2014年12月アーカイブ

クリープハイプの尾崎世界観さんが責任編集の雑誌『SHABEL』で6人の高校生を撮り下ろした「NEW TEXT - SCHOOL OF LOCK!」が掲載されています。ぜひご覧ください!


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尾崎さんとは写真と雑誌に対する思いで意気投合し、今回の撮り下ろしということなりました。「SCHOOL OF LOCK!」というラジオ番組で被写体の募集をし、全国から集ってくれた高校生を撮影。それぞれの撮られたい思いに感銘を受けたことをまだ体で覚えています。

今回の写真が、写真にそれほど近くない若者にも興味を持ってもらえるきっかけになればと思っています。(小野)



尾崎世界観 責任編集「SHABEL(シャベル)vol.1」

http://www.m-on-books.jp/magazine/id201428


「クリープLOCKS!」募集ページ

http://www.tfm.co.jp/lock/creep/shabel/


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デザイナーの鈴木成一さんの著書『デザイン室』にて、写真集『NEW TEXT』制作についてのエピソードが紹介されています。

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特に表紙についての解説が面白い。鈴木さん「NEW TEXTの表紙、地獄でした(笑)」!

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『NEW TEXT』の装幀を鈴木成一さんに手がけていただいたのは『桐島、部活やめるってよ』でご一緒したことがきっかけでしたが、その撮影の経緯についても詳しく語られています。ぜひご覧ください!(小野)



鈴木成一『デザイン室』(イースト・プレス)

中国の雑誌「知日」に『NEW TEXT』が特集されました!

グラビアとインタビューを含めた、12ページにわたる作品掲載です。

NEW TEXTシリーズから23点が掲載。


下記にロングインタビュー和訳を掲載します。(小野)


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INTERVIEW  小野啓(日本語訳)

Q.
  いつから写真を撮り始めたのでしょうか。撮影の魅力は何だと思いますか。
A.  撮り始めたのは僕が23歳の頃から。撮影をし、1枚の写真に定着させることで、そこに現実を超えたものが立ち上がってくる。そのことが魅力だと感じている。

Q. なぜこのようなプロジェクトを始まったのでしょうか。なぜこのプロジェクトを完成するために、10年間までをかけたのでしょうか。
A. 高校生という対象への関心からこの作品はスタートしたが、撮影を続けるうちに、長い年月をかけて高校生を撮ることで、日本の社会を捉えることができるのではと思うようになった。そして、そのためには10年撮り続ける蓄積が必要だった。

Q. 自ら被写体を選ぶことはせず、被写体募集という形式にした理由は何でしょうか。
A. 自分で選定することによって、被写体が恣意的になることを避けるため。結果的に、募集をすることで被写体は撮影に対して積極的であり、それが写真の強さにつながっているのだと思う。そして、僕は被写体の気持ちを素直に受け入れることを心がけた。

Q. なぜ被写体を高校生に特定したのでしょうか。
A. まず最初に、人間に関心があります。その中でも、大人でも子供でもない高校生の年代は、未成熟ながらも人としての根本の姿があるように思ったから。

Q. 写真集は、主に高校生たちに関するどのような内容を記録したのでしょうか。
A. 日本のアニメや漫画などの想像力では、何か青春の光のイメージとして捉えられがちな高校生たち一人ひとりが、光だけでなく闇をも内包し、それぞれの地で悩み考えながら、確かに存在していること。そして、彼らを取り巻く事象をそのまま記録した。

Q. 『NEW TEXT』を完成した前に、もう高校生を主題にした写真集『青い光』を刊行したそうですね。その作品について、少し紹介して頂けませんか。『青い光』は『NEW TEXT』が表現したものと、どんな違いがありますか。
A. 2006年に刊行した『青い光』では高校生が持つ青春性への関心が強かったが、『NEW TEXT』はそれだけではなく、日本の風景の変遷や、彼らが身につけている制服の変化などの歴史性、時間の蓄積が重要だと感じるようになった。『青い光』の頃から、より射程が広がったものが『NEW TEXT』である。

Q. 撮影のために、全国各地に行かなければならないですね。それを通じて、写真に何か新しい価値を加えたのでしょうか。
A. ある地域だけではなく、日本全国に赴き撮影することで、都市と地方との差異や均質性を捉えることがまず作品の根底として重要だった。

Q. 撮影の過程中に、ピンチに遭遇したことはありませんか。
A. トラブルに遭ったことは一度もない。一般の未成年を撮影していることで何度か警官に職務質問されたことはあるが、高校生自身が私を庇ってくれた。

Q. 心に残した被写体、またはエピソードはありませんか。
A. 撮影した高校生から、「自分の存在を見つけてくれてありがとう」と言われたことが印象に残っている。写真をやっている意味を心から感じることができた。
また、撮影を行なってきたこの10年間で、高校生からのメールの分量が減ってきたことが興味深い。ツイッターなどSNSの普及によって、コミュニケーションの形が変化してきているのだと思う。

Q. このようなプロジェクトをまた始まりますか。最近はどのような作品を制作しているのでしょうか。
A. 撮りたいテーマは一環して人間です。人間はもっとも分からないものであり、だからこそ、その考えや行動が興味深く思います。
現在は、人間が作り出した消費空間であるショッピングモールに関心があり、テーマとして制作している。

ーありがとうございました。




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