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2016年「日本写真協会賞」にて、作家賞を畠山直哉さんが、新人賞を初沢亜利さんが受賞されました。

作家賞 畠山直哉さん 
受賞理由:東日本大震災の被害を受けた故郷を撮影した作品群は、「自然と人間」に関する多年の写真行為と、当事者として写真を残していこうという揺るぎない意志を見るものに感じさせる。写真を手段として思想を映像化するその独自の作品制作に対して。


新人賞 初沢亜利さん
受賞理由:沖縄とどう向き合うかを自身と日本人に問いかけ大きなインパクトを与えた写真集『沖縄のことを教えてください』は、数多い沖縄の写真の中で異彩を放つ。その卓越した写真活動に対して。


おふたりの出版物もまたこの機会にぜひご覧ください。

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4月9日(月)15時より東京・下北沢の本屋B&Bにて、東松照明写真集『新編 太陽の鉛筆』の編著者のお二人
美術史家の伊藤俊治さんと文化人類学者の今福龍太さんが同書刊行記念トークイベントを開催されます!
「写真が海に漕ぎだすとき── 『太陽の鉛筆』と水平の深遠」と題した本イベントでは、
お二人による編集の経緯や収録作品への注釈、東松照明と東アジア群島域の関係、
そして新編に込めた新たな思想などが、余すところ無く語られます。

ぜひ皆さまお誘い合わせのうえ、足をお運びください!


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伊藤俊治×今福龍太
「写真が海に漕ぎだすとき── 『太陽の鉛筆』と水平の深遠」
東松照明『新編 太陽の鉛筆』刊行記念

東松照明(1930-2012)の写真集『太陽の鉛筆』(初版1975)は、日本の戦後写真史において異彩を放つ傑作であり、いまだにその映像思想を内に隠したまま謎のように揺らめく作品です。写真が、歴史や国家空間の包囲から離れて、真にその外部へと、すなわち国境なき海と群島の領域へと漕ぎだそうとしたときの鮮烈な決意が、そこには写し込まれています。海という包括的な媒体を自らの移動の根拠にすえながら、近代的な秩序とアイデンティティの呪縛からのがれ、混沌と他者性にむけて視線を開いていった東松照明......。その映像思想は、いまこそ彼の写真の示す「水平の深遠」のイメージのなかから再発見されねばなりません。
 初版刊行から40年を経て、新たに100枚余の写真を加え『新編 太陽の鉛筆』(赤々舎、2015)として蘇ったこの作品をめぐって、編者である伊藤俊治と今福龍太が、その編集の経緯、収録作品への注釈、東松照明と東アジア群島域の関係、そして新編に込めた新たな思想について、縦横に対話します。

日時

2016年4月9日(月)
15:00~17:00 (14:30開場) 

入場料

1500円 + 1ドリンクオーダー(500円)

場所

本屋B&B
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F



ご予約

下記ページ下部「イベントのご予約はこちらから!」よりご予約いただけます。
http://bookandbeer.com/event/2016040_enpitsu/(本屋B&Bのページへリンクします)

出演者プロフィール

伊藤俊治
1953年秋田県生まれ。美術史家。東京芸術大学先端芸術表現科教授。東京大学大学院修士課程修了(西洋美術史)。美術史、写真史、美術評論、メディア論などを中軸にしつつ、建築デザインから身体表現まで、19世紀~20世紀文化全般にわたって評論活動を展開。展覧会のディレクション、美術館構想、都市計画なども行う。主な著書に、『裸体の森へ』『20世紀写真史』(筑摩書房)、『20世紀イメージ考古学』(朝日新聞社)、『バリ島芸術をつくった男』(平凡社)、『唐草抄』(牛若丸)などがある。東松照明との共著に『廃園』(PARCO出版)がある。

今福龍太
1955年東京生まれ。文化人類学者・批評家。東京外国語大学教授。サンパウロ・カトリック大学客員教授として映像論/偶景論のセミナーを随時担当。また、群島という地勢に遊動的な学びの場の創造を求めて2002年より巡礼型の野外学舎〈奄美自由大学〉を主宰。主な著作に『クレオール主義』(ちくま学芸文庫)『ミニマ・グラシア』『群島-世界論』『ジェロニモたちの方舟』(以上、岩波書店)『レヴィ=ストロース 夜と音楽』(みすず書房)『書物変身譚』(新潮社)など。東松照明との共著に『時の島々』(岩波書店)がある。


2016年3月10日(木)の産經新聞朝刊文化面の「私と震災」というコーナーにて
畠山直哉さんのインタビューが掲載されています。
大竹昭子さんとの対談集『出来事と写真』にも触れられています。

ぜひご一読ください。


画像はクリックすると拡大して表示されます
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記事全文はこちらからもご覧いただけます。
http://www.sankei.com/life/news/160310/lif1603100008-n1.html(産經新聞のページへリンクします)



3月27日(日)に、『新編 太陽の鉛筆』の編著者のおひとりで文化人類学者の今福龍太さんと
美術評論家の椹木野衣さんが「『太陽の鉛筆』を編み直す──潜在する像を顕在化させること」と題して『新編 太陽の鉛筆』刊行記念トークイベントを開催されます。

東松照明の写真の現代的意義についてはもちろん、写真と場所の関係、イメージを所有する権利、映像におけるアクティヴィズムのさまざまな可能性、といった多岐にわたるテーマについて共に考える機会となります。

皆さまぜひ足をお運びくださいませ! 



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©Shomei Tomatsu - INTERFACE


東松照明写真集『新編 太陽の鉛筆』(赤々舎)刊行記念トークイベント
『太陽の鉛筆』を編み直す──潜在する像を顕在化させること



【日時】2016年3月27日[日] 15:00 - 17:00
【出演】今福龍太(文化人類学者)× 椹木野衣(美術評論家) 敬称略
【会場】NADiff a/p/a/r/t 1F店内
【入場料】1,000円

【ご参加方法】
予約方法:ご参加を希望される方のお名前、お電話番号、ご参加人数を明記の上、下記までメールにてご予約ください。お電話でも承っております。
※受信制限をされている方は、当店からのメールを受信できるよう設定お願いいたします。
TEL : 03-3446-4977

【出演者プロフィール】
今福龍太(いまふく・りゅうた)
文化人類学者・批評家。メキシコ、キューバ、ブラジル、沖縄・奄美群島などに沈潜しつつ混合体と群島のエシックスを探究。著書に『群島-世界論』『ミニマ・グラシア』『薄墨色の文法』『ジェロニモたちの方舟』『わたしたちは難破者である』他多数。東松照明との共著に『時の島々』がある。25年にわたる写真論を集成した『原-写真論』(赤々舎)が本年刊行予定。

椹木野衣(さわらぎ・のい)
美術批評家。主な著作に『日本・現代・美術』(新潮社)、『増補シミュレーショニズム』(ちくま学芸文庫)ほか、近著に『後美術論』(第25回吉田秀和賞)、『アウトサイダー・アート入門』(幻冬舎新書)などがある。福島県の帰還困難区域内で開催中の「見に行くことができない」展覧会、「Don't Follow the Wind」では実行委員を務めると同時に、「グランギニョル未来」のメンバーとして出品もしている。現在、多摩美術大学教授。



協力:赤々舎



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4月1日(金)に広島市のREADAN DEATさんで、石川竜一のトークイベントが開催されます。
SLANTさんの企画です。

READAN DEATさんは、趣きのあるレトロビルの2階にあり、暮らしとデザインにまつわる本とうつわを扱っておられます。清新な居心地のよい空間で、石川竜一の肉声をお聞きください。

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トークイベントPPF 石川竜一の過去・現在・未来


写真家・石川竜一さんの「これまで」と「これから」に迫るトークイベント、急遽開催決定!
 
故郷・沖縄をありのままに切り取った『絶景のポリフォニー』、『okinawan portraits 2010-2012』の
二作の写真集で木村伊兵衛賞を受賞した、現在最も勢いのある写真家の一人、石川竜一さん。
10代半ばから打ち込んだボクシングを辞めた後、訪れた鬱状態。写真との出会い。沖縄の強烈なリアル。
 
最新作の『CAMP』では、これまで被写体としてきた沖縄の街から離れ、
本州の山地2か所で最小限の装備だけを持ち食料は現地で調達する「サバイバル登山」を敢行。
大自然の中に身を置き、次々に不測の事態が起こるなかで撮影した写真45点を収録しています。
 
これからどんな写真を撮るのか、今後も目が離せない要注目の若手写真家の生の声をぜひお聞きください。
 
石川竜一/Ryuichi Ishikawa
1984年沖縄生まれ。2005年沖縄国際大学在学中から独学で写真を始める。
2008年から舞踊家しば正龍に師事、2010年から写真家勇崎哲史に師事、
東松照明デジタル写真ワークショップ沖縄3期生として参加。第35回写真新世紀で清水穣選佳作。
2014年森山大道ポートフォリオレビュー展出展。『絶景のポリフォニー』、
『okinawan portraits 2010-2012』(赤々舎)刊行、第40回木村伊兵衛写真賞受賞。
2015年『adrenamix』(赤々舎)、2016年『CAMP』(SLANT)刊行。


【日時】2016年4月1日(金)  19:30~21:00 (受付19:00より)
【料金】1,000円
【定員】20名
【会場】READAN DEAT
【お申込み方法】以下のページよりお申し込みください。






石川竜一写真集『adrenamix』『okinawan portraits 2010-2012』はこちらからお買い求めいただけます。

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