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写真集『NEW TEXT』の小野啓さんが、台湾の雑誌「SNAPPP」の表紙巻頭特集で掲載されました!
グラビアやインタビューも含んだ、31ページにわたる充実の特集です。
作品はNEW TEXTシリーズから35点が掲載されています。


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INTERVIEW with Kei Ono(日本語)

Q. あなたの写真はとても芯のあるような力強い雰囲気を持っていると思います。特別なテクニックがあるのでしょうか。
A. 被写体と向き合うことを大事にする。そのことだけを心がけています。

Q. いまあなたが一番写真にとりたいトピックはなんでしょうか。それはなぜですか。
A. 撮りたいテーマは人間です。人間はもっとも分からないものであり、だからこそ、その考えや行動が興味深く思います。いまは、人間が作り出した消費空間であるショッピングモールに関心があります。

Q. 写真集「NEW TEXT」でもって、読者に伝えたいことはなんでしょうか。
A. 日本の高校生は空気を読み、周囲と同調することを求められるが、ひとりひとりの高校生が確かに存在していること。そして、それと共に、それぞれが生きている場所があることを伝えたい。

Q. 「NEW TEXT」シリーズはかなりの時間が掛けられたものでした。また、高校生が被写体ですが、そうした特別な理由はなんですか。
A. まず最初に人間に関心があります。その中でも、大人でもなく子供でもない高校生の年代は、未成熟ながらも人としての根本の姿があるように思ったから。そして、長い時間をかけて高校生を撮ることで、日本の社会を捉えることができるのではと思いました。

Q. 作品では、全てのシーン、全ての動きが感情的なものに思います。写真を撮る過程で、被写体との関係はどうでしたか。どのようにそのようにさせたのでしたか。
A. 被写体はおもに募集をしているので、被写体は撮影に対して積極的であり、それが写真の強さにつながっているのだと思う。そして、僕は被写体の気持ちを素直に受け入れることを心がけた。

Q. 撮影後も被写体の方々と連絡は取っていますか。このプロジェクトのあと、どんな影響が被写体にあったと思いますか。
A. 中には連絡を取っている人もいる。今の高校生は、写メで撮り合うことは日常的でも、しっかりとした肖像写真を撮られる機会が少ないと感じるので、写真に定着されたことの実感を持ったと思う。そして、これから年月を経て写真を見るたびに、より心に刻まれていくだろうと思う。

Q. 作品をつくっていた過程で、面白い(興味深い)お話はありますか。
A. 撮影を行なってきたこの10年間で、高校生からのメールの分量が減ってきたことが興味深いです。ツイッターなどSNSの普及によって、コミュニケーションの形が変化してきているのだと思う。

Q. 被写体それぞれが、それぞれ違った個性がありましたか。
A. カメラを通して向き合った感覚では、やはり、それぞれが違う個性を持った人間だというのを感じる。そして、制服という画一的な服装のほうが、逆に個の違いが引き立つように感じるのが不思議です。

Q. もし他の国で高校生を撮る機会があるとしたら、どの国にいきたいですか。また、それはどうしてですか。
A. イギリスに行きたいと思っています。伝統的な制服の文化があるから、イギリスの高校生を撮りたい。

Q. あなたの好きな写真家/アーティストはだれですか。
A. 特定の写真家を挙げることは難しいが、若者や10代を被写体にした作品にはいつも反応してしまう。

Q. もし機会があるなら、どのアーティストと仕事をする/プロジェクトを手掛けてみたいですか。また、それはなぜですか。
A. 橋口譲二さんの「17歳」と共に展示をしたい。日本の80年代と2000年代の高校生を並べる試みができると素晴らしいと思う。

Q. 写真をやっていて、一番思い出深いことはなんですか。
A. 撮影した高校生から、「自分の存在を見つけてくれてありがとう」と言われたこと。写真をやっている意味を心から感じることができた。

Q. 10年後の自分はどうなっていると思いますか。
A. 変わらずに、高校生を撮ることは続けていると思う。

Q. 台湾で撮影したいようなトピックはありますか。それはなぜですか。
A. 台湾の高校生を撮影したい。日本と異なる文化を被写体にすることで、より日本のことを知りたいので。

Q. もし写真家でなかったら、どんなことをやっていると思いますか。
A. きっと引きこもりになっていると思う。写真家になって、写真を撮るために色々な所に出て行くことができて良かった。


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雑誌詳細はこちらをご参照ください。(SNAPPPのサイトにリンクします)




写真集『NEW TEXT』はこちらからお買い求めいただけます。
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2014年9月11日(木)朝日新聞・北海道版で、松江泰治さんの『JP-01 SPK』が紹介されました。
朝日新聞デジタルでは↓こちらからご覧いただけます。
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20140911010860001.html


本書は「札幌国際芸術祭2014」の展覧会会場とオフィシャルショップでも好評発売中。
松江さんの作品は札幌芸術の森美術館にてご覧いただけます。是非足をお運びください。
札幌国際芸術祭は9月28日(日)まで。

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8月31日(日)の信濃毎日新聞書評欄にて、米田知子写真集『After the Thaw 雪解けのあとに』をご紹介いただきました。

ぜひご一読ください。

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米田知子さんは9月13日(土)より姫路市立美術館にて写真展「暗なきところで逢えれば」を開催されます。
こちらもぜひ足をお運びください。



8月10日(日)のしんぶん赤旗・書評欄にて『津波、写真、それから --LOST&FOUND PROJECT』をご紹介いただきました。

ぜひご一読ください。

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日本カメラ社編のムック『The Nude』の「写真集で見る ヌードフォトの現在形」という
飯沢耕太郎さんのコーナーにて、小社刊行の大橋仁写真集『そこにすわろうとおもう』、
アントワーヌ・ダガタ写真集『Anticorps 抗体』、インベカヲリ★写真集『やっぱ月帰るわ、私。』を
ご紹介いただいております。

ぜひお手に取ってご一読ください。


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ムックの詳細は下記をご参照ください。(日本カメラ社のページへリンクします)
http://www.nippon-camera.com/list.php?dt=792&1410418864




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