田川基成『北海道』

田川基成『北海道』


Book Design:鈴木千佳子

発行:赤々舎

Size:H216mm × W276mm
Page:180 pages
Binding:Hardcover

Published in February 2026
ISBN:978-4-86541-221-5

表紙2種類(中身は同一)
2 types of covers(Same Contents)

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About Book


本書は、写真家・田川基成が18歳から24歳までを過ごした地、北海道を撮影した写真集である。
かつて目の前の自然のみに向けられていた視線は、上京ののちに生まれた距離──「異郷であり、同時に第二の故郷でもあるような」感覚を通して、この土地に刻まれた歴史背景を含むようになっていった。

明治2年(1869年)、アイヌ民族が先住していたこの島は「北海道」と改称され、同じく植民地だったアメリカ合衆国をモデルに、急速な入植と近代化が推し進められた。屯田兵の入植にはじまり、日清・日露・第一次世界大戦と呼応するかたちで内地からの累計200万人を超える移民が続いた。
終戦期には東京大空襲などの戦災者や、樺太・満州など外地からの引き揚げ者も受け入れ、戦後はさらなる開拓と経済発展の道を歩んできた。こうして「北海道」が形づくられてから、150年以上の時間が流れ、現在の風景の基層を形づくっている。 

写真家となって約10年、前作『見果てぬ海』(日本写真協会新人賞受賞)で故郷・長崎の海を漂った写真家は、西の海の移動と並行するかのように、北の地上を歩き続けてきた。北海道で生活をしていた21年前と比べ、その旅の中で変わったもの、変わらないものがあった。
「北海道」とは一体どんな土地なのか── 全道を巡り続けるロードトリップの途上で出会った人々の肖像、土地に刻まれた痕跡、そして自身の記憶と向き合いながら、立ち現れる光景を中判フィルムに収めていった。

いま目の前に広がる風景は、自然と開発、記憶と歴史、個人的時間と近代という長い時間の交差点にある。
その重なりのなかに現れる北海道を見つめ、その現在と時間の層を静かに浮かびあがらせる写真集。


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田川基成 写真展「北海道」


会期: 2026年2月3日(火)~2月16日(月)

時間:10:30~18:30(最終日は15:00まで)

会場:ニコンサロン(東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー28階)


日曜休館、2/11(水・祝)休館


Artist Information

田川基成

写真家。1985年生まれ、長崎県出身。2010年、北海道大学農学部森林科学科卒業。離島出身のルーツと移り暮らしてきた土地の経験を通し、移民と文化、風景・土地と記憶などを題材に、地域の歴史と個人の記憶を行き来しながら制作する。第 20 回三木淳賞、2022 年日本写真協会新人賞を受賞。
主な展覧会に「ジャシム一家」(ニコンサロン銀座 / 大阪、札幌市教育文化会館)、「見果てぬ海」(ニコンサロン東京、伊都郷土美術館、コクラヤギャラリーほか)、「土地の教会」(EUREKA)、「海の記憶」(LIBRIS KOBACO、Gallery Y)、主な写真集に『見果てぬ海』(2020 年、赤々舎)がある。福岡県糸島市在住。


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