ツアー3日目、秋田の美味い酒肴を堪能するも束の間、朝も早うから3時間ほどの移動で岩手、花巻の定住交流センターなはんプラザに到着するやいなや、最高の一枚を撮りたいと応募してきたペアに、我々が一人ずつ担当し写真の手ほどきをするなどという怖～い企画に立ち向かう。浅田政志は20代男子2と女子1を笑いとエネルギーの世界へ、山内悠は20代女子２を連れ風景の中のちょっとした物語へと、佐伯慎亮は20代デザイナー男子２と街での突発的な出会いを探しに、髙橋宗正は20代女子2を写真遊びの世界へ、旗手浩はアラ80写真愛好家男子2の真髄を、黒田はやはりアラ80男子写真愛好家２に容赦なく撮り合いっこをさせた。それぞれ、いったん尽きてしまった昼下がり。

　18時からは本領のスライドショー、本日は前記の７名で。ご年配の方々から若者、お子さんまでいるという、東京では考えられないお客様たちの構成に緊張が走る7人衆。しかし、リアクションは抑え気味ながら、以外にもじっくり向き合っていただいた感触も新鮮な涼しい夜だった。

黒田光一