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アメリカの写真を扱ったウェブサイト「lens culture」に澁谷征司写真集『DANCE』の書評が掲載されました。
ぜひご覧ください。

「lens culture」
http://www.lensculture.com/shibuya.html


"DANCE" is one of those photobooks that attracted my eye immediately, even from a distance. Then when I picked it up, it endeared itself even more, instantly, with the luscious touch of its coarsely textured cover. Open it up, and the magic continues.

The vibrantly colored photographs are fresh and alive, flowing one from the other like visual poetry, with no need for linear narrative or context.

The subject matter is mixed, and often seems unlikely -- but it works. Who would imagine that images of blossoming fruit trees, bathing elephants, subway cars, fast food restaurant tables and nighttime fires would harmonize so well?

This large-format book itself is a work of art to be treasured. Find it, if you can, and buy a copy for yourself.

-- Jim Casper


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2月4日(土)、浅草浪花家で開催されている齋藤陽道「感動」の展示に合わせて
ワークショップ「見る人になるためのひとつの方法として」を開催しました。
多くの発見があるワークショップとなりました。ワークショップの様子を少しご報告させて頂きます。

今回のワークショップは、
参加者のみなさんに耳栓をしていただき、普段聴こえている音を抑えて撮影にでるというものでした。

耳栓は、さすがに全ての音を遮断することは出来ませんでしたが
トラックが通る音など大きな音はすこし聞こえる程度で、隣で歩いている足音などは聞こえませんでした。

撮影に出る前のミーティング
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撮影前ミーティングでは、参加者の皆さんが今まで撮影してきた写真を見せ合いました。
人物を撮る人、街角を撮る人、様々な方が参加しています。

また、コミュニケーション手段としてノートが配られ、筆談を通してやり取りを行いました。
筆談も多くの人にとって初めての取り組み。

浅草の街へ
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撮影した後は、耳を塞いで撮影した感覚を話し合ったり
写真をプリントアウトして、見せ合いました。
議論は白熱し、話が絶えることはありませんでした。

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みなさんが(自分も含めて)耳栓を耳から外したときの表情、漏れた声、とても印象的でした。
普段何気なく過ごしている毎日であっても、耳に頼っていたものがかなり大きかったこと、
耳から多くの情報を得ていたことなど、外した一瞬で気づくことがたくさんありました。


最後は締めのらーめん。(齋藤さんは大のらーめん好き)
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<参加者の声(ごく一部ですが、、、)>

やはり視界がぐっと広くくっきり見えました。
自分の視覚、使いきっていなかったんだなぁと実感しました。

「あ。こんなにも見えるんだ!」と同時に「今まできちんとみていなくてごめんなさいーーー!」といろいろな、
みえるものや人に対して謙虚な気持ちになりました。

5秒目を瞑って、ゆっくーり目を開けてもらう方法で家族も撮ってみました。
写真に写っている家族がしっかりしているのに柔らかい感じがして、家族には「ほーーーーー。」と言われました。
好感触。。。だったようです。

ーー
頭で理解するより、
身体が理解してくれているだろうな、というワークショップだったと思います。
具体的に何を得られたのかはわかりませんが、
今回体感したことを身体が覚えていて、それが何か、今後に役立つような気がします。

音がなくなると集中力がアップして、
目のフォーカスが常に合っている状態というか、
ぐーっと穴があくように浅草の街を見ていました。
特に私は光に敏感になって、
光の当たっている場所を見るのではなくて、
光の当たる場所の、手前の、空気の中にある光を見るような(?)感じで。
それは、世界と自分の距離が近くなっていくような感覚でした。

人間の五感(+第六感)は揃っているとさぼりがちで、
意識すれば、もっと深く使えるようになるのではと感じました。
今回体感したことを思い出して、また写真を撮っていきたいです。

ーー
少しだけ、他の一般のお客さんに気を使ったような・・
いや、実際には話し声や大きな音は出していないので、
なんら気負うことは無いのですが。不思議な感覚でした。
聴覚を抑えた時点で、周囲に張るレーダーのような感覚が動き出したからなのか・・?

ーー
楽しい、新鮮だった、では、足りないぐらいの体験でした。
「見る」ことの重要さ、本当の「見る」への道しるべ・・
そう、まだまだ齋藤さんの「見る」授業は終わってない感じがします。

そして、私の中にはこのWSの衝撃が、まだまだ渦巻いています。
まだ、まとまってないのだと思います。

ーー

現在、箱根 彫刻の森美術館で開催中の澁谷征司写真展「LETTERS」が
好評につき、会期が延長することになりました。

お誘い合わせの上、ぜひ足をお運びください。


「LETTERS : 瞬きと旋律」

会期

12月30日(金) 〜 2012年3月20日(火)

会場

彫刻の森美術館 : マルチホール

〒250-0493 神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121
TEL: 0460-82-1161
HP: http://www.hakone-oam.or.jp/

トークイベント

2012年3月3日(土) 13:30 〜 14:30
マルチホールにて


《主催》 彫刻の森美術館
《協力》日本通運株式会社東京ベイエリア支店 / 株式会社フレームマン

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©Seiji Shibuya
2月8日の産經新聞朝刊の「After 3・11」のコーナーに写真集『極東ホテル』の鷲尾和彦さんが写真と文章を寄稿しました。

たった「1枚」の中に

 東京都港区のギャラリーAKAAKAで、震災による津波被害を受けた写真約1500枚を展示する「LOST&FOUND展」が開催されている。この写真を収集した「思い出サルベージ」プロジェクトは、津波で流され泥をかぶってしまった写真を洗浄し複写し、その写真の持ち主に届ける活動を行ってきた。昨年8月に宮城県山元町の活動現場を訪問したとき、一枚一枚い たわるように写真を洗い続けるスタッフの方々の姿に強く心を動かされた。

 日常をとらえたその膨大な枚数のスナップ写真には、何が写されて いるのかはっきりと分からないものもある。人物が写っていてもそれが誰なのか判明しにくいものもある。しかし、たとえ「像」が損なわれても、そこに写し出 された存在の「影」は決して薄れたようには感じられなかった。むしろその一枚一枚の中には、多様な物語や時間や記憶が幾重にも積み重なり存在しているとい うことを強く感じた。
 それは、流され、変色し、損傷し、削りとられてしまった不鮮明な「像」の向こう側に、いま目の前には見えない存在を「見ようとする」、見る側の視線と想像力とが呼び起こされるからに他ならない。

 「見る」のではなく「見ようとする」こと。見えるものだけではなく、見えない存在を想像しようとすること。その時、時も場所をも超えて出会うことができるかもしれない。それも全て私たちの想像力しだいなのだ。

鷲尾和彦

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宮城県山元町

浅田政志がパシフィコ横浜で開催される「CP+2012」にて、下記の通りセミナーを行います。
お誘いあわせの上、ぜひご参加ください。

浅田政志セミナー

日時

9日 13時10分~13時55分
10日 12時10分~12時55分
ペンタックスブースにて
http://www.pentax.jp/japan/news/cpplus2012/

11日 13時~14時
エプソンブースにて
http://www.epson.jp/ec/event/cpplus/#sm4

以上、計3回。


会場

パシフィコ横浜

〒220-0012 横浜市西区みなとみらい1-1-1
TEL 045-221-2155


CP+2012
2月9日(木)〜2月12日(日)
http://www.cpplus.jp/

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