げられた"写真救済プロジェクト"の拠点となっている。

 3カ月前にこの場所を訪れたとき、静かなその建物の2階で、僕は持ち主を待つカメラが並んでいるところを撮影した。

 ブルーシートの上に集められている被災したカメラやビデオカメラは、泥を落とされて元のように黒光りしている。ちょうど西日があたっていて、青と黒の強いコントラストに僕は思わず見入ってしまっていた。

 ほとんどのカメラは、本体の中まで浸水しているはずだ。いくらきれいにしても、多分動かないだろうに...。そんなことを、見た瞬間に感じたような気がする。

 だけど、カメラのまわりにならんでいるものを見て、少し気持ちが変わった。受賞メダル、メッセージ入りのボール、土産物らしいこけし...。

  このカメラ一台一台にも、それぞれ持ち主がいたのだ。写真は、記憶を思い出させてくれる大切な媒体であることは間違いない。そして、沢山(たくさん)の瞬 間を記録してきた機械そのものにも同じくらい大切な記憶が宿っている。だからこそ、あちこちで拾われたカメラはこの場所に集められ、人々の思いやりによっ て、泥を落とされて、今こうやって目の前にあるのだ。

僕はこの場所を訪れる度に、頬を強く殴られたようにハッと目が覚める思いをする。

 この原稿が掲載されるころ、僕は3カ月ぶりに東北の地を歩いているはずだ。いまだに日常が戻ることのない土地で、自分には一体何ができるだろうか。もしこのカメラたちの代わりに記録できることがあるならば、それは一体どんなことなのだろうか。


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©Masashi Asada

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