2025年夏に、神奈川県立近代美術館 葉山で開催された、上田義彦の40年にわたる活動を総覧する展覧会「いつも世界は遠く、』。公立美術館では約20年ぶりとなる展覧会に際し刊行された、768ページにわたる本書は、上田義彦の代表作から未発表の初期作品、最新作まで、自ら現像とプリントを手がけた約580点を収録し、展示とともに大きな話題を呼び、たちまち品切れとなっておりました。
このたび重版出来となり、最新作から時系列を逆にたどる新鮮なこのレトロスペクティヴが、再びお手に取って頂けるようになりました。
流れる時間を心から愛し慈しみ、今もなお、その遠さの向こうに世界を愛おしく見つめ続ける、上田義彦の眼差しの「旅」──。四十年の写真の軌跡が、私たちの時間と静かに響き合い、世界との出会いを再びひらいてゆきます。ぜひお求めになって頂けましたら幸いです。
(2026.4.20 重版出来)
