Blog

午前中、齋藤陽道と写真集の構成をしていたら、たちまちお昼になりAKAAKAのオープン時間。
澁谷征司がやってきて、ふたりはひとしきり筆談をしていた様子。「赤々舎専用 筆談のぉと」にそれが残っていたので、
ちょっと引用してみたい。たわいないといえばたわいないやりとりだけど、話す声が聞こえてくる。


陽道「忘年会のとき、(写真集を)買おう!と思っていたのに、よっぱらって帰ってしまいました。
   今日会えると思ってなかったので、今日はおかねない! 
   またお会いできたとき、かわせてください」

征司「ありがとう! お金はいつでもいいからもってかえって感想聞かせてよ。展示はどうだった?」

陽道「なんか、テーブルの写真が浮いてるってことが、ただそれだけなのに、なんでかしみじみと
   すごくうれしいなーって思うんです。写真の二次元がなんかさびしいなっていつも思ってて、
   この磁力をつかっての展示方法で三次元に連れてってくれる感が、、、写真としてうれしい、、
   なんかそう思います。
   1枚の写真では、オウムのがずぬけてスキ! 黒紙から切りぬいたみたい。
   どんなに遠くからでもわかる感がすごいいいなぁ」

征司「なるほどー。写真を浮かせるのは、シドニーで津波の映像を見たことも関係してるのかも。
   帰る場所はもうないのか。
   車がおもちゃみたいに流れていく姿に不安定でなにも確かでない世界をあらためて見た。
   でも、ういているとうれしい!のだ。

   (ここで齋藤くん、あ!と声を上げ、ふたたび展示空間に飛び込んでいったらしい)
   
   齋藤くんの写真は、やはり不思議だ。君の目線は素朴にやさしく、時にさめている。
   何も終わらない世界。
   歌いはじめる朝」

陽道「7月に展示やる予定なのでみにきてくださーい。3331でやります」


●赤々舎は、齋藤陽道の写真集を2つつくります。
 「あめつち」(仮題)は紙媒体で。「絶対」は電子書籍で。
 電子書籍は初挑戦。できるのか! でもこれこそ、電子を選択すべきものだった。
 

現在「FLAME」展をAKAAKAにて開催中の澁谷征司さんが
普段から親しくしている雑誌パピルス編集長の日野淳さんと対談をします。

澁谷さんの作品を見続けてきた日野さんが今回の作品をどう見るのか。
そして、作品のみならず「澁谷征司」という人物をどう見てきたのか。

作品においても、「澁谷征司」においても、また新たな一面が見えてくるかと思います。

ぜひ皆様お誘い合わせの上、AKAAKAにお越し下さい。


対談

澁谷征司×日野淳(パピルス編集長)

日時

4月23日(土)   17:00〜

会場

AKAAKA

予約不要・入場無料

L1016209-2.jpgのサムネール画像


4月22日(土)より、東京ミッドタウン・デザインハブにて、浅田政志さんの写真が展示されます。

今回は、デザイナーの森本千絵さんと組んで、兵庫県で撮影された作品が発表されます。
家族写真の印象が強い浅田政志さんですが、それとは違う良い写真になっているので
皆様、お誘い合わせの上、是非ご覧になってください。

東京ミッドタウン・デザインハブ 第27回企画展
「日本のデザイン2011」-Re:SCOVER NIPPON DESIGN デザイナーが旅する日本
 

日時

2011年4月22日(金)〜6月5日(日) 会期中無休
11:00-19:00(予定)
※ 震災の影響により、当初予定しておりました会期を延期いたしました。
※ 開館時間を変更する場合があります。

会場

東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F)

入場料:
無料

(以下展覧会HPより)

「日本のデザイン」展は、現在の日本のデザインに注目するとともにその未来を探る展覧会として昨年スタートし、「東京ミッドタウン・デザインハブ」を構成する三つのデザイン関連機関(財団法人日本産業デザイン振興会/社団法人日本グラフィックデザイナー協会/九州大学・芸術工学東京サイト)の合同企画として年に一度開催しています。

2回目となる今回は、様々な分野で活躍される3人のデザイナーによる旅の模様をご覧いただきます。

風土を活かしたデザインで地域 のブランドを元気にさせるデザイナー梅原真さんは新たな出会いを求めて秋田県秋田市へ。

数々のTVCM・広告等のアートディレクションで知られる森本千絵 さんは自分のルーツを探りに兵庫県篠山市へ。


腕時計からsuicaの改札機、ロボットの開発まで工学とデザインを結びつけるプロダクトデザイナーの山中俊 治さんは世界一美しいロケット発射場との再会を果たしに鹿児島県種子島へ、それぞれ旅に出かけました。

デザイナー独特の視点で、改めてその土地の良さを見つめ直すことで、あたらしい価値がデザインされていく。

その過程を「写真」と「ことば」で編集し、それぞれの土地で出会った実際の「モノ」なども加えて展示します。

デザイナーの眼を通して見えてくる地域のリアルから、日本のデザインの進むべき道のヒントが得られるはずです。


【「日本のデザイン展」ホームページ】
http://www.designhub.jp/exhibition/2011/03/08-2323.html




現在AKAAKAにて「FLAME」、BOOK246にて「dance2」を開催中の澁谷征司がトークイベントを行います。

澁谷征司が参加している『写真本123456789101112131415161718192021222324』を編集された
日経BPコンサルティング社の安藤夏樹さんとの対談となります。

写真集の話は勿論のこと、現在の展示や活動についてお話します。

皆様、ぜひ足をお運びください。

尚、会場はAKAAKAではなく、BOOK246となりますのでご注意ください。


澁谷征司×安藤夏樹(日経BP編集長) Special Talk Event

日時

4月24日(日)
開場 17:30   
開始 18:00

会場

BOOK246

会費:1000円
定員:25名(要予約)

【お申込み】
電話でのお申込、または以下のメールアドレスに参加希望の旨をお送り下さい。

03-5771-6899(BOOK246)

info@book246.com
-------------------------------------------------------------------
<澁谷征司 『dance2』Talk event 参加申し込み>
・お名前:
・参加人数:
・当日ご連絡のつくお電話番号:
-------------------------------------------------------------------

【澁谷征司「dance2」展示&トークイベント情報】
http://www.book246.com/tg_f.html

【澁谷征司写真集「DANCE」情報】
http://www.akaaka.com/publishing/books/bk-shibuya-dance.html

dance_small.jpgのサムネール画像







乳がんによる乳房再建手術に臨んだ19名の女性を、荒木経惟が撮影した『いのちの乳房』。
小社にこの本を直接ご注文された看護師の方から、以下のような言葉をいただきました。
悩む患者さんと接する医療の現場で、この本を生かしていただくことができればとても有り難いことです。
(引用をお許しいただき、ありがとうございました)

ーーーーーーーー

4月1日に商品を受け取りました。

乳がん患者さんと関わることの多い医療者(看護師)として、この本を注文させていただきました。
手術前はがんになったことからの衝撃で、治すことだけにしか関心が向かない患者さんが多く、
乳房を失って、再びショックを受けられます。

この本の中の患者さんたちの笑顔に涙が出ました。
どれだけの時間苦しんできて、この笑顔に至ったか・・・
私の患者さんの中にも乳房を失ったことで、自分の価値を見失った方がいましたが、
再建をすることで、本当の笑顔を取り戻し、生き生きとよみがえった方がいます。

患者さんが自分らしく生きるということは、ただ単にがんが治ればいい・・・ということではないことを
患者さんたちは教えてくれました。
私たち医療者は患者さんの未来を想像し、
告知の段階から、もっと冷静に(難しいことですが・・・)なれるように援助していくことが大切だと痛感します。
この本を、患者さんの一道しるべとして、活用させていただきたいといます。

<< Previouse 161162163164165166167168169170171