佐伯剛正『撮ることは、撮られること 1967-1976』


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   佐伯剛正 『撮ることは、撮られること 1967-1976
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  2019年1月17日(金) 一般発売


  アートディレクション:中島雄太  宮嶋隆輔

  発行赤々舎

  サイズ:188 mm × 128 mm 
  ページ数:256 pages
  並製本 

  Published in December 2018.
  ISBN: 978-4-86541-085-3
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佐伯剛正フォト・エッセイ集。1960年代後半から70年代の激動の時代。
「世界を読み解く手段」であり、世界を引き受けていくための写真。



上京して学生時代を過ごした池袋や新宿。 風景や人、それらが生きた「時」の証拠写真を撮り始めた著者は、激しく変化しつづける時代に晒される。占領下の沖縄、ベトナム戦争に「加担」する罪の意識。学生と機動隊との攻防。三里塚闘争。 

「『撮ることは、撮られること』 ── 撮る行為そのものが世界との関わりを生み出し、己れと撮る対象とが同時に『この世界に在ること』の証しとなる。そして、撮った対象はもとより、撮影者自身の視線や立場、その事象との距離感や関わり方、さらにはその思惑までもが赤裸々に記録されてしまうことになる」(本文より) 

時代を記録する貴重な写真を、自身との関わりから撮りつづけた著者は、やがて70年代の苦悩するアメリカを訪れる。ヒューストンに現れ、キリストの再来とされたインドの少年グル・マハラジ。ランカスターの小さな町で自然と共に生きるアーミッシュの人々。世界と向き合うヒントとなった 「静かな出来事」も美しいフォト・エッセイ集。 



Artist Information 


佐伯剛正 (さえき こうせい) 

1949年愛媛県生まれ。和光大学人文学部芸術学科卒業。1966年に細江英公氏と出会い、写真の道へ。以後、アメリカ占領下の沖縄や三里塚闘争などを撮影。1972年には、作家、詩人、評論家、思想家の肖像写真を撮影し、銀座「サトウ画廊」で写真展を開催。1973年、アメリカ ヒューストンにてグル・マハラジを撮影。1976年には、アメリカ ランカスターでアーミッシュを撮影。