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NHKの朝の連ドラ「おひさま」で大活躍中の高良健吾さん(丸山和成役)。

陽子(井上真央さん)と結婚を決意するも、祝言の後すぐに再召集され戦地へ。

果たして、ドラマは今後どうなるのか。


とても面白いドラマですよね。
高良さんの魅力もとても際立っていると思います。


小社では、そんな高良さんの写真集を出しています。

『高良健吾 海 鈴木心』


他の写真集とは一線を画す、とても濃い内容です。

高良さん、写真家の鈴木さん、そして海。
シンプルだからこそ、力強く、存在感あふれるものになっています。


ぜひご覧ください。

そして、小社ホームページでご購入された方には
特別に、高良さんのオフショット生写真(4種類のうちどれか1枚)を数量限定でお付けしています。

写真集の詳細を知りたい方、ご購入希望の方は、
下の画像をクリックすると、詳細ページにいきます!

koracover.jpg
写真集『高良健吾 海 鈴木心』の表紙です。

第5回目のシリーズとなる産經新聞の【After 3・11】に山内悠が寄稿しました。

見えないものと向き合う


 僕は島へ旅立つ予定だった。これまで4年ほど、ほとんどの時間を山の中か島で過ごしてきた。
文明を離れて、人の営みの原点と向き合うことで、みえてくる世界がある。
震災が起きたのは、いよいよ出発という日の3日前だった。

 原発の建屋が爆発する映像をテレビで見て、僕は旅立つのをやめた。
遠い島の生活ではなく、この時代、この場所と向き合う。僕の意識は、そちらを選んだ。
文明の果てにたどりついたこの世界のことを考えるために、今まさにここにいる、とさえ思えた。

 山や島で生活していると、僕らは生かされている、という認識が強くなってくる。
畏(おそ)れと感謝の中で、写真を撮るというよりは、写真を与えられている気になる。
それは、目には見えない大いなる存在と向き合う行為だった。

 現代社会は、生きる営みをどんどん進歩させながら、
そういう大いなる存在への感謝や畏れを少しずつ捨ててきた。
そしていま、自らが新たにつくりだした脅威に翻弄され、おびえている。
皮肉なことに、こちらも存在することは確かなのに、目には見えない。

 震災からちょうど3カ月目に、福島県飯舘村を訪れた。
すでに大半の人が避難しているからか、人の気配はあまりしない。
山と森と泉と大地に降り注ぐ太陽の光。新緑のかおりを心地よく感じた。
これまで山や島で向き合ってきたような景色が、ここにもあった。

 しかし、村を歩いていると、ふとした瞬間に、恐怖に襲われ、足が止まる。
見えないものと向き合うというのは、心をのぞき込む行為なのかもしれない。
その日、出会った男性が持っていた線量計の値は、毎時4マイクロシーベルトを示していた。

yamauchi_sankei.jpg


いつもこのブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今日は、この夏のイベントの際にお手伝いいただけるボランティアの方募集のお知らせです。

もともと少ないスタッフで運営していますので、写真や本にご興味のある方に手伝っていただけたら有り難いです。
満足なお礼もできず心苦しいのですが、お気持ちのある方はぜひ気軽にお問い合わせください。

赤々舎代表 姫野希美

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受付を終了致しました。
本当に多くのご応募ありがとうございました。

また、別の機会でお願いすることもあるかと思いますが
その時はまたどうぞよろしくお願い致します。


<1> TOKYO ART BOOK FAIR 2011
    7月15日(金)ー7月18日(月)
    於 ARTS CHIYODA 3331
 
            ブックフェアに出展します。搬入搬出、販売のお手伝いを募集します。
    上記日程のうち、2日以上可能な方。
    

<2> スライドショーツアー ON THE MOVE 最終日
    8月7日(日)
    於 AKAAKA(赤々舎)東京

    スライドショーの設営、接客をお手伝いいただける方、お願い致します。


1、2とも交通費と食事代をお支払い致します。
混沌とした現場だと思いますが、応募くださる方は、下記の松本のアドレスまでメールください。
追ってお返事や詳細を差し上げます。
matsumoto@akaaka.com  松本知己

どうぞよろしくお願い致します。


            

            


早くも夏の訪れを感じる昨今、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
日頃より格別のご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。
本日は、二つの展覧会をご案内差し上げます。
 
 
浅田政志写真展「記念日をつくる記念写真」
 
2011年7月2日(土) ― 8月28日(日)
 
ミュゼふくおかカメラ館
 
asada_fukuoka.jpg
 
「記念写真は、生きていれば誰でも撮られたことがあるはずです」と
語りかける浅田の言葉は、いまの時代にさらに切実さをもって感じら
れます。みんなの力でつくる記念写真が記念日を超えていく力を、こ
れまでのシリーズを集成した本展で体感していただければと思います。
今回は、写真作品を主体とするシンプルな展示ですが、安藤忠雄さん
による建築空間と相俟って、強いエネルギーを感じます。
 
詳細はこちら


 
齋藤陽道展「絶対」
 
2011年7月6日(水) ― 8月12日(金)
 
A|A gallery
 
絶対2.jpg
 
今年9月に小社より初めての写真集「感動」を刊行する予定の写真家です。
この展覧会では、別のシリーズ「絶対」を展示します。太陽の下、
顔かたちは溶けても、光そのもの、唯一無二の存在となる人々の肖像。
光と偶然性が生む写真の根源的な力を鮮烈に呼び覚まします。

詳細はこちら
 
 
ご多用の折とは存じますが、お運びいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。


大好評の写真集『浅田家』、『NEW LIFE』の浅田政志さんが
富山県で個展「記念日をつくる記念写真」を開催します。

お近くの方は勿論、会期中は夏休みでもありますので、
ぜひ富山まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

また、初日にはトークイベントも予定されていますので、
そちらもぜひ宜しくお願い致します。


浅田政志写真展「記念日をつくる記念写真」

日時

2011年7月2日(土)〜8月28日(日)

開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜(7/18日は開館)、7/19(火)
入館料:一般600円、大・高校生300円、中・小学生100円
           ※20名以上の団体は2割引
           ※土・日・祝日は高校生以下無料

会場

ミュゼふくおかカメラ館
〒939-0117
富山県高岡市福岡町新559番地
Tel:0766-64-0550
HP: http://camerakan.com


主催:(財)高岡市民文化振興事業団ミュゼふくおかカメラ館
共催:高岡市・高岡市教育委員会・北日本新聞社・北日本放送
協力:赤々舎

トークイベント

2011年7月2日(土) 午後2時〜
予約不要

※サプライズゲストあり
※トーク後サイン会を開催します。

ーーー

誰にでも身近な記念写真。僕はそんな当たり前の写真がすごく大好きです。

生まれた時に撮ってもらった写真や、小学校の入学式の時、どこか旅行に行った時に撮った写真など、
思い返せば数多くの記念日に撮った写真が自分にとってとても特別なものとしてあります。

記念写真は、生きていれば誰でも撮られたことがあるはずです。

その記念写真をもっと特別な写真にしてみようと、一緒に写るメンバーで本気で挑戦してみると、
考えもしなかった予期せぬことが色々おこります。

僕は自分の家族や、他のご家族、あるいは個人と、
そういった自分たちで作る記念写真を今までたくさん撮ってきました。

だから何を言いたいかといいますと、そのみんなの力で仕上げたそのような写真は、記念日を超えていけるのです。
写真の撮影自体が記念になり、私たちの心の中でいつまでもその写真と共に輝き続けることを信じています。
未来の私たちや、見に来て下さったみなさんの自分たちへのメッセージを写真に。

浅田政志

asada_myuze.jpg
©Masashi Asada





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