百々新 写真展「対岸」

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百々新 写真展「対岸」

2012年5月18日(金) ~ 6月17日(日)
OPEN | 12 : 00 ~ 19 : 00
CLOSE | 月・火・祝日

オープニングパーティー

5月20日(日) 17 : 00 〜

トークイベント

百々新×寄藤文平 トークショー
「対岸」をめぐる
【日時】  6月16日(土) 17:00〜 ※要予約
詳細はこちら


Arata Dodo "Taigan"

2012. 5. 18 (Fri) ~ 2012. 6. 17 (Sun)
OPEN | 12 : 00 ~ 19 : 00
CLOSE | Mon, Tue, National Holidays


Opening Party

5. 20 (Sun) 17 : 00 〜


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同名の写真集を小社より刊行し、ニコンサロン(銀座、大阪)での展示も好評のうちに終えた
百々新が、ここAKAAKAに於いても力のこもった展示を行います。

今回、百々が訪れたのはカスピ海周辺の国々。
ロシア、アゼルバイジャン、カザフスタン、トルクメニスタンにイランを加えた5カ国の、
沿岸の町をピンポイントで訪れ、その土地と人々を「目撃」したシリーズです。
かつて変動期の上海を撮影した百々にとって、移動する人とモノの道、シルクロードの果ての地を見ることは
念願だったと言います。
出口のない湖、カスピ海。風土、宗教、習慣が捩り混じり対立し、共存している周辺の国々。
百々は独自の眼差しと態度をもって、時に不穏に広がる大地と、人々の不可思議な営みをドキュメントします。
見えない「対岸」を想う旅の、重層と拮抗。
50余点がひしめく展示空間をぜひご覧ください。

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シルクロードをたどれば世界一の湖がある。
1991年ソ連邦解体により沿岸共和国が独立し
ロシア、アゼルバイジャン、カザフスタン、トルクメニスタン、イランと
5つの国ができた。古来より人の往来の激しい地域。

OILとGAS資源を握る支配者たちは資金力を駆使して
この世の理想郷を創るがごとく、
出口のない海のまわりで大いなる実験を繰り広げている。
脈々と受け継がれるそれぞれの信仰は
均一化される世界に抵抗するようでもある。
人々は見えない岸を目指しカスピ海の中で
さまよえる輪廻の船を浮かべ進める。

カスピの岸に立って見えない対岸をおもう。
寄せたり引いたりしながら宇宙人が飛来するかのように
ピンポイントで沿岸の街を訪れる。
この未来があるのかないのかわからない土地を見ることで、
自らの進む岸を探しているように思える。

百々新

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写真集『対岸』のご購入はこちらから。