小野啓写真集『NEW TEXT』がこのたび第26回「写真の会」賞を授賞しました。
つい先日、『NEW TEXT』が第26回写真の会賞に決定したとの報告をいただきました。
応援、ご支援いただいた皆さん、ありがとうございます。心よりお礼申し上げます。
なお、8月頃に受賞作品展がPLACE Mにて開催される予定です。また展示にて作品を観ていただける日を楽しみにしています。
詳細につきましては、追ってこちらのブログにてお知らせします。(小野)
GWさなかの5月5日(月・祝)に東京ビッグサイトで開催されたコミティアに出展しました。コミティア参加は3回目です。
昨年に引き続き、坂口トモユキさんの「tsaka.jp」のブースから。今回はいよいよ完成した『NEW TEXT』を出展してきました。
コミティアの入場者数はコミケには勿論及ばないものの、それでもかなりの数の来場者があり、その熱量に大きな刺激を受けてきました。写真とは違うジャンルの方との出会いがあるのも魅力です。
ご来場、ご支援いただいた皆さん、ありがとうございました。(小野)
5月5日に東京ビッグサイトで開催されるコミティア108で、
小野啓が E60b「tsaka.jp」 のブースから出展します。
今回のコミティアでは、いよいよ写真集 『NEW TEXT』 を販売する予定です。
また、今回の新刊としては、明るい廃墟、ネオ廃墟と呼ばれ話題を集めている滋賀のショッピングモール「ピエリ守山」をテーマとした自作冊子を作りました。(限定30部)
イベントの特典として、会場で『NEW TEXT』をご購入の方にはなんと、こちらの冊子をプレゼントします!
ぜひお越しください。
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『NEW TEXT』の表紙は、これまでに撮らせてもらった高校生・元高校生にNEW TEXTの文字を書いてもらい、それを写メで撮ってもらった画像を集めて、あたかも寄せ書きのようにデザインしたものになっています。
その1つ1つの文字は、それぞれの人生の今を表していると思います。
例えば、パン職人を目指して現在パリで修行をしている女の子のNEW TEXTは、厨房でまぶした小麦粉の上から指でなぞって文字を書いてくれたもの。
あるいは、ロンドンの芸術大学でデザインを学んでいる男の子は、ちょうどタイポグラフィの授業中だったようで、その授業の中でNEW TEXTを書いてくれた。こうしたワールドワイドな例もあったり、それぞれの物語があります。
この表紙案に決めてから形にするまでには本当に時間がなかったのですが、数百件ほどの文字が無事に集まったことにとても感激した。
ただ「NEW TEXTという文字を書いてくれればいい」とお願いしただけなのに、教室の黒板にチョークで書いてくれたり、顔にペインティングして書いてくれた子もいたり、みんなそれぞれ凝った文字を仕上げてきてくれた。そして、その文字を通してみんなが今どうしているのか、を感じ取ることができた。表紙にはそれらが定着されています。
一例を挙げてみましたが、その数百の文字の数々もいずれ紹介したいと思っています。(今、久しぶりにNEW TEXT文字の一覧を見たら感極まってきた...泣)
デザイナーの鈴木成一さんには、写メで送信されてきた数百枚の画像からこれら1つ1つの文字を抽出していただき、その作業は本当に大変なものだったと思います。
1人1人の写真を撮り続けてきて、10年をかけてこの写真集になったように、まさに多くの方の協力のもと、形になったのがこの表紙です。(小野)
ちょっと前になりましたが、フランスの『RÉVÉLATIONS』という本に作品が掲載されました 。
『RÉVÉLATIONS』は日本の写真家についての研究書的な本で、そうそうたる写真家さんたちと共に載せてもらっています。僕と同世代とか、比較的若い写真家が多く掲載されているのが特徴。別ページに新作も載ってたりします。
個人的に面白かったのが、付録(?)の小冊子『MA CAM'』。
掲載写真家のカメラを持ったポートレートと、使用カメラとフイルムのデータが載っていて面白いです。