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『津波、写真、それから』の高橋宗正さん(LOST&FOUND PROJECT)、『極東ホテル』の著者で現在『To the Sea』を制作中の鷲尾和彦さん参加の展示が、世田谷文化生活情報センター 生活工房にて開催中です。
どうぞ足をお運びください。
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写真とことば、記憶の編み方

© 鷲尾和彦

5名の写真家による写真とことばをテーマにした展示。
「写真」を通してどのように人々の記憶を編み、世界とつながっていくか、それぞれのプロジェクトと作品を紹介します。

*一部広報にて5月25日(日)トークセッション「今、出逢いたい」に出演としていた高橋宗正氏は、都合により出演できなくなりました。ご了承ください。

東北プロジェクト / ふくしまのいどばたから 写真展実行委員会
ディレクション:新井卓、原田麻以
アートディレクション:上浦智宏(ubusuna
お問い合わせ先 世田谷文化生活情報センター 生活工房 TEL: 03-5432-1543 / MAIL: info@setagaya-ac.net 
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参加作家

 新井卓、村越としや、LOST&FOUND PROJECT(高橋宗正)、鷲尾和彦、Thomas Neumann 


会期

 5月23日(金)―6月8日(日)9:00-20:00


入場料

無料


会場

世田谷文化生活情報センター 生活工房 3F・生活工房ギャラリー




 生活工房 世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー

交通 
東急田園都市線「三軒茶屋」下車 徒歩5分 
東急世田谷線「三軒茶屋」下車すぐ 東急バス・小田急バス「三軒茶屋」停留所 キャロットパーク(駐車場) 


『津波、写真、それから』はこちらからお買い求めいただけます。 

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『極東ホテル』はこちらからお買い求めいただけます。

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5月24日(土)発売の芸術新潮 6月号で佐々木中さんが『津波、写真、それから』について書いてくださっています。

一葉の過去に見る、失われたかもしれない未来と現在、という記事です。

是非ご一読ください。坂東玉三郎さんが表紙の号です。


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『津波、写真、それから LOST FOUND PROJECT』へのメッセージ集はこちらから



『津波、写真、それから』はこちらからお買い求めいただけます。 

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こちらにて3冊の内容を少しずつご紹介致します。


まずはじめに米田知子 写真集『After the Thaw 雪解けのあとに』。
こちらは2004年5月に、EUに加盟したばかりだったハンガリーとエストニアを、その年の秋に訪れて撮影されたものです。



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前半は水ゆたかなハンガリーにはじまります。痕跡の不在と、逆説的な歴史への遡行、今なお揺れ続ける世界の投影を深くたたえているような静謐な青です。



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窓の結露にも、まなざしとの間にも、歴史の息遣いが、とても静かにあるようです。


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これまで隠されてきたもの、これから明らかとされるもの、今ここにあるもののあわいにー
美術評論の光田ゆりさんに寄せて頂いている文章の一節ですが、そのあわいに揺らいであるようなとてもとても深い青色がでています。


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ハンガリーのあと後半には、深い森のエストニアで撮られた写真が続きます。



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ソビエト国境警備所の取り外されたソビエトの紋章ーIn-between 9では表紙でした。



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見えていないものの立ち上がりが大きくあるような、249×271㎜のサイズの大きい判型になりました。印象もとても変わったようです。


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写真の後には四方田犬彦さんのテキストが収録されています。「ない」の過去形は「なかった」ではなく「あった」ー
「風景とは何なのか」というきわめて精緻、精良な問いが、また米田知子さんの写真の1ページずつの風景にまなざしを戻します。


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リサーチを重要なプロセスとされている米田さんのキャプションテキストが最後には収録されております。

撮影から10年という節目にあたり、今なお揺れ続ける世界情勢のなか、次代への思いを込めて刊行された




2冊目は上田義彦さんの 写真集『M.Ganges』です。

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デザイナーは(こちらも)中島英樹さんです。表紙の布張りは、インド起源の更紗を思わせる、きめ細かい染色がされています。


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後半ではなく冒頭に上田義彦さんの文章があります。




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潜像をたゆたうようなアウトフォーカス。移動と静止。インドという異境でも、ヒンドゥーという宗教観でもないものに向かいながら、希望と流産がないまぜになったような気配について、後藤繁雄さんがテキストを寄せてくださっています。



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屋久島の河に散らばる岩が今回の「ガンジス河」に導く糸になったそうです。(!)


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輪郭を失った光と色のうちに、まなざしの記憶がたどるものは何か。






そして最後、3冊目にご紹介するのは、ついに完成したダレン・アーモンド作品集『ダレン・アーモンド 追考』。

本書は水戸芸術館で2013年11月16日から2014年2月2日まで行われた「ダレン・アーモンド 追考」展のカタログです。

人類の叙事詩を光と音で紡ぎ出す時の旅人 ダレン・アーモンド。
作家本人の希望で、経本折りなどを取り入れた、どなたも見たことがなかったかもしれない、特殊な造本になっています。

技巧的な素晴らしさも含めてお伝えするために、こちらはまた別に動画などでもご紹介していきたいとおもっています。

映像5作品が5つの冊子になり、インスタレーションビューやテキスト冊子を含めた6冊セットの『ダレン・アーモンド 追考』はこちらからお求め頂けます。



刊行が続き盛り沢山になってしまいましたが、3冊ともどうぞ宜しくお願い致します。





米田知子 写真集『After the Thaw 雪解けのあとに』はこちらからお買い求めいただけます。


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上田義彦 写真集『M.Ganges』はこちらからお買い求めいただけます。

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ダレン・アーモンド作品集『ダレン・アーモンド 追考』はこちらからお買い求めいただけます。


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写真集『夜明け』(新装版)の山内悠さんが渋谷ヒカリエ8階の8/ CUBEにて写真展「夜明け」を開催いたします。
入場無料でご覧いただけますので、皆さまぜひ足をお運びください。



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山内悠写真展「夜明け」


地上3000メートル、富士山の7合目で600日間に渡って作品を撮り続けた写真家山内 悠氏の写真展「夜明け」をヒカリエ8/にて開催いたします。


富士山から望む奇跡の光景 600日間にわたる雲の上の旅

地球と宇宙の境界線、雲平線(うんぺいせん)の彼方に日が昇り、訪れる「夜明け」
地上3000メートルの高さにある富士山の山小屋で600日間、山内悠は「夜明け」を追い求めた。その輝きは人間の生死、地球の周回を越え、宇宙の呼吸である。
作品に立ち現れた色のひとつひとつは、全ての人に、此処に在るということの意味を語りかけるだろう。




会期

2014年5月21日(水)− 2014年6月 2日(月)

時間

11:00 - 20:00

場所

渋谷ヒカリエ CUBE 1, 2, 3

料金

無料

主催

AKAAKA







写真集『夜明け』新装版こちらからお買い求めいただけます。
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小野啓写真集『NEW TEXT』がこのたび第26回「写真の会」賞を受賞しました。


写真の会賞は作家賞ではなく、写真的行為に対して出されるもので、過去には、製版や印刷の仕事の担当者、写真集の編集者の方に賞が贈られたこともある広い視野を持った賞です。

鈴木清『夢の走り』(OCEAN BOOKS)、荒木経惟『写真論』(河出書房新社)、『東京物語』(平凡社)、中平卓馬『Adieu a X』(河出書房新社)、鬼海弘雄 『INDIA』(みすず書房)、野口里佳『鳥を見る』(P3発行/河出書房新社発売)、石内都 『Mother's』(蒼穹舎)、森山大道『北海道』(RAT HOLE)、松江泰治『jp0205』(青幻舎)...など、

本の功績がこれまにでも多く評価されてきた中で、『NEW TEXT』がこのたびこのような名誉ある賞を授かることができましたのは、何より本を形作るために500人もの方が応援してくださったおかげであるとおもいます。

まだ少し先ではございますが、夏に入る頃にプレイスMにて授賞展と授賞式展が開催される予定ですので(その他にも本を開いていくイベントを考えています)、引き続きご厚情を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。





第26回「写真の会」賞授賞作品
◎『Dark Light』
作者:内田京子
発行:K.STUDIO
発行年月日:2013年9月15日

◎『NEW TEXT』
作者:小野啓
発行:赤々舎
発行年月日:2014年1月17日

選考会員
淺野文宏、新井公之、生井英考、大竹左紀斗、沖本尚志、白仁田剛、鈴木一誌、タカザワケンジ、丹野清和、中代道夫、深川雅文、増田玲

(すべて敬称略)

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写真集『NEW TEXT』はこちらからお買い求めいただけます。
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