Books


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  奥山由之写真集 
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As the Call, So the Echo


アートディレクション葛西薫 

発行赤々舎

サイズ:254mm × 220 mm 
ページ数:168 pages
布張り上製本 
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Published in December  2017.
ISBN:978-4-86541-076-1
       ¥ 4.500 +tax
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About Book


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奥山由之の新作『As the Call, So the Echo』は、2年余りにわたり、ある村で暮らす友人の家族と、その周りの人々の日々の情景を撮りためたシリーズです。
当初は作品として発表する予定ではなく、ただ目のまえの瞬間瞬間に反応し、受け入れ、シャッターを押したものでした。それらは、奥山にとって、ある時から止まってしまった「写真の持つ気配」を、もう一度再生させるきっかけとなったのです。
具体と抽象を行き来し、人々がつくり出すものや、ひとつの命から始まる広がり=球体のような関係性を、豊かな色彩で描き出す本書(4章構成)は、表現者としての奥山の新たな出発点になるとともに、写真の原点ともいえる力を湛えています。

『As the call, So the echo』(呼びかけたから、こだまが返ってきたんだ)── いつだったか、たまたま開いた本で、気になるその字面に目が留まったことからつけられた──というタイトルは、写真家と被写体、写真家と世界との間に交わされる、生命体としてのやりとりを想起させるものでもあります。

人と人とが交わす"何か"による交信を、時間を重層させながら映し出す本書もまた、「音にならない音」が聞こえる瞬間のように、読者に届くことを願っています。




〈As the Call, So the Echo〉は、デビューから6年あまりが経った奥山がしばし立ち止まり、失いかけていた生きることと撮ることの本来的な結びつきを、ひとつひとつ確かめた作品集であるように思える。そもそも、生きることも撮ることも今ここにおいてしかあり得ない。自分がこうして立っている地点以外の〈いつか〉〈どこか〉を生きたり撮ったりすることは、絶対に不可能なのだ。だからこそ彼が探し求めたのは、〈イメージとしての今〉とは異なる、もうひとつの今だった。過去や未来から切り離された幻想としての今ではなく、むしろ過去や未来と手をつないだ〈生きられる今〉だ。


(竹内万里子「生きられる今へ」より)








Event




   2017年11月25日(土)16:00- Gallery 916 奥山由之 × 上田義彦
















Artist Information 


奥山由之(Yoshiyuki Okuyama)


1991年東京生まれ。2011年『Girl』で第34回写真新世紀優秀賞受賞。 2016年には『BACON ICE CREAM』で第47回講談社出版文化賞写真賞受賞。著作は他に『THE NEW STORY』(2015)、『march』(2015)、『君の住む街』(2017)などがある。
主な個展に「Girl」Raum1F(2012 )、「BACON ICE CREAM」パルコミュージアム(2016)、「THE NEW STORY」POST(2016)、「Your Choice Knows Your Right」REDOKURO(2017)、「君の住む街」表参道ヒルズ スペースオー(2017)など。近年では、 CM・MV・映画などの監督業も精力的に行っている。







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奥山由之


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奥山由之


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 春木麻衣子『_etc.』
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  Book Design:秋山伸

  発行:赤々舎

  Size: H284mm × W220 mm
  Page:88 pages
  Binding:Softcover

  Published in October 2017
  ISBN
978-4-86541-072-3


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About Book


6年ぶり、4冊目となる春木麻衣子 写真集「_etc.」(エトセトラ)。


私たちが三次元の事象を二次元で「みよう」とする行為に迫る〈みることの展開図〉、
街を行き交う人々の姿に、瞬きをしてしまったような黒いスリットが差し挟まった〈view for a moment〉、
アイルランドの風景と東京の天体博物館の風景がフィルム上で重なる〈vision|noisiv〉、
の3つのシリーズ から本書は構成されています。

精緻に配された写真たちは、しかし同時に、偶発性や気配の中にもイメージを立ち上がらせ、めくられるページとともに、時空や見る行為を問うコンセプトを越え、根源的に展開していきます。
内と外が入れ子にもなりながら、見ることの宇宙と刹那が交錯する一冊。






Artist Information 



春木 麻衣子 (Maiko Haruki)  

1974年茨城県生まれ。95年Londonへ留学、97年に玉川大学文学部芸術学科卒業。99年以降、「伍」(大宰府天満宮、福岡)、「六本木クロッシング2007 未来への脈動」(森美術館 東京)、「内なる宇宙 高橋コレクション展」(パリ日本文化会館、パリ)等、多数の個展やグループ展に参加。第31回写真の町東川賞受賞。



Maiko Haruki


1974 Born in Ibaraki, Japan
Lives and works in Tokyo, Japan


Education

1993-97 Tamagawa University (BA), JP
1995-96 Goldsmiths College, University of London (Exchange Program), UK


Awards

2015 Higashikawa Award : The New Photographer Award 2015
2008 Jury's prize Jury: Toyo Ito (architect)
ROPPONGI CROSSING 2007: FUTURE BEATS IN JAPANESE CONTEMPORARY ART, Mori Art Museum, Tokyo, JP


Selected Exhibitions

2017 vision | noisiv, TARO NASU, Tokyo, JP
2015 COSMOS/INTIME - Collection Takahashi, Maison de la culture du Japon a Paris, Paris, FR
2015 Higashikawa Award Winners Exhibition 2015, Higashikawa Bunka Gallery, Hokkaido, JP
2015 MAIKO HARUKI, YURIE NAGASHIMA AND GO WATANABE, Longhouse Projects project room, New York, US
2014 A certain composition of eyes, TARO NASU, Tokyo, JP
2012 to fill with, Galleria Carla Sozzani, Milano, IT
2011 view for a moment, TARO NASU, Tokyo, JP
2011 photographs, whatever they are , 1223 GENDAIKAIGA, Tokyo, JP 
2010 possibility in portraiture, TARO NASU, Tokyo, JP
2007 unify, Dazaifu Tenmangu, Fukuoka, JP
2007 ROPPONGI CROSSING2007: FUTURE BEATS IN JAPANESE CONTEMPORARY ART, Mori Art Museum, Tokyo, JP
2006 , NADiff, Tokyo, JP
2005 yell, TARO NASU GALLERY, Tokyo, JP
2004 rain, TARO NASU GALLERY, Tokyo, JP
2003 HIROMI YOSHII+Gallery Koyanagi Viewing Room, Tokyo, JP


Public collections

Mori Art Museum, Tokyo, JP
Dazaifu Tenmangu, Fukuoka, JP
Takamatsu City Museum of Art, Kagawa, JP
Fondazione Cassa di Risparmio di Modena, Modena, IT amana photo collection, Tokyo, JP
Tokyo Metropolitan Museum of Photography, Tokyo, JP Higashikawa Town, Hokkaido, JP











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Ken NAKAZAWA
中沢 研 作品集
5,300円+税|280×220mm|布張り上製本|160ページ
装丁:葛西薫、増田豊
テキスト:星野太
写真:今井智己、高橋健治
Ken NAKAZAWA
Works by Ken Nakazawa
5,300 JPY|160pages|hardcover
Art Direction : Kaoru Kasai、Yutaka Masuda
Text:Futoshi Hoshino
Photographs:Tomoki Imai、Kenji Takahashi
ISBN:978-4-86541-069-3
Published in Octobert 2017.

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About Book 



中沢研、待望の初作品集 

 
中沢研は、針金やテグスなど視覚的ヴォリュームが希薄な素材を用い、展示空間に呼応したインスタレーションを制作する作家として、国内外で高い評価を得ています。
本書には中沢が2012年から2017年までに発表したインスタレーション作品「4列」「30組」「縦」「足」「壁」の5作品を収録。
「もの派」とも比較言及されることがある中沢がつくる形は、しかし観る者にさまざまなイメージを想起させ、私たちはその「場」を体感することによって、作家からの問いに対する自らの答えを空間に見いだすことができます。 空間との関係性や視覚の奥行きを顕わす写真と、ミニマルにして展開力に富んだデザインにより、中沢の作品世界を十全に表現する本書にご期待ください。

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Artist Information


中沢研|Ken Nakazawa
 
1970年 東京都生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。主な展覧会に、「中沢研展」( アンドーギャラリー 2008~10、2012、13、2015~17) 、「MOT アニュアル1999 ひそやかなラディカリズム」(東京都現代美術館) 、「横浜トリエンナーレ2001」(パシフィコ横浜) 等の他、「第7回釜山ビエンナーレ」(釜山文化センター、韓国) 、「on paper」(ギャラリー・アイゲン+アート ラボ、ドイツ) など、国内外で高い評価を得ている。

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bk-hirakin_cover.jpgもう一つのものづくり-LIVE WITH RECYCLING-
平林金属写真集
2,500円+税|A4変型|並製本|176ページ
企画・構成・文:水原晶代(株式会社WACT)
デザイン:FARMS DES STORE
写真:百々武
制作:team wact
LIVE WITH RECYCLING
2,500 JPY|176pages|softcover
Photographs: Takeshi Dodo
ISBN:978-4-86541-074-7
Published in October 2017.


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About Book 


「釘一本見逃さない」

廃棄されたモノを純度100%に近い資源に再生する、地方中小企業の仕事魂。


廃棄物がリサイクルされる現場は、たいがい高い塀に囲われていて、私たちには見えない。

種々雑多にして大量に廃棄されたモノを、機械と人とが徹底的に分解し、選別し、加工して、限りなく純度100%の資源に近づけていくーーそれは「処理」を超えた、「もう一つのものづくり」の現場だった。

今回、写真家 百々武のカメラが、日本の資源リサイクル業を先導する平林金属株式会社(本社 岡山市)の工場内に踏み込んだ。壮大で、緻密で、アーティスティックで、泥臭い、稀有な光景が繰り広げられていた。

製品を製造・流通・販売する産業を「動脈産業」と呼ぶのに対し、廃棄物を加工し、原料として再生する産業を「静脈産業」と呼ぶ。レンズが捉えたどの一枚にも、静脈産業の矜持、循環型社会を支える自負が潜んでいる。


「洗濯機は洗濯機に。冷蔵庫は冷蔵庫に。元通り再生できるレベルに到達したい。だから理想はずっと先にあるんです。できない理由に逃げず、できる方法を語り合うのが楽しい。父親として娘に誇れる仕事にしたい」(社員のインタビューより)



ヒラキン(平林金属株式会社)とは?

昭和31 年に平林久一氏が個人創業した、岡山県にある、家電及び金属・非金属リサイクル事業会社。

質の高いその資源再生事業は、もう一つのものづくりと言われ、現在は300 名のスタッフを抱える。

2016 年グッドデザイン賞、 第4回 グッドライフアワード実行委員会特別賞。


Book Previews 

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Artist Information 

百々武|Takeshi Dodo


ビジュアルアーツ専門学校・大阪卒業。ZIGEN氏に師事。現在 ビジュアルアーツ専門学校・大阪講師。 パブリックコレクション:東京都写真美術館 清里フォトアートミュージアム。写真集に『島の力』(2009年)がある。


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さすらい
レイモン・ドゥパルドン
2,000円+税|B6判|並製本|200ページ
アートディレクション:大西正一
Errance
Photographs and Text by Raymond Depardon
2,000 JPY|200pages|softcover
Art Direction : Masakazu Onishi

ISBN:978-4-86541-071-6
Published in August 2017.


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About Book 


フランスを代表する国民的写真家、レイモン・ドゥパルドンの代表作 


フランス本国で5万6千部の売り上げを記録した『ERRANCE』の日本語版である本書は、見開き左右1ページずつに写真とエッセイが並置され、タイトルでもある"さすらい"とは?をめぐる内容となっている。報道写真家として世界的に名を馳せる作家が、その枠組にある写真の撮り方や制約から解放され、自己や現在と向き合う、先の見えない旅にもその足取りは重なる。 写真と言葉の独特の構成、関係性。東京で撮られた写真も原著同様に10枚ほど収録されている。 


 さすらい ─ 明白でもあり、曖昧でもある言葉 ─ は、通常は運動、とりわけ歩行や、錯乱の観念、さらには自己喪失と関連づけられる。 しかしながら、さすらいの核心にあるのは、まさしく「なんとか折り合いのつけられる場所」という問題にほかならない。(本文より)

Book Previews

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Artist Information

レイモン・ドゥパルドン|Raymond Depardon 
 
1942年 フランス・ヴィルフランシュ=シュル=ソーヌ生まれの写真家・映画監督・ジャーナリスト。パリで写真家のアシスタントからはじめ、フリーカメラマンとしてアルジェリア戦争、東京オリンピック、プラハの春など、世界中で撮影を行う。 1966年に数人の写真家と共に写真通信社Gammaを設立。73年アメリカ海外記者クラブとライフ社が創設したロバート・キャパ賞を受賞。79年からマグナム・フォトの会員となる。2000年ナダール賞受賞、06年アルル国際写真祭の芸術監督就任。カルティエ現代美術館等に作品が収蔵されている。1963年から映画製作にも乗り出し、山形国際ドキュメンタリー映画祭、カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭などで公式上映され、高い評価を得ている。 
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