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「写真家は東北で何を見たのか?」

震災後、桜の開花に導かれて東京から福島へと旅して
撮影された新作「すべては初めて起こる」を発表する大森、
5年に渡って東北の深層を丹念にリサーチし、
人々の暮らしや儀式を撮影した写真集「東北」(リトルモア)を上梓した田附、
宮城・山元町で津波によっ て持ち主の分からなくなった写真を
洗浄、データ化することで返却していくプロジェクトに関わっている高橋、
3人の写真家それぞれが東北の地で体験したこと を語り合います。

日時

2011年12月2日 (金)
open 19.00 / start 19.30

会場

VACANT

東京都渋谷区神宮前3-20-13
HP : http://www.n0idea.com/vacant/top.html

出演

大森克己
田附勝
高橋宗正

ご予約 / 料金

メールでのご予約が必要となります。
 booking@n0idea.com
※ 件名を「写真家は東北で何を見たのか?」とし、本文に「お名前/人数/ご連絡先」を記入したメールをご送信ください。
※ 万が一、2,3日経っても返信がない場合は、03-6459-2962(VACANT)までお電話ください。

¥1,000 (お支払いは当日になります。)

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ⓒKatsumi Omori「福島県福島市 2011」

写真集『夜明け』の写真家・山内悠が、西荻ブックマークのイベントに出演します。
定員があるイベントなので、ご都合宜しい方はぜひお早めにご予約ください。


西荻ブックマーク


日時

12月11日 (日)
開場 16:30 / 開演 17:00


会場

今野スタジオマーレ

東京都杉並区西荻北3-13-12
TEL: 03-3395-4191
http://www.konnoshoten.com/map.html


料金・定員

1,500円 / 定員 30名


ご予約

ご予約はこちらから


――地上3000メートル、富士山から望む奇跡。600日間にわたる雲の上の旅――

地球と宇宙の境界線、雲平線(うんぺいせん)の彼方に日が昇り、訪れる「夜明け」。
地上3000メートルの高さにある富士山の山小屋で600日間、山内悠は「夜明け」を
追い求めた。その輝きは人生の生死、地球の周囲を超え、宇宙の呼吸である。
そのひとつひとつは全ての人に、今、たっているこの場所の尊さを教えてくれるだろう。

NBMではめずらしい写真家の登場です。
全国数か所で行われたスライドトークに加え、
写真集「夜明け」の撮影場所である、富士山の山小屋において
10月に行われたスライドトークも盛況に。

「夜明け」の写真と、山小屋での生活の様子をもとに、山内氏のおおらかで朗らかな口調にて

地球とともに生きる、ということをNBM仕様でより掘り下げて語っていただきます!

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©Yu Yamauchi / AKAAKA Ary Publishing, Inc.

澁谷征司さんが「papyrus」の表紙で野田洋次郎(RADWIMPS)を撮影しました。
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澁谷征司さん『DANCE』の作品が、
佐々木中さん著作の『アタラクシア 3 - 砕かれた大地に、ひとつの場所を -』のカバー写真になりました。
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産經新聞では【After 3・11】というシリーズで様々な作家が寄稿しておりますが、
そのシリーズの一環で、SANKEI EXPRESSでも文章と写真が掲載されております。
3ページにわたっての特集で、大きいサイズの写真も含め、複数の写真をご覧になれます。

今回は10月29日に掲載された、黒田光一さんの記事を紹介します。

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写真集『夜明け』の山内悠さんが10月26日産經新聞朝刊の「After 3・11」のコーナーに寄稿しました。

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宇宙の構成要素として...

夜。船は太平洋沖を北上している。僕は北海道へ向かっていた。
360度、見渡す限り水平線が続く。
やがて、船を照らしていた満月が沈むと、僕は無数の星たちに包まれた。
甲板に立って見上げると、まるで宇宙に浮いているようだった。それはただの比喩ではなく、
地球というのが宇宙空間をめぐる惑星であるということが、とてもよく理解できるひとときだった。  

しばらくすると星は位置を変え、風の向きも波の高さも変わっていた。
水平線のかなたから闇が溶け出し、夜明けが訪れようとしている。すべてが廻(まわ)り続け、動き続けている。
月が沈み、太陽が昇る。この光景はおそらく何万年も変わることなく続いている。  

僕らはそのすべての一部として誕生し、存在しているということを、
いつの間にか忘れてしまっていたのではないだろうか。
 
山の上や飛行機から景色を見下ろしたとき、街が瘡蓋(かさぶた)のように見えてしまうことがある。
そしてこの地球が大きな生きものとして思えてくるのだ。
現在、人間が築いたものは、どんな大都市であれ、
ほんのわずかな期間だけ、その表層に存在しているにすぎないだろう。

もともとのスケールの違いからそれは仕方がなく思えてくる。
地球規模の変動のなかでは、千年に一度の出来事も、それほど特別なことではないだろう。
僕らにとってはもちろん、日々の小さな営みこそ大切だが、
この地球の一部として、この宇宙の構成要素として、いま、人間はどのように在るべきなのか。
そんなことも問われているような気がする。  

東日本大震災の震源地は、この先の、それほど遠くない場所にあるはずだ。
船はさらに北上を続ける。そして大海原は、ひたすらにおだやかだった。

山内悠

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