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ギュウとチュウ 篠原有司男と榎忠
篠原有司男/榎忠
アートディレクション: 原田祐馬(UMA)
2,800円+税 | A4変型|84頁|上製
発行者 : Akio Nagasawa Publishing
発売元 : 赤々舎

ISBN: 978-4-903545-20-2
Published in November 2007







About Book

2007年秋、豊田市美術館。
霊長類最強のアーティスト・篠原有司男と神戸発 伝説のアーティスト・榎忠による 前代未聞の展覧会が開催された「ギュウとチュウ 篠原有司男と榎忠」展。
10mを超える巨大彫刻。空間を埋め尽くす大壁画。14tを超える重量級彫刻。ひしめきあう機能を失った無数の金属。
また、新たな伝説が幕を明ける。
その全記録を完全収録。

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Artist Information

篠原有司男 | Ushio Shinohara

1932年 東京都生まれ。
1953年 東京藝術大学美術学部油絵科入学。57年中退。
1960年 ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズのメンバーとして活躍。
ボクシング・ペインティング、イミテーション・アートなどを発表。69年渡米。
おもな展覧会は2005年「篠原有司男 ボクシング・ペインティングとオートバイ彫刻」 (神奈川県立近代美術館、鎌倉)など多数。
ニューヨーク在住。


榎忠 | Chu Enoki HP

1944年 香川県生まれ。
60年代後半から関西を中心に活動。
70年代にグループZERO(後にJAPAN KOBE ZEROと改名)を結成し、集団でパフォ-マンスを行う。 76年脱退後、ボディアートや大砲、銃、ダイオキシンなどをテーマにした鋼鉄のオブジェの制作で話題を呼ぶ。 おもな展覧会は2006年「その男、榎忠」(KPOキリンプラザ大阪、大阪)など多数。
神戸市在住。

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CANARY
志賀理江子 写真集
5,000円+税 | 413 × 273.5 mm | 80頁 | 上製本
アートディレクション : 森大志郎

CANARY
Photographs by Lieko Shiga


5,000JPY | 413 × 273.5 mm | 80 page | hardcover
Art Director : Daishiro Mori


ISBN : 978-4-903545-21-9
Published in December 2007





About Book

あとがきより

撃たれて死ね。
印画紙が証拠品となる。プリントされた像は生ものであるかのごとく臭気を帯び、
目の前にたちあらわれた。この世の時間軸が写真側にあるとすれば、
私は全くその圏外にいて、"現在"という宙ぶらりんでつかむことができない
不確かなものから逃れようと、その確かに存在する軸への手がかりを必死に探す。
 私という死に向かう、流れる時間そのものに対し、
止まった時を作る行為は祈りに似て、自己と対立する存在への強い欲望、
執着の線上にイメージは成り立つ。
撮影の際、偶然を引き起こす仕掛けを自ら作り込み、
なおかつ自分が意識的に持つビジョンのコントロールを失うべく、
予測不可能にカメラに撃たれることを待っている。
写真を撮る『shoot』=撃つ、殺す行為だとしたら、
それは逆に撃たれる意味であり、殺す行為で蘇生してしまう時間がある。
被写体や光景との出会いの段階、またはそれ以前で既に写真をみている。
撮影以前に存在する時間が圏外にある私を撃ち、蘇生する。
身体は媒体でしかない。カナリアを腹の中で飼っていた。
写真によって生け贄にされた人物や風景が、あの世に捧げたものを見よ。

志賀理江子

CANARY presents a beguiling body of work by a young photographer. The constructed images are steeped in a world of magical realism charged with a primal and animistic immediacy. The world in Shiga Lieko's hands seems to be pregnant with dynamism and movement, which at times can also be threatening. Throughout the work, the viewer is prompted to speculate how the photographs were created. What was her process? What aspects have been captured by the camera and what has been adulterated. It seems only fitting that after the book's release, Shiga revisited her work and created a limited-edition photobook as a companion, CANARY-MON. In this smaller volume, she presents an reading or explanation of each of the images but with the distance of hindsight. Therefore the plates themselves, rather than direct reproductions of the original images, are photographs of the photographs. These plates are then tipped in and only loosely adhered to the page, implying tenuousness. The typography too fades in part from the page. So even in her meta-text on her own work, the process and work remains in a state of flux between presence and non- presence, vibrant color and fading away. CANARY-MON is encased by a sleeve that cocoons the single-found binding.

Sold out and this book will be reprinted.


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Artist Information

志賀理江子 | Lieko ShigaHP : http://www.liekoshiga.com/

1980年、愛知生まれ。宮城在住。『Lilly』はロンドン在住時に公営団地の住民にカメラを向け、そのプリントをさらに撮影した作品で構成されたシ リーズ。『CANARY』は、仙台、オーストラリア、シンガポールで住民たちに取材し、導き出された「地図」をもとに、意図や作為を越えた何かをも捕獲し ながら撮影していくフィールドワーク的試み。写真集『Lilly』『CANARY』の2冊で、2008年度木村伊兵衛賞を受賞。2009年にはNY ICPインフィニティアワード新人賞を獲得している。また、2010年に『カナリア門』を出版。

1980 Born in Aichi, Japan
2004 Graduate at Chelsea University of Art and Design / BA Fine Art New Media, London, UK

- Solo Exhibition -
2001 [Floating Occurrence] graf, Osaka, Japan
2003 [Jaques saw mw tomorrow morning.] graf media gm, Osaka, Japan
2005 [Lilly] graf media gm, Osaka, Japan
2006 [Lilly] NUKE gallery, Paris, France
2008 [A Stranding Record] Fotogalleriet, Oslo, Norways
2011 [CANARY] Mitsubishi-Jisho ARTIUM, Fukuoka, Japan
2011 [CANARY] Galerie Priska Pasquer, Cologne, Germany

- Awards -
2005 Mio Photo Award - Jurors Award (Michiko Kasahara), Japan
2008 Kimura Ihei Photography Award, Japan
2009 Infinity Award / Young Photographer, International Center of Photography, NewYork, United States of America

- Publications -
"Lilly" artbeat Publishers CO, Ltd.
"CANARY" AKAAKA Art Publishing, Inc.
"CANARY-MON" AKAAKA Art Publishing, Inc.


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EYES
野村 浩 写真集
2,200円+税 | 210 × 297 mm | 64頁 | 並製本
アートディレクション : N/T WORKS

EYES
Photographs by Hiroshi Nomura


2,200JPY | 210 × 297 mm | 64 page | softcover
Art Director : N/T WORKS


ISBN : 978-4-903545-22-6
Published in November 2007








About Book

キヤノン写真新世紀第3回、第5回公募優秀賞」受賞作家、
野村浩の初作品集。


見ているのか、見られているのか。
あらゆるものに目玉がついたとき、
日常がひっくりかえり、
違う世界(次元)が顔を出す、
大人のファンタジー

野村によって表現された"なにものか"は
見る人の心を翻弄し、
知らぬ間に野村ワールドへ誘います。



キロキロ、キロキロキロ、フワフワ、フワフワフワ、アイアイ、アイアイアイ...ふと気づくと無数の目玉っ子に囲まれていた。メスカリンの午後、アドレナリンの夜、イノセントな、野村浩の遊戯の時間。
森山大道(写真家)

"EYES" announces itself as a book of "Art works by Hiroshi Nomura." The works in this book are color photographs of everyday scenes, to which two simple black-and-white plastic "eyes" have been added. This small gesture makes something like a drinking glass appear just a little bit different--it's impossible to see it as just a glass. An external hard drive seems to lurk next to a nearby monitor and desktop computer, while a blade of grass turns into a strange sort of insect. "Eyes" is a thoroughly playful work.

Includes English translation of text by the artist.

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Artist Information

野村浩 | Hiroshi Nomura >HP

1969年静岡県生まれ。
東京芸術大学美術学部油学科卒業。
東京芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了。

- 個展 -
1993年 「なすび画廊 花の子エリカ・花の居場所」(池袋アールヴィヴァン/東京)
1997年 「THE GENESIS OF THE EXDORA WORLD」(Taka Ishii Gallery/東京)
2001年 「EXDORA FLYING OBJECT」(Taka Ishii Gallery/東京)

- グループ展 -
「写真で語る」(東京芸術大学陳列館/東京)
など、多数に参加

1969 Born in Shizuoka, Japan. Graduated from Tokyo University of the Arts, Department of Painting. Completed Graduate School of Arts, Tokyo University of the Arts.


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BIRTH(通常版)
澁谷征司 写真集
5,000円+税 | 285 × 320 mm | 132頁 | 上製本
アートディレクション : 近藤一弥

BIRTH
Photographs by Seiji Shibuya


5,000JPY | 285 × 320 mm | 132 page | hardcover
Art Director : Kazuya Kondo


ISBN : 978-4-903545-24-0
Published in January 2008






About Book

帯文より
素晴らしい写真だ。この本の一部になれたことを誇りに思う。
―ロバート・ワイアット[ミュージシャン]


『BIRTH』について

知らない町の話を聞くのが好きな子供だった。
どこか遠くに行きたかったわけではなく、ただ風景を想像するだけでよかったのだろう。
それは誰のものでもなく、同時に誰もが持っている物語のような風景。 いつの頃からか僕のささやかな世界地図は、頼りないミツバチのピンで少しずつ埋まっていくようになる。 顔のない海。透明な音楽を包む霧。神様を迎えた池。深い森を抜けてゆく小川。ロックンロールを運ぶ黒い運河。
年代順に並べられた全ての場所は水で繋がれ、最期に僕は哀しく優しい"声"に遭遇する。 無が有になる時の少し熱を帯びた感触は僕の指先や感受性をつらぬき、
永遠と一瞬のなか僕を曇りなき"まなこ"にしてくれる。
そこに写し出されるのは遥か自分の手を離れた神々しくも親密な風景だ。 僕が辿ってきた絶え間ない光と影の交換が、すべての水を集める大きな河のような一つの流れになり、
何か優しさのような物に吸い込まれてゆく事を、僕はこれからも見届けてゆく気がする。

澁谷征司


「音楽的な何か」を追って
ドイツのジャズレーベル「ECM」の取材のためにドイツに向かうにあたって、編集担当の僕が、写真家とともに考えていたことは「音を撮る」ということだった。もっと正確に言うと、「ECM的な音を撮る」だった。ECMはジャズの即興演奏とクラシックの審美性を併せ持った高踏的な音楽をその特徴としている。清澄で研ぎ澄まされたその響きを、ファンは「クリスタルサウンド」と呼ぶ。そこで、僕らは南ドイツのいかにもロマンティックな森や湖をめぐり、その「音のイメージ」を追った。しかし、途中で僕らは間違った風景を見ていたことに気がついた。「ECM的な音」はそんなところにはなかった。むしろアウトバーンの脇の、電線が横切り、ごみが雑然と捨てられているような、すなわちサバービアのいかにも散文的な風景のなかにこそ、僕らの求めていたイメージがあることに気がついたのだ。人為と自然とが無作為に交錯した、名付けることさえ無駄にも思える、いかにも「詩的でない」光景にレンズを向けながら、写真家が「いい感じですね」と呟いたことを覚えている。
こうした経緯を経て写真家が捉えたイメージは、後にその意図が図星であったことが判明する。写真家の撮影した「音のイメージ」は「ECM」サウンドの核心を握る社長のマンフレッド・アイヒャー氏によって、とある本のなかで、以下のように説明される。
ECMを訪れた日本のフォトグラファーは、工業地帯の名もない場所を写し出した。人々はそこへ入り、出て、また次の名もない場所へと向かってゆく。詩的で、不思議な親近感を抱かせる写真である。(中略)この場所には自由がある。この場所のプレイスレスネス(場所性のなさ)には、音楽的な何かがある。「私の場所」、エドモン・ジャベスはかつて言った、「それは、あらゆる"私の場所的なもの"の欠如である」。
都市と田舎のはざまにあって、「通り過ぎるためのみに通り過ぎる」ような場所。「場所性」というものが欠如したこうした場所に、ECMの社長は「音楽的な何か」があるというのだ。僕は、今にして、この彼の言葉が、ECMの音楽のありようを表しながら、同時に、写真家の意図を的確に見抜いた言葉であることがよくわかる。本書「Birth」に収められた「奇妙で親密な」写真の題材となった場所は、一環したテーマ性に基づいて選ばれているわけではない。なぜなら、個々の場所は、メディアもテーマもまったく異なるアサインメントのために訪ね、撮影されたものだからだ。それでも、僕には、すべてのイメージに通低するものとして「音楽的な何か」を感じ取ることができる。オステンドの海岸、宇佐の神社、多度の杜、ECMのオフィス、オスロのスタジオ、アバディーンの森、グラスゴーやラウスという街に暮らす音楽家。どこの場所に赴いたとしても、写真家の目線は変わることがない。彼は、きっとそこに「音楽的な何か」を探そうとしている。
「音楽的な何か」とは何だろうかと考えて、僕はそれを、「響き」や「ヴァイブレーション」と呼んでみようかと思ったりする。あるいは「オーラ」や、さらにもう一歩オカルトに踏み込んで、その土地の「霊(スピリット)」のようなものかも知れないと考える。いずれにせよ、それは目に見ることはできなくて、曖昧で、どこか非科学的のように聞こえて、同時に物事の本質に関わっていると思えるような「何か」だ。写真家は、そうしたものにカメラを通して「耳を澄ませ」、そしてそこに「音楽的な何か」を見出すことによって、あらゆる場所を「場所性の欠如した場所」へと反転させてゆくのだ。
ロバート・ワイアットが自宅で、トランペットを吹いている写真を見ていると、それが実在する場所の実在する人物の写真とは思えず、むしろ「精霊」を見ているような気にさせられるのはなぜだろうか。そこに漂う「音楽的な何か」の気配こそが、人や場所の実在性よりもはるかに確かなもののように思えてくるのは、何も僕がロバート・ワイアットのファンだから、というだけではないはずだ。そうしたことは、たとえばアバディーンの森に佇む樵たちの姿を見ても同様に感じることができる。
「音楽的な何か」がある場所には、「場所性の欠如がある」。そして、その「場所性の欠如」は、その場所や人が、どこか名付けえぬところで宙吊りとなったものであることを証拠だてるだろう。前述のアイヒャーの言葉を、逆からたどっていくような道筋を、僕はこの「Birth」に収録された写真のなかに見出していく。
異界の入り口にある神社や、手つかずの自然のように見えて実はすべて植樹林であるアバディーンの森が、実際のところ、「異界と現世」あるいは「自然と人為」のはざまにある、「どちらでもない場所」であることは後付けの情報として知っておくだけでいいだろう。そこに「音楽的な何か」がある限り、世界中のあらゆる場所は、何かと何かのはざまにあって「無名化」されうるものであることを、これらの写真は僕らに語りかけているのではないだろうか。
聞けば、写真家が、本書のタイトル候補として「Bible」という案を挙げていたというのは示唆的ではないだろうか。天国と地獄との間で、宙吊りにされた「場所性の欠如した場所」として「この世界」はある、といったことを写真家は考えたのかも知れない。いずれにせよ、写真家は、この写真集を、「声に出会う旅」と語っている。それは、本書の末尾に登場するロバート・ワイアットの存在を踏まえながら本書の構成を語ったものだが、実際はそれ以上の意味を持っている。結局のところ、本書のすべての作品が、「声」、すなわち「音楽的な何か」を追い求める旅の一部だったということなのだ。これらの写真のなかで、すべての場所は「音楽的な何か」を見出されることによって、絶えずその「場所性」を剥奪されていく。そして、そうした場所をのみ、写真家は「私の場所」とするのである。
「私の場所、それは、あらゆる『私の場所的なもの』の欠如である」
渋谷征司にとっての写真は、きっと、「私の場所」を「生み出す(Birth)」ための儀式であり、それを可能たらしめる魔術なのである。

若林恵(編集者)

"BIRTH" is a deceptively simple book, collecting 10 years' worth of Seiji Shibuya's photographs. The book is ordered chronologically, and separated geographically, so that each of the book's six sections represents a different time and place. There is a particular focus on nature and music: forests in Japan and America sit alongside photographs of recording studios in Europe, as well as a series of portraits of the musician Robert Wyatt. Despite these broader themes, Shibuya does not claim any grand meaning for the photographs in "Birth": it seems that he's just looking for, and finding, moments of unforced beauty.

Sold out and this book will be reprinted

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Artist Information

澁谷征司 | Seiji Shibuya > HP

1975年 東京生まれ 1995年より独学で写真を始める
2007年 AMPGにて個展「BIRTH」開催
2008年 南青山のスパイラルにてPhoto Selection by Spiral vol.1 澁谷征司写真展「RIVER」開催
2010年 AKAAKAにて個展「DANCE」開催
2011年 AKAAKAにて個展「FLAME」開催
現在、東京在住

1975 Born in Tokyo, Japan. Lives and Works in Tokyo.

- Exhibitions -
2007 [BIRTH], AMPG, Tokyo
2008 [RIVER], Aoyama Spiral Gallery, Tokyo
2010 [DANCE], AKAAKA, Tokyo
2011 [FLAME], AKAAKA, Tokyo


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ストレンジリ・ファミリアー
ミカル・シェルビン 写真集
3,500円+税 | 250 × 285 mm | 112頁 | 上製本
Strangely Familiar
Photographs by Michal Chelbin
3,500JPY | 250 × 285 mm | 112 page | hardcover

ISBN : 978-4-903545-23-3
Published in April 2008




About Book

『ストレンジリ・ファミリアー』の被写体となっているのは、主に東欧の移動式の小さな見世物やサーカスの人々、運動選手やダンサーであるが、これらの男女・子供たちが実際に人前でどのような行為を演じてみせるのかを写真から識別することはほぼ不可能だ。空中ブランコか、それとも綱渡りか? 犬、鳥、馬、猿などの動物を使うか? 子供たちはサーカスの二代目、あるいは三代目か...?

写真の中に手掛かりとなる情報がわずかしかなく、それを見る私たちは反射的に不明な部分を自分で埋め、イメージの持つ物語に導かれるままに進んでゆく。その感覚は何一つ明白ではなく、何一つ当たり前ではない、幾通りもの解き方のある謎のようなダイアン・アーバスの作品を彷彿とさせる。シェルビンの作品もまたアーバスの作品と同じように観る者の脳裏に焼きついて離れない。

シェルビンが被写体と共に、信頼関係とバランスによって高所に留まるアクロバットと同じ状態を引き起こしながら生み出した作品は、ありのままではないが偽りのない、作為的だが真実だけを材料とした虚構の記録である。

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Artist Information

ミカル・シェルビン | MICHAL CHELBIN

1976年 イスラエル、ハイファ市に生まれる
1989年 写真を始める
1992-1994年 イスラエル軍隊の義務兵役期間中、軍事写真家として服する
1997-2001年 イスラエル、ハイファ市の国際婦人シオニスト機関デザイン教育学校(WIZO Academy ofDesign and Education)にて写真専攻、首席で卒業する
1999年 個人プロジェクトを始める
2003-2006年 Strangely Familiar シリーズに集中して制作する。 ロシア、ウクライナ、イギリス、イスラエルへ数回旅する
2006年 ブルックリンに移住。編集関連の仕事を始める

[ コレクション ]
サー・エルトン・ジョン・コレクション(英国)
パラッツォ・フォルティ(イタリア、ヴェローナ市)
ポートランド美術館(オレゴン州ポートランド市)
テルアビブ美術館(イスラエル)
ハイファ美術館(イスラエル、ハイファ市)
ヘルツェリア現代美術館(イスラエル、ヘルツェリア市)
他コレクション多数

Born in Israel, 1974
1997-2001 Studied at the Wizo Academy of Design & Education, Haifa, Israel

- Awards -
2005 Israeli Photographer Prize
2004 Israeli Lottery Board Grant
2003 Rabinowitz Foundation Grant
2003 Israeli Lottery Board Grant
2003 Artist in Residence, Hameau des Artistes ,Paris, France
2002 Rabinowitz Foundation Grant
2002 America-Israel Cultural Foundation Grant

- Public Collection
Tel-Aviv Museum of Art, Israel
Sir Elton John's colle

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