【Pre-Order】榮榮&映里『Love Songs — 始まりの光』

榮榮&映里『Love Songs — 始まりの光』



Book Design:町口覚、宮一紀(MATCH and Company Co., Ltd.)

発行:赤々舎

Size:H240mm × W240mm
Page:104 pages
Binding:Softcover, Smyth-sewn

Published in April 2026
ISBN:978-4-86541-227-7

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About Book


中国と日本、それぞれの場所で活動していた二人の写真家、榮榮(ロンロン)と映里(インリ)。
1999年、東京で出会った二人は、言葉を共有できないまま、写真を送り合うことで関係を深めていきます。

本書『Love Songs』は、そのやりとりの軌跡を、写真と現在も残る手紙によって編み上げた一冊です。
互いに送られた写真の周囲には、中国語、日本語、英語で断片的な言葉が書き込まれています。それらは相手へのメッセージであると同時に、言語や国境を越えてつながろうとする、自らへの誓いのようにも響きます。

二人のあいだで交わされたのは、写真だけではありませんでした。
初めての出会いのあと、映里が榮榮に手渡した小さな贈り物——ガラスの中に封じ込められた黄金虫のキーホルダー。
そのささやかな光を宿した存在は、これから始まる往復のやりとりを予感させる、ひとつの起点のようでもありました。 

2022年には、パリのヨーロッパ写真美術館にて開催された展覧会「Love Songs: Photography and Intimacy」において、本シリーズ〈Personal Letters〉が初めて公開されました。本書には当時ディレクターを務めたサイモン・ベーカーによる寄稿も収録されています。

きわめて個人的な往復から生まれたこの作品は、人と人が出会うこと、そして写真というメディアがどのように存在しうるのかを、静かに、しかし深く問いかけます。

それは、二人のあいだで始まったひとつの「歌」が、やがて世界へとひらかれていく、そのはじまりの記録でもあります。
そしてこの出会いは、やがて二人の名前がひとつになる、その創作のはじまりでもありました。

“この作品は、コラボレーションを表現の中核的実践とする完全な意味での「芸術作品」であると同時に、私的な意思疎通における障壁を乗り越えるために必要な実践としても理解されねばならない。愛や願望を伝え合う手書きの文字(制作完了後に加筆されたもの)は、一種のサブテキスト(言外の意味)やサーテキスト(表面上の意味)となっているが、視覚的コンテンツもまた、それ自体で愛に関する一連のステートメントであり、二人で一緒に、また離れて別々に共同制作したものだ。榮榮&映里が新たに共有した写真という言語を通じて表現することができると考えたコンテンツの一例である。「Personal Letters」という作品は、奇しくもきわめて予言的な形で、スタイルと内容の両面から、もはや榮榮と映里という個別の存在ではない、「榮榮&映里」というデュオの時代の始まりを告げている。”

── サイモン・ベーカー


Related Exhibition

榮榮&映里 出版記念作品展
「Love Songs — 始まりの光

会期:2026年4月13日(月)〜5月31日(日)

時間:13:00〜19:00

会場:京都三影堂 (京都市京都府中京区柳馬場通二条下ル等持寺町27)

入場無料

不定休のため、ご来店前に Instagram @kyoto_saneido をご確認ください。


Artist Information

榮榮&映里

榮榮と映里によるアーティストデュオ。2000年より共同で制作を行い、人と自然との関係性を自身の身体を媒体として表現した作品や、生活を通して中国の社会的現実を捉えた作品などを発表。代表作に『富士山、日本、2001年』や『六里屯、北京』(1996~2003)、『妻有物語』(2012~2014)などがある。
2007年、北京・草場地芸術区に「三影堂撮影芸術中心(Three Shadows Photography Art Centre)」を設立。2009年からは、中国の若手写真家を発掘・支援するための「三影堂撮影賞/ Three Shadows Photography Award / TSPA)」を主催。2015年には、アルル国際写真フェスティバルと正式提携した国際写真祭「ジメイ×アルル国際摂影季」を立ち上げる。
主な展覧会に「大地の芸術祭越後妻有アー トトリエンナーレ 2012」(新潟、2012年)、「写真のエステー五つのエレメント」(東京都写真美術館、2013年)、 「LOVE展:アートにみる愛のかたちシャガールから草間彌生、初音ミクまで」(森美術館、2013年)、「即非京都」 (KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭、2021年)、「Love Songs」(MEP、2022年/ICP 2023年)など。近年では、M+(香港)、ハウス・デア・クンスト(ミュンヘン)、テート・モダン(ロンドン)、ハーシュホーン美術館(ワシントンD.C.)、ヨーロッパ写真美術館(パリ)、国際写真センター(ニューヨーク)、ハイ美術館(アトランタ)など、世界各地の美術館で広く作品が紹介・収蔵されている。
2022年、日本写真協会賞国際賞 受賞。現在、京都を拠点に活動を展開している。


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