GOTO AKI 『terra』


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    GOTO AKI 写真集 『terra


  編集:池谷修一

  アートディレクション:三村漢

  発行赤々舎

  サイズ:240 mm × 252 mm 
  ページ数:128 pages
  上製本 

  Published in January 2019.
  ISBN: 978-4-86541-093-8

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About Book


地球[terra]の表情を追い、かつてない「風景」へ。



「人間の時間的な尺度から離れて、地球という惑星の膨大な時の流れの中で日本の風景を捉えたらどう見えるのだろう」 
その問いを抱いて撮影を続ける[terra]のシリーズ。 
風景のなかに分け入り、律動する風景に反応する。 
網膜に引っかかるのは<場所>ではなく、<光・時間・色・造形・音・気温・匂い・風>という要素。 
眺めとして捉えられる風景ではなく、情緒や既視感をそぎ落とし、変化し続ける風景を受け入れる。 
時の堆積と一瞬。風景とスナップショットが激しく交わり、 
歴史を穿つ風景写真が立ち上がる。




肉眼で見る風景の表情を、平面の写真へ「翻訳」することで、情緒や既視感はそぎ落とされ、現在の光と風景に堆積した時の痕跡が写真として浮かび上がります。私はそこに太古の時代から続く、惑星の根源的な美を観るのです。 

モチーフである撮影地は、日本の観光地や誰でも登坂可能な山々が大半です。人間が新陳代謝をするように、風景を生き物のような動体として捉えると、目の前の風景が、見たままとは異なるイメージとして膨らみ、スケール感を超越して、私の目を魅了します。 

作品は、その発見の衝動を押し広げるものでありたいし、鑑賞者の心を通過する時には、また別のイメージとして立ち上がるものであってほしい。そんな無形の広がりを願うのです。 
── GOTO AKI 


Exhibiton Information 


キヤノンギャラリー品川:2019年1月19日(土)~3月4日(月)




Artist Information 


GOTO AKI(ごとう あき) 

1972 年神奈川県川崎市生まれ。上智大学経済学部経営学科在学中、世界一周の旅(1993~94年)を機に写真と出会う。卒業後、丸紅株式会社にて天然ガスのパイプライン輸送業務に従事。退職後、東京綜合写真専門学校写真芸術第二学科に入学し、鈴木清、小林のりおに学ぶ。1999 年より写真家として活動を開始。 写真集に『LAND ESCAPES』(2010 年)、『LAND ESCAPES FACE』(2015年)(ともにtraviaggio publishing)、『terra』(赤々舎・2019 年)がある。 主な個展に「terra」(キヤノンギャラリーS・2019 年)、「event horizon ―事象の地平線―」(ふげん社・2021年)、「TERRA 2024 ―身体と空間―」(キヤノンギャラリー・2024年)、「旅垢離(タビ・ゴリ)―非線形の風景―」(ふげん社・2025 年)など。主なグループ展に「東京好奇心」(Bunkamura ザ・ミュージアム・2020 年)、「写真家はどこから来てどこへ向かうのか ―世界を歩き、地球を変換する写真」(西野壮平との二人展、Gallery Forest・2021 年)などがある。 2020年、日本写真協会賞新人賞受賞。武蔵野美術大学造形構想学部映像学科(2017~25 年)、日本大学芸術学部写真学科(2021~2023 年)にて非常勤講師を務め、2024 年より日本大学芸術学部准教授。