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4月20日発売の雑誌『PHaT PHOTO』(特集「変わる!私のポートレイト」)の表紙をかざることとなった
小野啓の「NEW TEXT」の写真展が、発売日のすぐ後の4月24日(水)から5月12日(日)まで
東京・京橋の72Galleryにて開催されます。
5月4日(土)には、写真評論家の飯沢耕太郎氏をゲストに迎えてのトークイベントもございます。
こちらは10年以上続く「NEW TEXT」シリーズを初期の頃から見ていらっしゃる飯沢さんとの初めてのトークです。
皆さまお誘い合わせのうえ、ぜひ足をお運びください。
©Kei Ono
「PHaT PHOTO」Presents 小野啓写真展「NEW TEXT」
日時
4月24日(水)から5月12日(日)Open 水~金 12:00~20:00/土・日・祝 12:00~19:00
最終日は17:00まで月・火休(本展会期中の休館日 4月29日~30日、5月3日・5〜7日)
※トークイベントが開催される5月4日(土)は、通常の土曜日と同様、12〜19時で展示をご覧いただけます。
※トークイベントが開催される5月4日(土)は、通常の土曜日と同様、12〜19時で展示をご覧いただけます。
入場料
無料展示の詳細はこちらをご覧ください。
NEW
小野啓写真展「NEW TEXT」クロージングギャラリートーク
小野さん本人によるカジュアルなトークを行います。
展示作品の解説や皆さんのご質問にお答えします。参加無料、予約不要です。
また、今回のトークでは事前に皆さまからのご質問を募集しています!
ツイッターでハッシュタグ「 #newtext 」をつけてツイートしてください。
作品について、撮影について、写真集について、技術的なことでもテーマのことでも、
何でも質問してください。
主な質問の回答は後日このブログなどでもご紹介いたしますので、
当日来られない方もご遠慮なく質問をお寄せください。
皆さまのご参加お待ちしております!
日時
2013年5月12日(日)15:30〜
※トーク後、小野さんが「PHaT PHOTO」最新号にサインをします。
サインがほしい方は雑誌をお持ちいただくか、当日72Galleryにてお買い求めください。
「PHaT PHOTO」Presents 小野啓×飯沢耕太郎 トークショー
「ポートレイトを撮り続けて見えてきたこと」
日時
2013年5月4日(土)14:00~15:30(受付13:30~13:50)
参加費
2,000円(一般)...「PHaT PHOTO」 4月20日発売号1冊付1,500円(小野啓『NEW TEXT』 プロジェクト参加者)...「PHaT PHOTO」 4月20日発売号1冊付
1,500円(「ファット.ext」メンバー)
1,500円(「PHaT PHOTO」をお持ちで当日持参の方)
参加申し込み
下記リンク先のページ最下部にある「申込み」ボタンをクリックしてお申し込みください。
場所
72Gallery (TOKYO INSTITUTE OF PHOTOGRAPHY内)〒104-0031東京都中央区京橋3-6-6エクスアートビル1F
TEL:03-5524-6994
TEL:03-5524-6994
Posted at : 2013.05.09 15:42
東京で好評を博した野村恵子写真展「Soul Blue -此岸の日々-」が大阪で開催されることになりました。
会期中、イベントも開催されるので、ぜひ足をお運びください。
ナダール大阪13周年特別企画
野村恵子写真展「Soul Blue -此岸の日々-」
OPEN | 11:00 - 19:00
CLOSE | 月曜 ※ 6月1日(土)のみ 17:45まで。
住所: 〒542-0081 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館B1F (心斎橋駅すぐ)
TEL: 06-6251-8108
2012年に発売された最新写真集『Soul Blue』(発売・赤々舎)収録作品に、
2013年に撮影した近作数点を含む約20点を展示する予定です。
18時 〜 19時半【オープニングパーティ】 → 参加費無料、どなたでもお越し下さい。
19時半 〜 21時【クロストーク】 → 参加費 1,000円(ドリンクと軽食付)、予約優先
野村恵子 × 綾智佳(The Third gallery Aya)× 柿島貴志(POETIC SCAPE)× 林和美(NADAR)
野村恵子さんと、The Third Gallery Ayaディレクターの綾智佳さん、
写真専門ギャラリーPOETIC SCAPEディレクターの柿島貴志さん、ナダール代表の林和美の
クロストークを開催します。大阪・東京のギャラリー状況についてお伺いする予定です。
6月1日(土)
野村恵子 & 百々俊二(写真家)によるギャラリートーク & ポートフォリオレビュー
18時 〜 19時【野村恵子、百々俊二 ギャラリートーク】
19時 〜 21時【野村恵子、百々俊二 ポートフォリオレビュー】
野村恵子さんと百々俊二さん(写真家)による、ギャラリートーク&ポートフォリオ
レビューを開催します。自分の作品を講評してもらうとともに、他の参加者の作品や
それに対するコメントも一緒に聞く事ができる貴重な機会になることと思います。
料金:ギャラリートーク&ポートフォリオレビュー参加(先着10名) 2,000円 <受付終了>
会期中、イベントも開催されるので、ぜひ足をお運びください。
ナダール大阪13周年特別企画
野村恵子写真展「Soul Blue -此岸の日々-」
会期
2013年 5月28日(火) ~ 6月9日(日)OPEN | 11:00 - 19:00
CLOSE | 月曜 ※ 6月1日(土)のみ 17:45まで。
会場
ナダール大阪住所: 〒542-0081 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館B1F (心斎橋駅すぐ)
TEL: 06-6251-8108
2012年に発売された最新写真集『Soul Blue』(発売・赤々舎)収録作品に、
2013年に撮影した近作数点を含む約20点を展示する予定です。
イベント
5月28日(火) オープニングパーティ&クロストーク
18時 〜 19時半【オープニングパーティ】 → 参加費無料、どなたでもお越し下さい。
19時半 〜 21時【クロストーク】 → 参加費 1,000円(ドリンクと軽食付)、予約優先
野村恵子 × 綾智佳(The Third gallery Aya)× 柿島貴志(POETIC SCAPE)× 林和美(NADAR)
野村恵子さんと、The Third Gallery Ayaディレクターの綾智佳さん、
写真専門ギャラリーPOETIC SCAPEディレクターの柿島貴志さん、ナダール代表の林和美の
クロストークを開催します。大阪・東京のギャラリー状況についてお伺いする予定です。
6月1日(土)
野村恵子 & 百々俊二(写真家)によるギャラリートーク & ポートフォリオレビュー
18時 〜 19時【野村恵子、百々俊二 ギャラリートーク】
19時 〜 21時【野村恵子、百々俊二 ポートフォリオレビュー】
野村恵子さんと百々俊二さん(写真家)による、ギャラリートーク&ポートフォリオ
レビューを開催します。自分の作品を講評してもらうとともに、他の参加者の作品や
それに対するコメントも一緒に聞く事ができる貴重な機会になることと思います。
料金:
ギャラリートーク&ポートフォリオレビュー見学のみ 1,000円
6月8日(土)
野村恵子 ギャラリートーク & 写真ワークショップ
18時 〜 19時【野村恵子ギャラリートーク:「Soul Blue」について】 → 参加費無料、予約優先
19時 〜 20時半 【野村恵子 女性のための写真ワークショップ】 → 参加費 2,000円、要予約、先着10名
女性限定の実践的な写真ワークショップを開催いたします。
ビキナー向けの内容となりますので、初心者の方もご安心ください。
また作品をご持参いただければ、レビュー(合評)も行います。
持ち物はあれば、作品と手持ちのカメラ。
できれば一眼があればいいですが、なければなんでもいいです。 デジタル、フィルム問いません。
写真で気持ちを表現するという初期的な衝動から
カメラに写していくことの基本的なワ-クショップをします。
(野村恵子)
すべてのイベントの詳細・お申し込みはこちら
http://nadar.jp/osaka/schedule/130528.html
6月8日(土)
野村恵子 ギャラリートーク & 写真ワークショップ
18時 〜 19時【野村恵子ギャラリートーク:「Soul Blue」について】 → 参加費無料、予約優先
19時 〜 20時半 【野村恵子 女性のための写真ワークショップ】 → 参加費 2,000円、要予約、先着10名
女性限定の実践的な写真ワークショップを開催いたします。
ビキナー向けの内容となりますので、初心者の方もご安心ください。
また作品をご持参いただければ、レビュー(合評)も行います。
持ち物はあれば、作品と手持ちのカメラ。
できれば一眼があればいいですが、なければなんでもいいです。 デジタル、フィルム問いません。
写真で気持ちを表現するという初期的な衝動から
カメラに写していくことの基本的なワ-クショップをします。
(野村恵子)
すべてのイベントの詳細・お申し込みはこちら
http://nadar.jp/osaka/schedule/130528.html
©Keiko Nomura
Posted at : 2013.05.09 12:20
米国「TIME」誌、web版「LightBox」のコーナーで
志賀理江子さんについての記事が掲載されました。
タイトルは「Dreamscapes: The Fantastical Photographs of Lieko Shiga」で
書き手はロンドン在住の写真家・ライターのMarco Bohrさんです。
原文は英語ですので、拙いですが翻訳してみました。
原文はこちらよりお読みいただけます。→http://lightbox.time.com/2013/05/07/dreamscapes-the-fantastical-photographs-of-lieko-shiga/#1
ーーー
昔からの言い回しである「鉱山のカナリア」―――(ガスが発生するなどの)問題を早期発見してくれるシンボルとしての小鳥―――は知らなかったかもしれない何かを示してくれる存在だ。昔の鉱山のカナリアが人間が感知できないガスや煙霧を労働者たちに知らせてくれたように、カメラは暴かれなかった、発見されなかったであろう瞬間を捉えることができる。現在、アムステルダムの写真美術館FOAM(Fotografiemuseum Amsterdam FOAM)で開催中の日本人作家・志賀理江子による「CANARY」は、すぐにはわからないし、簡単には理解できないが、それでも意味を持つイメージでもって、強烈なメタファーを示している。
アムステルダムでの展示は2007年に出版された写真集のシリーズ「CANARY」で構成されている(この写真集は写真集コレクターの中では重要な一冊となっている)。「CANARY」に含まれる多くのイメージは非常にファンタジーに溢れ、シュールレアリスムにとても近いものに思う。たとえば、不思議な青色の光に包まれた部屋にあるとても大きな動物の頭蓋骨、宙で燃えている火の玉、ベッドに横たわる上半身裸の男の上で浮かんでいる女性といったものがある。精巧でとても目を引く夢の中の景色をもつ写真のその効果は、光と色の相互作用の力によって達成されている。また、作品の大部分は作家によって操作されている(いじられている)。ただし、アナログな手段によってである。暗室でもたらされる効果もある一方、写真のネガに引っ掻き傷をつけたりするのだ。この「操作」は作品によって程度が変わる。志賀は「私はいつも被写体に近づけるように、それぞれにあったやり方を試している」と言っている。他の言葉に言い換えると、写真家の手段、方法はイメージの被写体以外のものからはもたらされることはないのだ。
おそらく「CANARY」のイメージの多くが夜や暗いところ、室内といった場所でつくられているからかもしれないが、作品は動揺を誘うがつかみどころのないオーラをまとい、そしてそれを発している。他者の個人的で強烈な夢のような光景によろめく観覧者・読み手の感覚は、被写体のアイデンティティが姿を変えた写真の中でいっそうさらに強められる。
たとえば「レストラン スタージ」では、レストランのインテリアの細かいところは、幽霊のように黒いもので影となった頭の女性の不気味な存在の前では、視野に入らなくなる。この写真は女性にとってすこし思い出せるような夢の感覚があるのだ。夢を見る者(彼女)は夢にかたちを与えようと試みる。レストランのテーブル番号を思い出そうとするかもしれない。だが、やはり彼女のディナー同席者の顔さえもかたちづけることが出来ないのだ。
志賀の作品は内藤正敏のモノクロ写真を強く連想させる。内藤の代表作「遠野物語」(1983)では、内藤は、神秘主義や霊的なもの、日本の民俗学の複雑な関係性に、夜の風景やポートレート写真で迫った。写真のネガやプリントをいじってではあるが、志賀は人間の身体がもつ固有の弱さに迫っている。恐れずに言うならば、いわば、志賀の想像力において、身体の感覚(法則)の結果として被写体の多くは崩れたり、虚脱し、もしくは埋没してしまうのだ。
身体についての強調はおそらく彼女がダンサーであった経験に関係しているのかもしれない(ダンスは写真を独学でやる前にしていたことだ)。認識できる身体的な世界を表現したりドキュメントするよりもむしろ、志賀は感情的で精神的に複雑な身体の奥深くにある風景を構成する手段として写真を使っているのだ。
志賀理江子さんについての記事が掲載されました。
タイトルは「Dreamscapes: The Fantastical Photographs of Lieko Shiga」で
書き手はロンドン在住の写真家・ライターのMarco Bohrさんです。
原文は英語ですので、拙いですが翻訳してみました。
原文はこちらよりお読みいただけます。→http://lightbox.time.com/2013/05/07/dreamscapes-the-fantastical-photographs-of-lieko-shiga/#1
ーーー
昔からの言い回しである「鉱山のカナリア」―――(ガスが発生するなどの)問題を早期発見してくれるシンボルとしての小鳥―――は知らなかったかもしれない何かを示してくれる存在だ。昔の鉱山のカナリアが人間が感知できないガスや煙霧を労働者たちに知らせてくれたように、カメラは暴かれなかった、発見されなかったであろう瞬間を捉えることができる。現在、アムステルダムの写真美術館FOAM(Fotografiemuseum Amsterdam FOAM)で開催中の日本人作家・志賀理江子による「CANARY」は、すぐにはわからないし、簡単には理解できないが、それでも意味を持つイメージでもって、強烈なメタファーを示している。
アムステルダムでの展示は2007年に出版された写真集のシリーズ「CANARY」で構成されている(この写真集は写真集コレクターの中では重要な一冊となっている)。「CANARY」に含まれる多くのイメージは非常にファンタジーに溢れ、シュールレアリスムにとても近いものに思う。たとえば、不思議な青色の光に包まれた部屋にあるとても大きな動物の頭蓋骨、宙で燃えている火の玉、ベッドに横たわる上半身裸の男の上で浮かんでいる女性といったものがある。精巧でとても目を引く夢の中の景色をもつ写真のその効果は、光と色の相互作用の力によって達成されている。また、作品の大部分は作家によって操作されている(いじられている)。ただし、アナログな手段によってである。暗室でもたらされる効果もある一方、写真のネガに引っ掻き傷をつけたりするのだ。この「操作」は作品によって程度が変わる。志賀は「私はいつも被写体に近づけるように、それぞれにあったやり方を試している」と言っている。他の言葉に言い換えると、写真家の手段、方法はイメージの被写体以外のものからはもたらされることはないのだ。
おそらく「CANARY」のイメージの多くが夜や暗いところ、室内といった場所でつくられているからかもしれないが、作品は動揺を誘うがつかみどころのないオーラをまとい、そしてそれを発している。他者の個人的で強烈な夢のような光景によろめく観覧者・読み手の感覚は、被写体のアイデンティティが姿を変えた写真の中でいっそうさらに強められる。
たとえば「レストラン スタージ」では、レストランのインテリアの細かいところは、幽霊のように黒いもので影となった頭の女性の不気味な存在の前では、視野に入らなくなる。この写真は女性にとってすこし思い出せるような夢の感覚があるのだ。夢を見る者(彼女)は夢にかたちを与えようと試みる。レストランのテーブル番号を思い出そうとするかもしれない。だが、やはり彼女のディナー同席者の顔さえもかたちづけることが出来ないのだ。
志賀の作品は内藤正敏のモノクロ写真を強く連想させる。内藤の代表作「遠野物語」(1983)では、内藤は、神秘主義や霊的なもの、日本の民俗学の複雑な関係性に、夜の風景やポートレート写真で迫った。写真のネガやプリントをいじってではあるが、志賀は人間の身体がもつ固有の弱さに迫っている。恐れずに言うならば、いわば、志賀の想像力において、身体の感覚(法則)の結果として被写体の多くは崩れたり、虚脱し、もしくは埋没してしまうのだ。
身体についての強調はおそらく彼女がダンサーであった経験に関係しているのかもしれない(ダンスは写真を独学でやる前にしていたことだ)。認識できる身体的な世界を表現したりドキュメントするよりもむしろ、志賀は感情的で精神的に複雑な身体の奥深くにある風景を構成する手段として写真を使っているのだ。
Posted at : 2013.05.09 12:08
志賀理江子 写真集 『螺旋海岸 | album』の書評が
2013年5月5日の朝日新聞、読書欄「視線」のコーナーで掲載されました。
書いてくださったのは、ベーコン展を企画した東京国立近代美術館主任研究員の保坂健二朗さんです。
保坂さんはツイッターでも「(『螺旋海岸 | notebook』『螺旋海岸 | album』の)どちらも、芸術なるものに関心がある人は必見・必読かと」と書かれていました。ぜひお手に取ってご覧ください。
2013年5月5日の朝日新聞、読書欄「視線」のコーナーで掲載されました。
書いてくださったのは、ベーコン展を企画した東京国立近代美術館主任研究員の保坂健二朗さんです。
保坂さんはツイッターでも「(『螺旋海岸 | notebook』『螺旋海岸 | album』の)どちらも、芸術なるものに関心がある人は必見・必読かと」と書かれていました。ぜひお手に取ってご覧ください。
Posted at : 2013.05.08 16:02