今日、4月17日発売の美術手帖2014年5月号の「VOICE」欄に、
震災と津波、被災した写真の洗浄と展示それぞれのプロジェクトを経て、
さらに『津波、写真、それから』の制作を経た今だからこそ「新しく見えてきた大事なこと」についての文章です。
皆さまぜひご一読ください。
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Posted at : 2014.04.17 15:34
神田恵介・服 浅田政志・写真『卒業写真の宿題』、『ミルフイユ06 わからないことにかかわれなくなってきた』

『卒業写真の宿題』はこんな風にスリップケースに入っています。
出すときにピンク色の本がかわいく顔をのぞかせるのです。
帯はレースの形。そこに二階堂ふみさんに、高校生の時って無敵だったんだと。から始まるすてきな一文を寄せて頂いています。帯文も無敵です!
「牧場スケバン少女」(!)
撮影場所は、被写体の子の思い出がつまった、実家の牧場だそうです。
手前にうつっている子牛を、撮影時にお父さんが頑張ってカメラに向かせるようにヒモでひっぱっていたとか、そうした、そのときそこにあったたくさんのこととつながって、最強の1枚になっているのかもしれませんね。
一枚ごとの気持ちがうつったエピソードが、文章としてもしっかり収録されています。高校生たちの文才はもう本当にすごいです。
往復すると、この瞬間がどんなことにつながっている写真なのだろうと、気持ちがぎゅっとして、色々なことが思われる濃密な卒業写真が一枚一枚続きます。
卒業写真の自由研究編では、京都に。
偶然その場に居合わせた観光客たちの目も奪い、幸福な瞬間的•路上ゲリラファッションショーの様相でもあったそうです。
菊地敦己さんによるページデザインも、とてもかわいらしいです。
是非、この続きを、実際本を手にとられて、ご覧になられてみてください。
(書店さんでもまもなく並びはじめます!)
神田恵介・服 浅田政志・写真『卒業写真の宿題』は
こちらからお買い求めいただけます。
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もう一冊は、せんだいメディアテーク発行の好評の機関誌 ミルフイユシリーズの06 わからないことにかかわれなくなってきた。です。

表紙、巻頭は『リヴァイアサン』(監督ルシアン・キャストン=テイラー、ヴェレーナ・パラヴェル)の図版。
6月からシアター•イメージフォーラムなどにて上映予定です。
↓『ポストメディア時代の映像』のテキストには、「指差し作業員」の話もでてきます。
↓こんなマネキンみたことございますか?森永邦彦さん×鷲田清一さん『からだ•ふく•せくしゅありてぃ』のテキストにでてきます。
↓2月に「ジャパン・コンテンツとしてのコンテンポラリー・アート──ジャパニーズ・ネオ・ポップ・リヴィジテッド」に村上隆さん、ヤノベケンジさんとご登壇されたことも記憶にあたらしい、中原浩大さんのページも。
↓大相撲、動画投稿サイトの話からも、わからないことに生の触手がふるえます。
『ミルフイユ06 わからないことにかかわれなくなってきた。』は
こちらからお買い求めいただけます。
2刊ともどうぞよろしくお願い致します!
Posted at : 2014.04.14 21:04
現在発売中の週間ポスト2014 4.18号に、オサム・ジェームス・中川写真集『GAMA CAVES』の書評が掲載されました。
闇の中で、現在の中で、浮かび上がってくる何と作家は繰り返し対話したのか、ノンフィクションライター与那原恵さんによる記事です。ぜひご一読ください。

オサム・ジェームス・中川写真集『GAMA CAVES』は
こちらからお買い求めいただけます。
Posted at : 2014.04.08 22:38
高橋 宗正 × 浅田 政志 × 吉村 英紀トークイベント「震災以降の家族写真」が、いよいよ今週末4月12日(土) 開催されます。
代官山蔦屋書店のスタッフさんが交代でご担当されている、東京新聞 4/7(月)朝刊コラム欄横にも、告知を掲載して頂きました。ご参加の予約も続々と頂いているようです!
「これまで」、「現在」、「それから」、個人の生に寄り沿ってある家族と写真に、お三方の話を通して、いったいどのような大切なことを見る会となるでしょうか。
ぜひお誘い合わせのうえ、ご参加くださいませ。
出演者プロフィール
高橋 宗正
1980年東京生まれ。
2002年、キヤノン写真新世紀優秀賞を写真ユニットSABAにて受賞。
2010年、写真集「スカイフィッシュ」(赤々舎)出版。
2011年、「思い出サルベージ」副代表として津波に流された写真を洗浄、データ化し持ち主に返していく活動に参加。
2012年、「LOST&FOUND PROJECT」を立ち上げ国内外10ヶ所で展示をしながら宮城県山元町への寄付金を集める活動を開始。
「津波、写真、それから」
浅田 政志
1979年三重県生まれ。
自身を含めた家族が被写体となった写真集、『浅田家』(赤々舎刊)で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。
2014年は企画展「拡張するファッション(水戸芸術館/会期:2/22~5/18)」への出展と、同展作品を収録した『卒業写真の宿題』(赤々舎)、 大宮エリー氏との共著『対局』(パルコ出版刊)を出版している。
また、宮城県南三陸町において地元の人々との写真作品作りや東日本大震災後の写真救済現場を取材した記録「アルバムのチカラ」出版に向けても精力的に活動中である。
「アルバムのチカラ」出版プロジェクト
吉村 英紀
1964年愛媛県生まれ。
1988年富士写真フイルム(株)(現 富士フイルム(株))入社。入社後しばらくは産業材料(感熱紙)の営業を担当。
35歳で写真関連部門に異動し、以降、FDiサービス、フィルム、写ルンです、フィルムカメラ(NATURA)、 ケータイプリンタ(Pivi)、インスタントカメラ(チェキ)、ネットプリントサービス等の国内マーケティングを担当。
震災後は富士フイルム写真救済プロジェクトのメンバーとして写真救済ボランティアの支援活動を行なった。
現在はイメージング事業部でイヤーアルバム等新規プリントサービスのマーケティングに従事。
写真救済プロジェクト
ほぼ日「仕事論」
会場
代官山蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース 東京都渋谷区猿楽町17-5
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Posted at : 2014.04.08 10:42
週刊金曜日 2014 4/4発売号に小野啓さんの『NEW TEXT』の書評が掲載されました。
歌人 山田航さんによる記事です。
週刊
金曜日には、写真集『感動』の齋藤陽道さんも、毎週、写真と言葉の連載をされていますので、こちらもぜひあわせてご一読ください。
写真集『NEW TEXT』は
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齋藤陽道写真集『感動』は
こちらからお買い求めいただけます。
Posted at : 2014.04.07 20:48