本日より、木村和平 写真集『あたらしい窓』の先行ご予約を小社HPにて開始致しました。
1993年に福島で生まれ、現在は東京を拠点に活動する写真家・木村和平。
雑誌や広告でも活躍しながら、これまでに、写真集『piano』『楽譜』(共に私家版)、2018年に『袖幕』、2019年には『灯台』と、精力的に作品発表を続けています。
被写体や、カラー、モノクロなど手法の違いはあっても、反応する光の独自性と、感官を交差させて生み出すそれらの作品から、たしかな印象を刻んできた木村は、写真集『あたらしい窓』において、「近い存在であるはずのひと」や風景を撮りながら、そこに生じる距離を新たに映し出しています。
「誰とも似つかないひと」と出会い、向き合うなかで、避けては通れない状況や瞬間。それを見つづける視点。
撮ることが奪うことではなく、日々の記録でもなく、親愛が生み出す距離のその寂しさと眩しさこそが静かに焼き付けられたイメージ。
対象となるひとやもの、そしてその瞬間への敬意とも思える距離のなかに、またとない光と影が編まれた一冊です。
ご予約特典として、ご希望の方にはサインをお入れし、「赤々舎もう一冊」とともにお届け致します。
商品の発送は12月20日頃の予定です。ちょうどクリスマスの前、新年の前に、皆さまのもとに先行してお届けできればと思っております。
写真がつなぐこと。隔たりであり、そして同時に関わりでもある窓を挟んで、相手も自分も常にあたらしい存在となる。
この写真集そのものも、ご覧になる皆さまに手向けられた、近しいはずの「あたらしい窓」として、ぜひお手にお取り頂ければと思います。
【先行予約】木村和平 写真集『あたらしい窓』はこちらから