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まだどうもこの新しいブログの画面に馴染めない。こちらの方が間合いがとりやすいんですけどね。

次は、画像を入れてみて(せっかくのいい対談だった鷲尾さんと管さんの模様など)、ちょっとずつ画面に近づいてみたい。

 

発売中の「アサヒカメラ」を何気なく見ていたら、いささか驚いた。

赤々舎の新刊「私は眠らない」と「アンニョン」について少し触れられている鼎談があるのだが、

「情念」、「私写真」、「フェミニズム」という言葉が語られていたから。

私はその2冊のことをそのように考えたことはなかったし、詰まるところ、そのように写真を見る観点が私にはないのである。

個々の捉え方があってもちろんいいのではあるが、そうした言葉によって棚上げ気味にされる気配が残念ではある。 そして、「姫野さんの写真集に見える」という見え方も、指し示すものはいろいろあるかもしれないが、私はあくまで写真集は写真家のものでしかないし、そのようにつくりたいと思っているだけに気になる。

難しい。 南インドカレーを目指してみる。

一昨日、松本くんがくれた椎茸は大きかった。南米に行くのか。

今年、写真集『夜明け』を出す予定の山内悠の顔は日焼けしていた。

そういう顔を思い浮かべていたら、言葉は脂のように浮いて逃げていった。

今日は石内都さんがふらりと訪れてくださって嬉しかった。

話に夢中になって気づかなかったが、見送った後姿は、黒のジャケットに赤のパンツ。格好がいいとは石内さんのことだ。

今年は2冊写真集をつくるのだそうで、初期3部作を未発表も含めまとめたもの(アンドリュー・ロス発刊)など、早く欲しくて仕方ない。もうひとつは、80年代に「カメラ毎日」で連載していた東京湾を撮ったカラーのシリーズだそうだ。

小社の「イノセンス」は残部僅少。見るたびに美しい。ぜひ早めにお求めください。

 

 

オリンピックのフィギュアスケート、SPで滑る直前のプルシェンコの目が、今日の目。その選手のことはほとんど知らないけれど、跳ぶだろうと直感させる目をしていた。強い目というのは、ときにある狭さを思わせるが、プルシェンコはそうではなかった。

「顔を上げる」 っていいタイトルでしょう。平井弘という歌人の最初の歌集。こんなタイトルを一度でいいから付けてみたいとよく思う。

男の子なるやさしさはまぎれなく 貸してごらん僕が殺してあげる  平井弘

 

高橋宗正のタイトル決まる。 「SKYFISH」

この前、浅田政志が「鎌鼬(かまいたち)」みたいなものですよね?」って言っていたけど、存在としてはそうとも言えるのか。だとすると、細江英公の名作が、(大変口幅ったい言い方で恐縮だが)翻って、高橋宗正「SKYFISH」の光となるのかな? 若さも未熟さも危うい、されど一回性の光跡。少なくとも世界に飛び込もうとしているスカイフィッシュ。

 

『世界の響きをきくために ~新しい旅をめざす写真と言葉』
管啓次郎(作家・翻訳家)× 鷲尾和彦 (写真家)

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写真と言葉、それぞれの立場から、いかにして「世界の響き」を聞くのか、新しい世界性を編み上げていくことができるのか、その点を端緒に「極東ホテル」について掘り下げる 試みです。ご来場をお待ち致しております。
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