7月24日(土)、25日(日)の2日間、ここ清澄白河のAKAAKAでは、本のサンプルセールを開きます。
赤々舎の写真集をサンプル本にかぎり、大幅に割り引いてお出ししますので、ぜひ覗いてみてください。時間は、12時〜20時となります。
でもサンプルだけでは、タイトルが限られてしまうな。
写真家のみんなの蔵書からもお出しできるかもしれません。
写真集を1冊といわず、2、3冊抱えて帰っていただきたいこの企画、より詳細をつめてまたご案内します。


日本のドラァグクイーンは80年代のNYのクラブシーンを模倣すると言う形でスタートし、日本と言う まさに独自の文化を持つ孤島で進化しました。僕はシモーヌさんが始めた頃のドラァグのシーンを一 部の映像でしか見た事はありませんが、恐らく今回の写真に関して言えば、そのシーンの黎明期から 爛熟期に当たる、狂乱の時代を切り取る事が出来たものだと思っています。 そしてその日本のドラァ グ、というのが、再びNYに逆輸入と言う形で戻ってゆき、出版と言う形で再び世界へと流れてゆく、 という循環を作り出せたのであれば、僕の写真家としての使命はほぼ達成されたと言っても良いかも しれません。そういう意味で、今回の本を見た若い世代の子達が、付け睫毛とウィッグで武装し、欺瞞に満ちた社 会に対して全く別の「欺瞞で」それを無効化し、笑い飛ばし、陳腐な歌をリップシンクしながら、日々 自分たちに押し付けられる「何か」に対して抵抗し、それを破壊していくーそうやって新しい世界を 自らのものにするーそういうきっかけになって欲しいと思います。そういう点で本のお値段がお手頃、というのも本当に良かった(笑)。高い本はお金持ちの年寄りしか 買えませんから。やっぱりこの本は若い世代に見てほしいですし、そうあるべきものだと思います。 時間はかかりましたが、こうやって形になったものを見ると、やはり感慨がありますね。
いやもう本当にありがとうございました。畑智章
今秋、赤々舎は共同出版による企画を2冊刊行致します。
畑智章 「The Night Is Still Young」(夜はまだ早い) NYのPower Houseとの共同出版
ジョナサン・トーゴヴニク 「ルワンダ ジェノサイドから生まれて」 NYのApertureとの共同出版
黎明期のドラァグ・クイーンたちを撮影した畑さんの写真集は、いよいよ制作が佳境に。日本語版と英語版では表紙のデザインも異なっていて、それはこの写真集に何を見ているかという重点の違いであると思う。デザインはずべて町口景。 この写真集は実際に形になるまでに時間がたっぷりあったので、構成を間隔をおいて見直すことができ、それもよかった。近日、ふたつの表紙を並べてお見せしながら、「夜はまだ早い」という内なる叫びのようなものに触れてみたい。
そして今日、ジョナサンの写真集のサンプルが届いた。これは本当に美しい本だ。企画・翻訳をしてくれた竹内万里子さん、日本語版デザインの町口景、そして口幅ったい言い方ながら私の、なにか希望のようなものにつながる本だ。 坂本龍一さんの帯の言葉を、今日は引用してみたい。
「こんなヘビーな本なのに、不思議に心がゆったりした。
きっと子供たちの目が、めちゃくちゃ美しくて、それに救われたんだと思う」 坂本龍一






弊社より今春写真集『スカイフィッシュ』を刊行した高橋宗正さんと、同じく昨年『LENSMAN』を刊行した石塚元太良さんが、下記の通りトークイベントを開催する事となりました。
皆様お誘い合わせの上、ご参加下さい。