

山内悠写真展「夜明け」
日時:11月21日(土)~12月20日(日)11:30〜18:0 ※金土日のみ営業
会場:colissimo、rizm
入場料:無料
★トウヤマタケオ ピアノライヴ
日時:11月23日(月・祝) 14:00開場 14:30開演
会場:rizm (colissimoから100m)
出演:トウヤマタケオ ゲスト:内田輝
費用:3000円 当日3500円
写真展のオープニングイベントとして、トウヤマタケオのピアノライブ(ゲスト:内田輝sax)を開催します。
内田輝のクラヴィーコード演奏、「夜明け」スライドショーやTalkもお楽しみいただけます。
お申し込みはこちらから → http://colissimo.jp/journal/news/6434/
colissimo(コリシモ)
住所:〒669-2133 兵庫県篠山市今田町下野原3-7(旧今田郵便局)
電話:079-506-3101
営業日:11:30〜18:00 ※金土日のみ営業
rism(リズム)
業を解く。写真を解き放つ。
鈴木育郎第一弾。
年明けに大阪から戻った私は、再び東京のエネルギーの渦に引き込まれていった。8月の旅へ向けて準備をする中、写真集の発表が決まり今まで以上に明確な目標ができた。
出会いの喜び、別れの悲しみ、全てを生きる力にする。写真はそれを後押しし記録する。人がそれぞれに背負った業は、人を幸せにし人を傷つける。自分の写真は見た人の業を一瞬でも軽くし、解いていく。出会う人にとってもそういう人間でありたいし、自分の写真もそうでありたい。自分が人との関わりや写真や他の表現にそれを求めるように。
深紅駆け巡るこの肉体が光を前に立ち止まり、鼓動を胸から投げたとき、決して止まることのないこの時を瞳の奥に刻み込む。
すべての写真は幻、出会うその時まで。
―――― 鈴木育郎
人にそれぞれ課せられた試練を「業」と呼べば、業は交差し絡まり、日々は至福と奈落を行ったり来たり。
試練を受けとめ乗り越えようとする過程で見えてくるもの、その瞬間を噛みしめ、味わい、表現が生まれる。
個人的であるその表現が他者の感覚、人生に作用するとき、両者の業が少なからず解かれる。
写真は、撮影や発表によって、見る側の人をも被写体や風景として巻き込んでいく。
撮る側も巻き込まれて出会いが生まれる。
相手を意識して見つめあうとき、光が射し、絡まった糸が解けていく。
「解業」とはそのまま写真であり、一冊目にあえてこれを掲げることは、鈴木育郎の覚悟でもある。
業は解かれても、それはずっとは続かない。
その儚さをも抱きとめて、写真の光と「いま」がある。
写真家 鈴木育郎は、鳶職として生計を立てています。写真新世紀でグランプリを獲得したとき、
大森克己はこう評しました。「作品が、実人生の反射率の高い鏡のようでキラキラと輝いている。
人間が生きている体温が感じられるのがとてもいい。まっすぐなまなざしで現実と向き合う姿勢に
将来性を感じる」。
赤々舎はこの鈴木育郎と、毎月一冊、一年間、写真集を出すことを決めました。セレクトを必要と
しないほどの撮影の精度と切実さ。人、自然、食べ物、日常、、、バリエーションが即ちエネルギー
である幅広さ。そして、知らない土地に分け入ってはその核となる輝きに出会う、一期一会の痕跡。
この写真家でしか果たし得ない「月刊鈴木育郎」への挑戦です。
一冊目となる『解業』(げごう)は、記念碑的序曲にして総集編の趣きもあります。「出会いの
喜び。別れの哀しみ。すべてを生きる力にする」。
一枚一枚が見る人の生を揺り動かす、写真のリアリティ。鈴木育郎を応援ください!
赤々舎 姫野希美
第一弾『解業』(げごう)2015年10月刊行
第二弾『真晶』(しんしょう)2015年11月刊行
第三弾『最果』(さいか)2015年12月刊行
第四弾『月夜』(つきよ)2016年1月刊行
第五弾『桑樹』(そうじゅ)2016年2月刊行
予約方法:info※@akaaka.comまでメールでご予約くださいませ。(※を@に変えてください)
件名:「月刊 鈴木育郎 定期購読」
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★ 定期購読3大特典★
1)サイン本をご用意します!
2)「月刊 鈴木育郎」通信を配布します!
定期購読の方限定で配布!
毎号、写真集の解説や制作過程の裏話を、鈴木育郎、赤々舎姫野、たまにゲスト、それぞれの目線でご紹介します。
3)無料で1冊プレゼント!
前期、後期で、定期購読して下さった方には1冊無料でお届けいたします!
前期:1冊目〜5冊目を購入の方には。。。6冊目をプレゼント
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1985年 静岡県浜松市生まれ 21歳より写真を始める
2010年 舞踊家 吉本大輔氏のポーランドツアーに同行
帰国後、東京に移る
2012年 個展「月夜」マチュカバー
2013年 個展「月の砂丘」蒼穹舎
キヤノン「写真新世紀」グランプリ受賞
2014年 個展「月夜」nuisance galerie
写真新世紀 東京展 2013「最果-Taste of Dragon」東京都写真美術館 地下1F 展示室
仲田 絵美 - よすがEmi Nakata - Yosugaある日、この作品の写真家の母親がこの世から消えた。生前の彼女を映し出す写真や遺品の数々が良い思い出に姿を変え、写真家本人に微笑みかけてきても失われた時間が動き出すことはないだろう。写真家仲田絵美は、その奪われた時間を取り戻すかのように慎重にカメラを構えファインダーを覘く、記号化され思い出という琥珀の中に封じ込まれてしまった対象が、また自分と亡き母親との時間の中でゆっくり動きだすのを信じて。丁寧に装丁されたこの作品のページをめくるたびに、一枚一枚の写真達が関係性を取り戻し彼女の時間の一部となりゆっくり流れだしてくるような感覚に襲われる瞬間は、ため息が出るほど美しい。対象に純粋に向き合い、決して観念的でなく写真本来の姿を写し出す素晴らしい作品。