今日は小野啓×齋藤陽道トークイベント「ギフト」が開催されました。
筆談を壁の大きな模造紙に書いていくというスタイルで、今の時代に写真集を作ること、作った写真集を人へと届けることなど
充実した内容となりました。トークの内容は後日「AKAAKAイベント全記録」にて公開いたしますので、お楽しみに!

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今回のトーク後のお客さまからのお話で、
「プロジェクトに参加したいけれど、寄贈先で迷ってしまってまだ申し込めていない」
「今までの参加者の寄贈先とその理由を知りたい」
という声を多くいただきました。
※小野啓写真集『NEW TEXT』制作応援プロジェクトでは、5,000円でご予約いただくと
ご予約いただいた方のご自分用に1冊届くことに加え、図書館か個人の方へ1冊を寄贈することができます。

これまでにご予約いただいた方は、たとえば
  • 母校の後輩たちに見てほしいので、ご出身の高校の図書館や地元の公立図書館へ(一番多いタイプです)
  • 写真好きというわけではない人にこそ見てほしい、また、これから社会に出る人を応援したいので、新社会人になる知人の方へ
  • 高校へ行けるかどうかわからない子どもたちに高校生を知る機会をもってほしいので、
    義務教育までの宿舎と学校をもつ児童養護施設へ
  • 地方の高校で開催されたイベントが素晴らしかったのでそのお礼のような気持ちで、その高校の図書館へ
という形で寄贈先を指定してくださっています。

また、どうしても寄贈先を考えるのが難しいという方には、小社に寄贈先をおまかせいただくことも可能です。
日本全国の主要公立図書館へ
、地域に偏りのないようランダムに寄贈いたします。

引き続き、小野啓写真集『NEW TEXT』制作応援プロジェクトをよろしくお願いいたします。



小野啓写真集『NEW TEXT』制作応援プロジェクトについてはこちらをご覧ください。
(プロジェクトの名称は「小野啓写真集『NEW TEXT』作って届けるためのプロジェクト」に変更になりました)
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プロジェクトの拡充にむけて、先日デザイナーの中島雄太さんを交えて打ち合わせを行いました。
どのようにしたらプロジェクトのねらいや制作にかける思いをよりよくお伝えすることができるか、
知恵を出し合って計画を練っております。

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達成率の%表示よりも、あと何人のご予約をいただけば目標達成なのかを書くようにした方がよいのでは、とか
5,000円をお支払いいただくご予約では、お手元に届く1冊の他にもう1冊を好きなところへ寄贈できるので
実質予価3,800円の本2冊を5,000円で買えるということは図解する方がよいのでは、とか
お客さまからいただいたいろいろなご意見を参考にさせていただいております。

近日中にプロジェクトの案内チラシを作ったり専用ブログを立ち上げたりする予定です。
まだまだ発展途上のプロジェクトですので、お気づきの点があれば、どんなことでもぜひお寄せください。

今後とも小野啓写真集『NEW TEXT』制作応援プロジェクトをどうぞよろしくお願いいたします。

(プロジェクトの名称は「小野啓写真集『NEW TEXT』作って届けるためのプロジェクト」に変更になりました)
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現在、新作写真集『NEW TEXT』を製作中の小野啓さんから、
「小野啓写真集『NEW TEXT』制作応援プロジェクト」に寄せるメッセージをいただきました。

『NEW TEXT』という作品のことや、プロジェクトの仕組みに込めた思いなどが綴られています。
ぜひご一読ください。

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小野啓 写真集『NEW TEXT』制作応援プロジェクトに寄せて


 日本中の高校生のポートレートを2002年から10年にわたって撮影してきました。募集という方法をとり、出会ったすべての高校生を、日本全国に赴いて撮り続けてきました。
  彼らの持つイノセントと危うさに強く惹かれて、1人1人と向き合って撮影をしてきましたが、ある時に、個人的な意識を超えて、この作品が在ることに気付き ました。10年間で500人の高校生と出会い、対峙してきた膨大なコンタクトプリントを見ながら、僕は高校生を通して「今の日本を撮っている」ということ を実感するようになりました。

 写真集の制作において、赤々舎の姫野さんと写真の構成のやりとりを重ねるうちに、300ページ、A4、 ハードカバーという型に行き着きました。本の構想がある程度の型になった時に、この1人1人の高校生と対峙した写真は、僕や彼らの意識さえも超えた、より大きなものになっていると感じています。
 写真集として後世に残したい。300枚に及ぶ構成の束を目の前にしてから、その思いをずっと強く抱き続けています。

 応援プロジェクトで1冊をご予約いただくと、さらにもう1冊がご希望の図書館か個人の方へと寄贈されます。今、写真集の行き先を想像すること、何よりも想像することができることは僕にとって心からの喜びです。
 近い将来、『NEW TEXT』がどこかの町の図書館の棚に置かれ、まだ見知らぬ誰かが手にしてくれていることを想っています。『NEW TEXT』が図書館を通じて人へ、あるいは、人から手渡されて人へと続いていくことを。

小野啓

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「小野啓写真集『NEW TEXT』制作応援プロジェクト」につきましてはこちらをご覧ください。
(プロジェクトの名称は「小野啓写真集『NEW TEXT』作って届けるためのプロジェクト」に変更になりました)
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こんばんは。姫野です。
日曜日の小野さんとのトークイベントに来てくださったみなさん、ありがとうございました。こうした機会を設けてくださった主催者の方々にもあらためてお礼申し上げます。終了後の懇談の場では、この制作応援プロジェクトについていろんなご意見やアイデアをいただきました。これが本当にありがたかったです。なにぶん初めての試み。スタートしたとはいえ、みなさんの声を反映しながら調整していきたいのです。

このプロジェクト、私としてとても大事に思っているのは、
「1冊分お申し込みいただけたら、私たちは1冊を図書館に寄贈します」
という点です。この写真集を見るひとを、自分たちが予測できないぐらい広げたいという気持ちです。
学校や公共の図書館の棚にあって、いつ遭遇するかわからない、互いにとってそんな存在でありたいのです。
それに図書館なら、ふだんお小遣いでは写真集を買いにくい年齢の読者にも届けられるかもしれませんね。
そしてさらにこの図書館を、「あなたのご希望の図書館に」と補足したいと思います。
母校でも、故郷でも、遠くの島でも、わが町の、でも構いません。
もし具体的に寄贈したい所が思い浮かぶ方は、ぜひお教えください。


さらにここで私たちは、もう少し広げて提案してみたいと思います。
「1冊分お申し込みいただけたら、私たちは1冊を誰かへの贈り物として届けます」
この写真集は、いろんな思いを見るひとに投げかけるでしょう。写真が大きな問いの器であることに加えて、ここに写る彼らの眼差しはいったい何処へ向けられているのか。その眼差しの前にそれぞれの揺れがあるでしょう。どのような回路であったとしても、もしこの写真集をある特定の誰かに贈りたいと思われるなら、ぜひそれもお手伝いさせてください。

つまり、「1冊分お申し込みいただけたら、私たちは1冊をご希望の図書館かどなたかに贈ります」というのが、
このプロジェクトの骨子です。
それは採算ベースに乗ることではないかもしれませんがやってみたいです。
私たちがいつもの販路では届けられないところへ、本を送り出してみたいのです。
この他にもプロジェクトにまつわるアイディアを思いつかれた方は、ぜひお寄せください。
info(a)akaaka.com (a)を@に変えてください。
お待ちしています!



(プロジェクトの名称は「小野啓写真集『NEW TEXT』作って届けるためのプロジェクト」に変更になりました)
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こんばんは。姫野です。
いま諏訪湖の畔の印刷所の5階にひとりでいます。印刷立ち会いは、色の調整にOKを出してからそのページが部数分刷られる間、それなりに待つことになるんですね。5階の待合室で大きな片目のだるまと目を合わせながら過ごしています。そういえば、先ほどこちらの社長さんが、赤々舎にも来年のためにだるまを注文してくださったと話してくださいました。あやかりながら、来年を期したい。

明日は国分寺で小野啓とトークします。
いま制作している写真集『NEW TEXT』について、その撮影過程、写真集制作過程、そしてなぜプロジェクトを立ち上げたかを話すつもりでいます。赤々舎はほかにも本を作っているわけですが、なぜこの写真集において皆さんの応援を募ろうとしたのか。

本の中でも写真集は、制作費、部数、定価のバランスがとりにくいジャンルです。きわめてとりにくいと言っていい。制作費は普通の文字の本より遥かに高いにもかかわらず、需要が想定される部数は逆にとても少ない。そうなると定価が高めになるのは当然で、それが買いにくさにつながるという悪循環もある。
『NEW TEXT 』の総制作費550万円をどう思われますか? これは少なくともかかるだろうと見込まれる金額です。当然ながら赤々舎がつくる写真集で、これ以上かかるものもあれば、これより少ないコストの場合もあります。でも常にそうした数字は眼前にあり、個人の生身の実感としては非常に高いコストなのです。法人もひとりの人間みたいなもので、同様に感じている。

私は「経済の人」ではありませんからーーそのように、あるときある会社の社長さんに言われ、なんというか複雑でしたがーー確かにその通りなのです。それが経営者として欠陥であるのは言を俟ちませんが、どうしようもないというか、赤々舎は詰まるところ資本主義ではないのです。その論理では動いていないので、非常に奇異にも見えるのかもしれません。
私は時折、全冊売れても赤字、というようなバランスを選択してしまったりもします。売れにくい方向を指してしまうこともあります。その負荷には当然ながら苦しむのですが。選択しているのは私自身です。


『NEW TEXT』の内容については、詳細ページにスライドショーがあるので、ぜひご覧ください。
10年間かけて撮影された500名の高校生の写真を300枚に絞るのは、とても苦しいことでした。「ひとりひとりが遠かった」と言うほどに時間がかかり、被写体を選んだことはなかったのに、写真集にするとなってやはり写真を選んでいく。私たちは何を見て、何を選んでいるのかという思いにとらわれました。そのことはまた別の機会に書きます。300枚、一枚一ページというのは、ですからぎりぎりに絞った数量で、普通の写真集からするとページ数が多いのですが、ここに込められた個と時代を伝えるために必要なボリュームでした。

私がこの本をどんな人に見てほしいだろうと思ったとき、いつもながら写真業界の人ではありませんでした。
まず浮かんだのは、被写体となってくれた高校生たちが通ったであろう図書館に。
それから、撮影から10年近くたって今では親となった人もいるという、その家族の情景の中に。
「スクール・カースト」とも言われるいまの教室のなかにいる、ひとりひとりに。
高校生という時期は、誰にとっても決して単純なものではないでしょう。振り返ることも正視することもたやすくないでしょう。ただ、この写真集の中の高校生は、ひとりひとりカメラと対峙していて、その眼差しが私たちをそれぞれに貫くのです。

こんなにもたくさんの方に見てほしい、公共の場にも置かれて誰でも手にとってほしい、と思ったとき、
具体的には定価をできるだけ低くすること、図書館に寄贈すること、を考えました。
制作コストと部数と定価のバランスの中にあって、、、今回の場合、その目的を達するためには赤々舎の力だけでは難しく「応援プロジェクト」を立ち上げました。自分たちにとっても初めてのことで、仕組みに無理がないか、皆さんにご納得いただけるかどうか、できれば率直なご意見をお聞かせください。
info(a)akaaka.com (a)を@に変えてください。
最終的にはプロジェクトの結果として、金額の収支や寄贈できた冊数をご報告致します。

おわかりいただけるかと思いますが、これは赤々舎を応援するものではなく、『NEW TEXT』を応援いただくものです。そして写真集は、作家のものではなく、出版社のものでもなく、この世という場所に差し出されるものだと思います。その行方を、どうぞ応援ください。


(プロジェクトの名称は「小野啓写真集『NEW TEXT』作って届けるためのプロジェクト」に変更になりました)
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すでに12月16日(日)の小野啓×姫野希美トークイベント「写真集『NEW TEXT』をつくる」の告知でもご紹介していましたが、
このたび赤々舎では小野啓写真集『NEW TEXT』の制作について、
読者の皆さまからの応援を募る「小野啓写真集『NEW TEXT』制作応援プロジェクト」をスタートいたしました。


(プロジェクトの名称は「小野啓写真集『NEW TEXT』作って届けるためのプロジェクト」に変更になりました)
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写真家・小野啓が約10年をかけて撮り続けた、高校生のポートレート300名分を収録する写真集『NEW TEXT』は
高校生「ひとりひとり」の取り替えようのない個とともに、はからずも「日本」という風土と時代が刻まれており、
写真作品としても、歴史的な記録としても、大変重要な一冊になると関係者一同確信しています。
プロジェクト特設ページには、予告動画をはじめとする『NEW TEXT』の詳しい内容紹介がありますのでぜひご覧ください。

『NEW TEXT』は制作にあたり、作品の性質上、約300頁・A4判のボリュームが必要となります。
また、作品としても史料としても重要な本であるという思いから、被写体となっている高校生たちにも
手の届きやすい価格(目標:税抜3,800円)にしたり、全国の図書館に寄贈したり(目標:500冊)と、
より多くの方に見ていただけるようにしたいと考えています。

写真集『NEW TEXT』の内容とプロジェクトの主旨にご賛同いただけましたら、ぜひ応援をいただけますようお願いいたします。


始まったばかりのこのプロジェクトですが、実はすでに達成率が0.2%になっています。
こちらはまだ計画段階のプロジェクトを知った写真家の齋藤陽道さんが、いち早く参加してくださったものです。

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小野さん(左)と、プロジェクト参加一番乗りの齋藤さん(右)

小野啓写真集『NEW TEXT』制作応援プロジェクトをどうぞよろしくお願いいたします。


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小野啓×姫野希美トークイベント開催 -SHARE BASE amata(国分寺) 12月16日(日)-


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