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小野啓写真集『NEW TEXT』がこのたび第26回「写真の会」賞を受賞しました。


写真の会賞は作家賞ではなく、写真的行為に対して出されるもので、過去には、製版や印刷の仕事の担当者、写真集の編集者の方に賞が贈られたこともある広い視野を持った賞です。

鈴木清『夢の走り』(OCEAN BOOKS)、荒木経惟『写真論』(河出書房新社)、『東京物語』(平凡社)、中平卓馬『Adieu a X』(河出書房新社)、鬼海弘雄 『INDIA』(みすず書房)、野口里佳『鳥を見る』(P3発行/河出書房新社発売)、石内都 『Mother's』(蒼穹舎)、森山大道『北海道』(RAT HOLE)、松江泰治『jp0205』(青幻舎)...など、

本の功績がこれまにでも多く評価されてきた中で、『NEW TEXT』がこのたびこのような名誉ある賞を授かることができましたのは、何より本を形作るために500人もの方が応援してくださったおかげであるとおもいます。

まだ少し先ではございますが、夏に入る頃にプレイスMにて授賞展と授賞式展が開催される予定ですので(その他にも本を開いていくイベントを考えています)、引き続きご厚情を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。





第26回「写真の会」賞授賞作品
◎『Dark Light』
作者:内田京子
発行:K.STUDIO
発行年月日:2013年9月15日

◎『NEW TEXT』
作者:小野啓
発行:赤々舎
発行年月日:2014年1月17日

選考会員
淺野文宏、新井公之、生井英考、大竹左紀斗、沖本尚志、白仁田剛、鈴木一誌、タカザワケンジ、丹野清和、中代道夫、深川雅文、増田玲

(すべて敬称略)

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写真集『NEW TEXT』はこちらからお買い求めいただけます。
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写真集『やっぱ月帰るわ、私。』のインベカヲリさんが、5/22(木)19:00〜開催される#12 OPEN SHOW TOKYO に出演されます。
郡山総一郎さん(写真家)がキュレーターとナビゲーターを務め、写真家によって写真家の魅力をお客さんと共に見つけていくスライド・ライブ イベントになるそうです。 
人の存在を前にし、狭義の「写真」ではないところからはじまっているとも言えるインベさんが、10年以上にわたり撮り続けたポートレイトをどのようにお話になるでしょうか。作品と作家を往復し、向き合うことの出来るまたとない機会ですので、ぜひ足をお運びください。



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#12 OPEN SHOW TOKYO 主催:Open Show Tokyo

今年もOPEN SHOW TOKYOを開催します。 趣向を少し変えて写真家郡山総一郎さんにキュレイターを依頼し、 「写真家たちによる写真好きのためのスライド・ライブ① 」 を行います。

これまでの方向性をより純化させたく、写真家によ って、写真家の魅力をみなさんと見つけていきたいと考えています。

初回のゲストはインベカヲリ★さん。 昨秋11月にデビューとなった写真集『やっぱ月帰るわ、私。』を 赤々舎から出版して話題に。10年以上にわたり撮り続けた女性の ポートレイト集です。

当日はこんなテーマでインベカヲリ★さんに語っていただく予定です;
・「女」という被写体の魅力
・ 被写体への踏み込み方
・ 写真における演出
・「現代」を写しこむということ
当日のナビゲータもキュレイション担当の郡山総一郎さん。
みなさんのご参加をお待ちしております。

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#12 OPEN SHOW TOKYO「写真家たちによる写真好きのためのスライド・ライブ① 」

出演

ゲスト:写真家 インベカヲリ★
ナビゲータ:写真家 郡山総一郎


日時

5/22(木)19:00〜20:30


定員

50名


参加費

1,000円


お申込み/お問合せ

ostokyo03@gmail.com


会場

東京都写真美術館 アトリエ 



出演者プロフィール


インベカヲリ★

1980年、東京都生まれ。写真家。
2007年、新宿ニコンサロンにて個展。
2008年、ニコンサロンJuna21写真展年度賞「三木淳賞奨励賞」を受賞。
ロサンゼルス、バルセロナ、香港などでグループ展に参加、2012年~13年にかけてミラノで5ヶ月間の個展を開催。2013年6月、パリのフリーマガジン「TEiCAM BOOKS」にて特集号が組まれる。写真集に『やっぱ月帰るわ、私。』(赤々舎)、共著に『ノーモア立川明日香』(三空出版)、など。

http://www.inbekawori.com
[vice]インタビューhttp://www.vice.com/jp/read/interview-inbekawori
[POLOS]インタビュー映像http://polosonearth.com/?p=553


郡山総一朗

1971年宮崎県生まれ。2001年から写真取材を開始。同年「イスラエルの現実」と題した写真が、よみうり写真大賞奨励賞を受賞。2006年「戦争の後に来たもの~カンボジア」が39歳以下の若い写真家に与えられる上野彦馬賞受賞。パレスチナ、インド、タイ、フィリピン、アフガニスタン、イラク、カンボジアなどを何度も訪問して撮影。国内外の週刊誌等で写真を発表。写真集に『FUKUSHIMA×フクシマ×福島』『原発と村〜Vanishing village』『戦争の後に来たもの〜カンボジアが映す時代』 (以上、新日本出版社)『気付いたらカメラ馬鹿』(エイ出版社)など。
http://soichirokoriyama1.sites.livebooks.com

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東京都写真美術館 〒153-0062 東京都目黒区三田1−13−3






 写真集『やっぱ月帰るわ、私。』はこちらからお買い求めいただけます。
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沖縄の石川竜一の写真集をつくろうと決めて、すでに始まっているのだが、顔を合わせることはままならない。
昨日の朝、ふと決めたのだ。「これから写真集が出来上がるまで毎日、日に一度は石川竜一と声を交わそう」と。

昨日、スカイプ。今日、スカイプ。それは新作について話すという、かねてからの予定でもあったが、これからはそういうことでもない。長い時間を積み上げるなかで、怒る日も落ち込む日もあるだろうが、日に一度は声を交わそう。
声は言葉になるが、声そのものでもある。

私がふっとそう決めたのは、ひとつには、たぶん畏れの感覚のためだろう。
石川竜一の写真に向き合うことは、内臓的で、内臓的で、欲望しながら畏れが潜む。

沖縄、についてはどうなのだろうか。
オサム・ジェームス・中川の『GAMA CAVES』、来年刊行予定の東松照明『新編 太陽の鉛筆』、そして石川竜一。
私は相変わらず、どころか一層、何もわかってはいないのだ。

声を交わすということは、毎日毎日、そういうことに突き当たることかもしれないが、仮にそうであるとしても。

昨日、私のこの突飛な提案に、彼は「よろしくお願いします」と返した。

(ひ)
東京・高円寺にあるkeisuke kandaの直営店、スナック「あの娘と僕をつなぐ服」でも
『卒業写真の宿題』の販売が開始されております。

サンプルもございますので、お洋服たちと一緒にぜひご覧いただければと思います。

連休中も営業されるとのことですので、皆さまぜひお店へ足をお運びください。


什器までもがかわいい店内
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営業時間
金曜日 / 17:00~22:00
土日祝 / 13:00~21:00
(5月5日、5月6日も営業)

東京都杉並区高円寺南3-45-11 

詳細はこちら:http://www.keisukekanda.com



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水戸芸術館で開催されました「ダレン・アーモンド 追考」展のカタログを小社で制作しておりますが、
製本の特殊性に加え、進行上の不手際もあり、完成が大幅に遅れておりました。
誠に申し訳ございません。
ようやく完成の目処が立ち、5月20日に販売を開始できる見込みです。

尚、この書籍は、映像5作品がそれぞれ1冊ずつの冊子となり、展覧会風景やテキストを収めたカタログの冊子と合わせまして、
全部で6冊の冊子がケースに入っております。
こうした特殊な形状のため、書店販売が限定的にならざるを得ません。
近日アップする小社ホームページからのご購入が確実です。

重ねて、ダレン・アーモンド展カタログの制作の遅延を心よりお詫び申し上げます。

赤々舎

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