小野啓「NEW TEXT」制作応援プロジェクトをわかりやすく

こんばんは。姫野です。
日曜日の小野さんとのトークイベントに来てくださったみなさん、ありがとうございました。こうした機会を設けてくださった主催者の方々にもあらためてお礼申し上げます。終了後の懇談の場では、この制作応援プロジェクトについていろんなご意見やアイデアをいただきました。これが本当にありがたかったです。なにぶん初めての試み。スタートしたとはいえ、みなさんの声を反映しながら調整していきたいのです。

このプロジェクト、私としてとても大事に思っているのは、
「1冊分お申し込みいただけたら、私たちは1冊を図書館に寄贈します」
という点です。この写真集を見るひとを、自分たちが予測できないぐらい広げたいという気持ちです。
学校や公共の図書館の棚にあって、いつ遭遇するかわからない、互いにとってそんな存在でありたいのです。
それに図書館なら、ふだんお小遣いでは写真集を買いにくい年齢の読者にも届けられるかもしれませんね。
そしてさらにこの図書館を、「あなたのご希望の図書館に」と補足したいと思います。
母校でも、故郷でも、遠くの島でも、わが町の、でも構いません。
もし具体的に寄贈したい所が思い浮かぶ方は、ぜひお教えください。


さらにここで私たちは、もう少し広げて提案してみたいと思います。
「1冊分お申し込みいただけたら、私たちは1冊を誰かへの贈り物として届けます」
この写真集は、いろんな思いを見るひとに投げかけるでしょう。写真が大きな問いの器であることに加えて、ここに写る彼らの眼差しはいったい何処へ向けられているのか。その眼差しの前にそれぞれの揺れがあるでしょう。どのような回路であったとしても、もしこの写真集をある特定の誰かに贈りたいと思われるなら、ぜひそれもお手伝いさせてください。

つまり、「1冊分お申し込みいただけたら、私たちは1冊をご希望の図書館かどなたかに贈ります」というのが、
このプロジェクトの骨子です。
それは採算ベースに乗ることではないかもしれませんがやってみたいです。
私たちがいつもの販路では届けられないところへ、本を送り出してみたいのです。
この他にもプロジェクトにまつわるアイディアを思いつかれた方は、ぜひお寄せください。
info(a)akaaka.com (a)を@に変えてください。
お待ちしています!



(プロジェクトの名称は「小野啓写真集『NEW TEXT』作って届けるためのプロジェクト」に変更になりました)
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