かなり前になりましたが、72Gallery(東京・京橋)で行なった『NEW TEXT』展のクロージングイベント、「Q&A会」の回答公開です。
事前にTwitter(ハッシュタグ #newtext )で募集をした質問を受けて、僕が延々と答え続けるという、ちょっと実験的なイベントだったのですが、そこからいくつかピックアップしての回答を今ごろですがやろうと思います。
イベントの進行をしていただいたのは「PHaT PHOTO」編集部の安藤菜穂子さん。
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Q1:高校生の撮影のときの接し方・心構えは?
A:無理に仲良くなろうとしない。カメラを持っているために出てしまう威圧感をなるべく消す。仲良くなる手前の緊張感があるうちに撮影。
Q14:今後どんなジャンルとぶつかっていきたいですか?(トークなどで)
A:越境の必要性を感じ小説家の方や評論の方などとトークをしてきて、写真以外のジャンルの方と話すのが大事だと思った。今後は社会学者の方と話してみたい。写真と地続きだと思うし、発見やフィードバックがあると思うので。
Q15:過去の自分が被写体として応募してきたら、どこを撮影場所にする?
A:田園風景の通学路で撮ってほしい。当時連絡する勇気はなかったかもしれないけれど、撮ってほしかったと思う。そこで生きて行くしかない、というような気持ちがあった。
Q16:小野さんにとって写真集という形態の特別さは?
A:自分のアウトプットとして最適。電子書籍とかアプリではなく。写真集は物質としての魅力があるというか。図書館でふと出会えるとか、ページをめくれるとか、紙ならではの部分が写真と相性がいいと思う。
Q19:好きな写真集は?
A:10代を撮った写真集は気になる。写真集ではないけれど、好きなのは96年のユナイテッドアローズのカタログ(持参)。当時のコギャル文化が反映されていて今見ても資料として面白い。
Q21:撮影や展示など、どんな瞬間に一番満たされる?
A:いろんなことが考えられなくなるぐらい撮ることに没頭する瞬間があって、そのとき。言葉にしづらいけれど、そのときは写真をやっていることの喜びを感じる。被写体も同じように感じてくれていたらいいなと思う。
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質問していただいた皆さん、ありがとうございました!
来場者の方やフォロワーの方と直接対話ができるようなカジュアルなイベントをやりたいと思っていたので、本当に良い機会になりました。またこういうイベントをやりたいと思っています。(小野)