2017年8月11日(金・祝日) 〜 2017年8月16日(水)
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2017年8月11日(金・祝日) 〜 2017年8月16日(水)
©Aya Fujioka
写真は時に写真家を超える。写真家を超え、作為を超え、より大きな、より複雑な、より多義的な抽象に接続することがある。喩が横溢し、位相の異なる表象が無際限に繋がりあい、瞬間瞬間において意味とイマージュが生成と消滅を激しく繰り返す本作『川はゆく』。
藤岡が川と呼ぶその「抽象」とは何か。「日本の写真史に組み込まれる名作である」と豪語する姫野・松本両氏を迎え、川を遡行(そこう)するように本作を改めて読み解くトークイベントを開催いたします。
【出演】藤岡亜弥 × 姫野希美(編集者)× 松本久木(アートディレクション)
【日時】9月15日(金) 19:00~
【場所】MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店 7階 Salon de 7
【予約方法】店頭、お電話にてお願いいたします。参加無料。
【お問合せ】 MARUZEN&ジュンク堂書店 Tel : 06-6292-7383 (10時~22時)
1972年広島県生まれ。
日本大学芸術学部写真学科卒業。2008年新進芸術家海外研修制度(文化庁)の研修員とし
てNYに滞在。2012年帰国、現在広島在住。写真集に『さよならを教えて』(2004年/ビジュアルアーツ出版)、『私は眠らない』(2009年/赤々舎)など。
2004年第24回写真『ひとつぼ展』入選、2010年日本写真協会賞新人賞、2016年第41回伊奈信男賞受賞。
姫野希美(ひめの・きみ)
赤々舎代表取締役、ディレクター。
2006 年に赤々舎を設立。写真集、美術書を中心に150冊余りの書籍を刊行。第33回木村伊兵衛写真賞の志賀理江子『CANARY』、岡田敦『I am』、第34回同賞の 浅田政志『浅田家』、第35回同賞の高木こずえ『MID』『GROUND』、第38回同賞の百々新『対岸』、第40回同賞の石川竜一『絶景のポリフォニー』『okinawan portraits 2010-2012』などがある。2014年より東京工芸大学教授。
松本久木(まつもと・ひさき)
デザイナー・出版者/松本工房代表
2007年より出版・組版・グラフィックデザインを主軸として活動を開始。クライアントは文化的・芸術的領域の団体や機関が多く、仕事内容は主に、芸術関連施設での展覧会やイベントのデザインワーク、演劇・古典芸能・ダンスなどの舞台芸術の広報デザイン、大学・研究所・文化施設の広報物及び出版物の制作、人文・芸術・アート分野の出版及び装丁などとなる。緻密かつ繊細でありながら大胆で強い印象を与えるヴィジュアルイメージの構築と、深いコンテクストを持った抽象性の高いデザインワークに定評がある。
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
(大阪市北区北区茶屋町7 茶屋町7−20 チャスカ茶屋町)
写真批評家の竹内万里子氏、写真研究者の青山勝氏を対談相手に迎え、新作写真集の魅力に迫ります。
アントワーヌ・ダガタ
1961年マルセイユ生。
1980年頃から10年間ヨーロッパ、中米、アメリカなど世界各地を放浪。
1990年ニューヨークのICP(国際写真センター)で写真を学ぶ。
生活のため93年から数年写真から離れるが、その後活動を再開し、取材のほか、写真展の開催や多数写真集を出版する。
1999年パリで"Vu"に参加。2001年にはニエプス賞受賞。
2004年、『Insomnia』(不眠症)で第20回東川賞・海外作家賞を受賞。
写真集に、『Mala Noche』(不貞な夜)(1998年)、『Home Town』(2001)、『Insomnia』(不眠症)(2003)、『Vortex』(渦)(2003)、『Stigma』(2004)、『Psychogeographie』(2005)、『Fukushima』(2015)などがある。
2014年、"Anticorps"の日本語版『抗体』が出版され、同展覧会が東京のアツコバルーにて開催。
2015年、MEM(東京)にて「Aitho」開催。
2004年マグナムに参画、2008年より正会員。
青山勝
1967年岡山県生まれ。京都大学大学院美学美術史学専攻博士後期課程修了。現在、大阪成蹊大学芸術学部教員。
写真・映像に関する研究や翻訳を幅広く行っている。最近の仕事として、アントワーヌ・ダガタ『Anticorps 抗体』(完全日本語版、共訳、赤々舎、2014年)、ウィリアム・ヘンリー・フォックス・トルボット『自然の鉛筆』(編訳、赤々舎、2016年)などがある。
現在は、フランスの写真家・映画作家レイモン・ドゥパルドンの代表作の一つで、2017年8月に赤々舎から出版予定の写真集『さすらい』(原著は2000年)の翻訳の仕上げに当たっているところ。
竹内万里子
1972年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了(芸術学)。2009年より京都造形芸術大学准教授。
「パリフォト」日本特集(2008年)、「ドバイフォトエキシビジョン」日本部門(2016年)などをキュレーション。
国内外の新聞雑誌、作品集や展覧会図録への執筆多数。主な寄稿作品集に志賀理江子『螺旋海岸 | notebook』、オサム・ジェームス・中川『GAMA CAVES』、新井卓『MONUMENTS』など。
訳書にジョナサン・トーゴヴニク『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』。2018年初の単著『沈黙とイメージ』を赤々舎より刊行予定。
7月刊行されたばかりの写真集「川はゆく」について写真家と編集者の想い、写真集の作り方など語っていきます。
©Aya fujioka
藤岡亜弥 (ふじおか・あや)
1972年広島県生まれ。
日本大学芸術学部写真学科卒業。2008年新進芸術家海外研修制度(文化庁)の研修員としてNYに滞在。2012年帰国、現在広島在住。写真集に『さよならを教えて』(2004年/ビジュアルアーツ出版)、『私は眠らない』(2009年/赤々舎)など。
2004年第24回写真『ひとつぼ展』入選、2010年日本写真協会賞新人賞、2016年第41回伊奈信男賞受賞。
姫野希美(ひめの・きみ)
赤々舎代表取締役、ディレクター。
2006
年に赤々舎を設立。写真集、美術書を中心に150冊余りの書籍を刊行。第33回木村伊兵衛写真賞の志賀理江子『CANARY』、岡田敦『I
am』、第34回同賞の
浅田政志『浅田家』、第35回同賞の高木こずえ『MID』『GROUND』、第38回同賞の百々新『対岸』、第40回同賞の石川竜一『絶景のポリフォ
ニー』『okinawan portraits 2010-2012』などがある。2014年より東京工芸大学教授。
会場;エディオン蔦屋家電
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
東京都港区南青山5-6-23 TEL.03-3498-1171 ACCESS MAP
主催:株式会社 赤々舎
会場協力:株式会社ワコールアートセンター
お問い合せ先:株式会社 赤々舎 075-746-7949
出演:エバレット・ケネディ・ブラウン、滝沢 直己
日時:2017年6月17日(土)14:00〜
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
参加費:無料 参加ご希望の方は直接会場へお越しください。
湿版光画家、文化庁長官表彰(文化発信部門)被表彰者、ブラウンズフィールド代表。
1959年、アメリカ・ワシントン D.C生まれ。88年に来日、その後永住。epa 通信社日本支局長を経て、作家として日本文化を海外に紹介し続けている。 「ナショナル・ジオグラフィック」「タイム」「 ニューヨーク・タイムズ」「ル・モンド 」の各紙など 、 欧米の主要なメディアで作品を発表。ドイツのGEO 誌で「ピクチャー・オブ・ザ・イヤー」に選出される。 著書に『日本力』(松岡正剛との共著)、『俺たちの日本』、『ガングロガールズ』ほか多数。 幕末にペリーと共に黒船で来日し、 国内で初めて日本人を撮影した写真家・エリファレット・ブラウンJ r.は、彼の遠い先祖にあたる。