「スライドショーイベント第3公演」
日時:2022年 9月4日(日) 14:00〜
会場:PURPLE(京都府京都市中京区式阿弥町122-1 3F)、およびオンライン
「PURPLE - スライドショーと本の納涼祭 -」のメインイベントとして開催される、スライドショーイベント。
写真家、写真、そして見るひととの間の新鮮な場を求めて、ときにオンライン中継も介し、計3公演、17名の写真家とともに、写真の回路を旅します。
北海道(2008)、東北(2011)、沖縄(2014)、台湾(2016)、韓国(2017)、美術館、映画館など、様々な国と場所で開催されてきたこの公演イベントは、写真集とも、展示とも異なる、ライブ感を持つものです。
この数年、移動やライブ公演が遠いてしまったかもしれないこそ、今回、会場にとどまらず、それぞれの場所にいる作家の現在性をオンラインで繋いでいく試みもし、写真の現在性、作家の声を、深く新鮮に、投げかけます。
写真に音、パフォーマンス、言葉を加え、目の前に現れるイメージを見つめ、体感し、それぞれの「生」に還していくこと。
出演する作家は、どの作家も本公演のために制作、または準備した作品を上映、公演します!
写真家の佇まいや、そこから生まれるはずの新しい写真を通しても、多くの方々と、一瞬一瞬に生まれる写真を共有したいと願います。
チケット、料金:
★「会場参加チケット」 1100円(税込)(各公演 定員25名 )
★「オンライン参加 チケット」 1100円(税込)
★「オンライン参加 3公演セットチケット」 2200円(税込)
※それぞれご購入頂いた公演回の、アーカイブ視聴が付きます。(11/3までの期限。会場参加チケットにも付きます。)
※「オンライン参加チケット」では、会場でご覧いただくことができません。会場でご覧になることをご希望の方は「会場参加チケット」をお求めください。
※セットチケットの販売は、「オンライン参加 3公演セットチケット」のみです。
「会場参加チケット」をお求め頂いたお客様で、他の公演回もご覧になられるお客様は、各回の「会場参加チケット 」をそれぞれご購入いただくか、別途「オンライン参加 3公演セットチケット」をご購入ください。(ともに合計3300円)
絶賛発売中!以下よりお求めくださいませ!
第3公演タイムテーブル
金サジ「タイトル未定」
自身のコリアンディアスポラの身体的、精神的アイデンティティの「揺らぎ」をきっかけとして活動をはじめる。創作物語を演出写真の技法を用いて作品を制作。写真家として活動しながら、活動の一環として、韓国舞踊家、金一志の下に師事。韓国伝統芸能を学びながら、ディアスポラに代々継承されていく歴史・民族精神のトラウマから生まれる新たな可能性を探っている。現在、ロシアのサハリンのリサーチを日本サハリン協会等の協力を得ながら継続中。2020年度より多様なメンバーと映像作品「AMA~ウィルスとおよぐ~」を完成に向けて奮闘制作中。今夏に金一志芸術団創立公演に出演予定。赤々舎から写真集を年内に刊行予定。2016年度キヤノン写真新世紀グランプリ、令和3年度京都府文化賞奨励賞受賞。
田川基成「海の記憶」(オンライン中継)
1985年生まれ、長崎県の離島出身。北海道大学農学部森林科学科卒業。 自身のルーツと暮らしてきた土地や旅の経験を通し、移民と文化、土地と記憶などをテーマに作品を制作する。千葉県に住むイスラム教徒のバングラデシュ移民家族の5年間を写した「ジャシム一家」 で第20回三木淳賞受賞。故郷・長崎の海を巡る写真集『見果てぬ海』(赤々舎)で2022年日本写真協会新人賞を受賞した。現在は北海道をテーマに撮影中。
木村和平「石と桃 経過報告 後編」
1993年、福島県いわき市生まれ。東京在住。第19回写真1_WALLで審査員奨励賞(姫野希美選)、主な個展に、「石と桃」(Roll、2022)、「あたらしい窓」(BOOK AND SONS、2020)、主な写真集に、『袖幕』『灯台』(共にaptp)、『あたらしい窓』(赤々舎)など。
休 憩 ・ サ イ ン 会
Ryu Ika 「In case I don't see you, good afternoon, good evening, and good night!」(オンライン中継)
写真作家。内モンゴル自治区生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業。2018年在学中にパリのエコール・デ・ボザールへ交換留学。2019年第21回写真1_WALLグランプリ。2021年作品集『The Second Seeing 』(第二の観察)を赤々舎から刊行。撮影する行為を他人とのコミュニケーション道具として使い、また、写真を創作の素材とし、自己と他者との触れ合い方を探る中で自分の居場所についての思考を写真に纏わるインスタレーションに可視化して提示する試みを行う。
藤岡亜弥「Life Studies」
広島県生まれ、日本大学芸術学部写真学科卒業。2007年文化庁派遣海外留学生としてニューヨークに滞在。その後2012年までニューヨークに在住。現在広島県にて制作活動を行う。主な作品に「さよならを教えて」「離愁」「私は眠らない」「川はゆく」がある。「my life as a dog」で日本大学芸術学部芸術学会奨励賞、「さよならを教えて」でビジュアルアーツフォトアワード、「私は眠らない」で日本写真協会新人賞を受賞。「川はゆく」で2017年第41回伊奈信男賞受賞。2018年林忠彦賞、2018年木村伊兵衛写真賞受賞。
石川竜一「いのちのうちがわ」
1984年沖縄県生まれ。2010年、写真家 勇崎哲史に師事。2011年、東松照明デジタル写真ワークショップに参加。2012年「okinawan portraits」で第35回写真新世紀佳作受賞。2015年、第40回木村伊兵衛写真賞、日本写真協会賞新人賞受賞。 主な個展に「RYUICHI ISHIKAWA」gallery ラファイエット(沖縄 2014)、「zkop」アツコバルー(東京 2014 )、「okinawan portraits」Place M(東京 2014)The Third Gallery Aya(大阪 2015 )、「A Grand Polyphony」Galerie Nord(パリ 2015)、「okinawan portraits 2012-2016」Art Gallery Artium(福岡 2016)、「考えたときには、もう目の前にはない」横浜市民ギャラリーあざみ野(2016)、「OUTREMER/群青」アツコバルー(東京 2017)、「いのちのうちがわ」SAI(東京 2021)。 森美術館、横浜美術館、兵庫県立美術館、「国際芸術祭 あいち2022」などグループ展参加多数。 写真集に『okinawan portraits 2010-2012』『絶景のポリフォニー』『adrenamix』『okinawan portraits 2012-2016』『いのちのうちがわ』(いずれも赤々舎)、『CAMP』(SLANT)。
榮榮&映里 「六里屯」
榮榮(1968年中国福建省生まれ)と映里(1973年神奈川県生まれ)によるアーティストユニット。2000年より「榮榮&映里」として北京で共同制作を開始。人と自然との関係性を自身の身体を媒体として表現した作品や、生活を通して中国の社会的現実を捉えた作品などを発表。北京を拠点に国際的に活動するとともに、2007年、北京の草場地に中国初となる写真専門の現代写真センター「三影堂摂影芸術中心」を設立。主な展覧会に「複眼:榮榮&映里作品 2000-2010年」(ホー・シャンニン美術館、中国、2012年)、「榮榮&映里写真展 三生万物」(資生堂ギャラリー、2011)、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2012」(新潟、2012年)、「写真のエステー五つのエレメント」(東京都写真美術館、2013年)、「LOVE展:アートにみる愛のかたち シャガールから草間彌生、 初音ミクまで」(森美術館、2013年)、「記憶の円環:榮榮&映里と袁廣鳴 の映像表現」(水戸芸術館現代美術センター、2016年)、「即非京都」(京都国際写真祭、2021年)、「迹:榮榮&映里的影像歴程」(成都当代影像館、中国、2021年)など。ソニー・ワールド・フォトグラフィー・アワード最優秀貢献賞(2016年)、日本写真協会賞国際賞(2022年)受賞。
終了 ・ サ イ ン 会