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なぜ『この写真はすごい』?」
大竹昭子×姫野希美(赤々舎代表)

日 時

2010年6月3日(木)19:00~

会 場

ジュンク堂書店池袋本店 4F喫茶
※当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。

入場料

1,000円(ドリンク付き)

お申し込み

池袋本店1Fサービスカウンターで承ります。(電話:03-5956-6111)

※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)

三重県立美術館でついに立ち上がりました。

昨日のオープニングにもたくさんの方にいらしていただき、明日月曜日の「News Zero」(日本テレビ)でもその模様が放映される予定です。番組内では、浅田政志が他の家族を撮るプロジェクト「みんな家族」に取材した第一回目も流れる予定ですので、あわせてお楽しみに。

 

今回の展示は、ひとえに、三重県立美術館の皆さんのご理解とご協力の賜物です。

写真展でありながら、かつてないほどの空間のつくりこみと関わりの重層性を形にしようとした本展の評価は、それぞれご覧になる方に委ねられるとしても、その在り方を可能にしてくださった三重県美の方々に心よりお礼申し上げたいです。

会期中、いろんな形で展覧会の様子を報告していきます。

新しい家族。

新しい生活。

新しい写真集。

そう浅田家の新しい写真集『NEW LIFE』を、5月1日より会場にて先行発売いたします。

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2010年の赤々舎が抱える大事な企画として、標記の本がある。

原題は「Rwandan Children Born of Rape」、アメリカのアパチャー社が刊行したもので、著者はジョナサン・トーゴヴニク。彼による写真とインタビューで構成されている。

この本に出会い、日本語版の企画と翻訳を手がけてくれているのが、竹内万里子さん。

日本語版デザインは町口景(マッチアンドカンパニー)。

いま、データ入稿する前のまさに佳境の時期に当たる。佳境といっても、これはどういう時間なのだろうか? たとえば私にとって、どういう時間かを書こうとすると、それは一言で言えるものではない。

ジョナサンが綴った「はじめに」から、今日は少しだけ引用してみたい。

 

  母親が「私はこの子を愛していません」などと、いったいどうしたら言えるのか、なかなか理解でき   るものではない。あるインタビューで、そう言った母親は私の手に自分の手を重ねてこう続けた。「あなたがお訊ねになっていることはわかっています。質問の内容もよく理解しています。母親がこんなふうに言うなんてひどいということもわかっています。しかしそれがいま、私が感じていることなんです。いつかきっと、変わる日が来るでしょうが」

 

 

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